夫婦も40年近く暮らしていると、妻からは尊敬されることはほとんどない。
むしろ、その反対の目線を多く感じる、今日この頃である。
昨日、3年に一度という、まるで五輪並みの村の文化祭が開かれるので、作品を事務局に運んだ。
北海道新聞に入選した自作の詩を、書にしたものだ。
そこで、最近鮭が釣り始めたという情報を仕入れた。
夜、竿の点検をし、仕掛けをこしらえた。
「メスの鮭を頼みますね」と、イクラ丼の大好きな妻が言う。
「よし、メスだな。期待しておけ」と、菅内閣同様の「有言実行・マニフェスト」を広言する。
今朝、暗いうちに河口付近の海岸に出た。今年初めて鮭釣りだ。
※今朝の日の出前
水平線上の雲が日の出で輝き始めたとき、グ・グ・グと、鮭独特のあたりが。
グイット、竿を引き上げる。ゲ・ゲ・ゲ・ゲット!
隣で釣りをしているおじさんが駆け寄ってきた。
「でっけえもんだぜ。銀・銀だ。メ・メスだぞ。イクラたっぷりだべさ」
鮭釣りは釣った本人もうれしいが、周囲の人も、次は自分だとの期待感で、気分が高まるのだ。
日が昇ると周囲には10数名の釣り人がいたが、釣ったのは私のも含め数匹で、成果は芳しくなかったようだ。
玄関を開けると妻が出てきた。
「釣った?」・・・「いやだめだった」
「初めて行ったのに、そう簡単に釣られる魚なんていないわね」・・・。
尊敬の反対の眼差しである。
車から鮭を取り出し、妻を呼んだ。
※体長74センチ・体重3,45キロ。甲種合格。誰も歩いていない砂浜はじゅうたんの様だ。
「どうしたの、朝食の準備でいそがしいんだから」
「え・えっ!、鮭釣ったの!・・・メ・メスなの」。
眼差しは軽蔑の反対の眼差しに変換される。
台所から、軽快な鼻歌が流れてきた。
我が家の今夜の食卓には、白い御飯を覆いつくすイクラ丼が、威風堂々と居座るに違いない。
「お父さん、アリガトウゴザイマス」
今年たぶん二度目の、妻からのお言葉があるはずだ。
一度目は、1月の極寒の海で漁をした時の、ウニ丼だった。
むしろ、その反対の目線を多く感じる、今日この頃である。
昨日、3年に一度という、まるで五輪並みの村の文化祭が開かれるので、作品を事務局に運んだ。
北海道新聞に入選した自作の詩を、書にしたものだ。
そこで、最近鮭が釣り始めたという情報を仕入れた。
夜、竿の点検をし、仕掛けをこしらえた。
「メスの鮭を頼みますね」と、イクラ丼の大好きな妻が言う。
「よし、メスだな。期待しておけ」と、菅内閣同様の「有言実行・マニフェスト」を広言する。
今朝、暗いうちに河口付近の海岸に出た。今年初めて鮭釣りだ。
※今朝の日の出前
水平線上の雲が日の出で輝き始めたとき、グ・グ・グと、鮭独特のあたりが。
グイット、竿を引き上げる。ゲ・ゲ・ゲ・ゲット!
隣で釣りをしているおじさんが駆け寄ってきた。
「でっけえもんだぜ。銀・銀だ。メ・メスだぞ。イクラたっぷりだべさ」
鮭釣りは釣った本人もうれしいが、周囲の人も、次は自分だとの期待感で、気分が高まるのだ。
日が昇ると周囲には10数名の釣り人がいたが、釣ったのは私のも含め数匹で、成果は芳しくなかったようだ。
玄関を開けると妻が出てきた。
「釣った?」・・・「いやだめだった」
「初めて行ったのに、そう簡単に釣られる魚なんていないわね」・・・。
尊敬の反対の眼差しである。
車から鮭を取り出し、妻を呼んだ。
※体長74センチ・体重3,45キロ。甲種合格。誰も歩いていない砂浜はじゅうたんの様だ。
「どうしたの、朝食の準備でいそがしいんだから」
「え・えっ!、鮭釣ったの!・・・メ・メスなの」。
眼差しは軽蔑の反対の眼差しに変換される。
台所から、軽快な鼻歌が流れてきた。
我が家の今夜の食卓には、白い御飯を覆いつくすイクラ丼が、威風堂々と居座るに違いない。
「お父さん、アリガトウゴザイマス」
今年たぶん二度目の、妻からのお言葉があるはずだ。
一度目は、1月の極寒の海で漁をした時の、ウニ丼だった。
イ、イ、イ、イクラですか?
ド、ド、ド、どんぶりなのですね!
尊敬しますぅ。
文化祭の書も、早く、早く~。
前々から気になっているのが、お腹のスジコはどこへいったのか?ということです。ノルウェーで腹を割いてスジコだけ取り出してから冷凍にして空輸しているのかしらん? 周りに水産業に詳しいひとがいないのでずっと不思議に思っています。
ここ数年、10月に帰函を続けていましたが、今年は忙しくて行けないと実家へ連絡したところ、せっかくイクラを大量に作って待っていたのに、といわれてしまいました。私も函館へ帰れないのが残念。
ど、ど、ど、丼。う、う、う、美味かったです。数年ぶりで釣った鮭の凄い引きでした。始めの一匹目は緊張し、ばらしたりするのですが、今回は冷静でした。ただ、歳をとったせいですが。今年はこれが最初で最後かもしれませんね。秋味を満喫してます。