ariとchunの楽しい馬生活

馬に乗る事よりもお手入れが好き。こだわりの馬具、こだわりのお手入れ、楽しい馬生活。

駈足発進はOKです!

2006年03月16日 | sun
「SUN!」呼ぶとぼ~~っとしていたSUN、目を大きく開けてこっちを見た。
今日も私の前に1つお仕事。ウォーミングアップ完了です。
最近、なんだか疲れていて往復の電車で熟睡してしまう。
だる~~い体を引きずってクラブに行くのだけど、不思議なもんで、クラブで
彼らの姿を見るだけでちょっと元気になる。
そして乗ればもっともっと元気になる。
いつもいつもありがとう。

この前から自分の乗り方を少しずつ体が思い出してきています。
座りの安定、視界良好、鎖骨を開くこと、ソフトで意志のある拳。
座り込まないように、馬の動きをじゃましないよう一緒に動こうと思って
少し前に乗っていたようです。
すごく微妙ですが。
以前、日本トレッキングでヤン・トレプトゥさんにレッスンを受けた時の感覚が
少しよみがえってきました。
不安げに前の方にチョコンと乗っていた私に、「いいからもっと思い切って
座りなさい。」とアドバイスをくれて、また軽すぎる拳の握りに「このくらい
きちんと持ちなさい。」と私の手を握って教えてくれました。
それ以降、座りに対する感じ方が変わり、またすごく自然に楽に座れるように
なりました。
日々、いろんなアドバイスを受け続けているわけですが、結局は自分で気付く
こと、それがないと前にはすすめません。
たくさんたくさん考えて、試して、失敗してそして上手くいった時に、やっと
先生はこのことを言ってたんだってわかるんです。

SUNに跨ってて、うまくいかない時、私はたくさんたくさん考えます。
レッスンの最初から振り返ります。
いつも結果は、SUNを集中させることができなかったこと、自分の扶助が刺激に
なってしまったこと、その2つです。
結局、私がいっぱいいっぱいで余裕がない。
だけど、ここ数鞍は強く「SUNはできる」と思えています。
できることはわかっているんです、ずっとずっと前から。
だけどそれは頭でわかってるだけで、心からそうは思えてなかった気がします。
ここ数鞍は安心して運動ができていて、扶助も細やかに送ることができている
気がします。
昨日もSUNは横で上級者の気になる障害レッスンがある中、とても落ち着いて
いました。私も耳がピクピクする度に、SUNに声をかけますが、ちゃんとその声を
聞いています。
鬼門の右手前駈足も落ち着いてゆっくり発進できます。
そして左手前の駈足、いつも反対が出てしまうのですが、まったく問題なく
正手前の発進ができました。
ここ数鞍、一度も逆が出ていません。
もっともっと繊細に、細やかな扶助が送れるように、SUNに集中してもらうために
まずは私が集中しないといけません。

私でお仕事が終わりのSUN。お昼を我慢してのお手入れはたまんない感じでした。
「早くっ、馬着!早くっ、蹄油!早くっ、リード!!」って感じで私の動きを
必死で目で追っていました。
馬房に着くと、一目散に飼桶に…。
片足を上げてご飯を食べていました。
コメント
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