函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

北海道自治体学会フォーラム

2010年10月18日 06時58分05秒 | えいこう語る
随分厳めしい名称である。
「マチづくり」について、専門分野の方から様々な角度でマチづくりの提言をいただき、その後、分科会で討論できるという、内容の充実したフォーラムである。
昨日午後から、大沼公園内にある「国際セミナーハウス」での開催だ。
私の村からは車で1時間ほどのところだが、国定公園内の瀟洒なたたずまいのセミナーハウスを、私は気に入っている。
このような会議は市内のホテルでの開催が多いが、真剣に学び討論する場所としては、環境が整っているからだ。
普段田舎暮らしのぼんくら頭が、ハーバードやケンブリッチ大学?の校庭にいるような気分がするからだ。
基調講演は「新幹線時代のマチづくり」で、日本政策投資銀行の方だ。
国内の新幹線駅や周辺のマチの状況が、どうなっているのかを説明。
新幹線が来れば何とかなるじゃなくて、駅から少しぐらい離れても、そこに行ってみたいという、魅力あるマチを作り上げるかだと話す。
北海道に新幹線が通ると、函館市の隣町、北斗市に駅ができる。
その周辺で期待できるマチは、江差・松前だという。歴史・文化の知名度を生かせということだろう。
そのあとに驚くべき言葉を耳にした。・・・「トドホッケ」も??!!
ワワワ、我が村の名前ではないか。
北海道に新幹線が来るというのは、本州並になるというプライドを満足させるだけだ。沖縄の石垣島は観光客や人口が増えている。そこには新幹線なんて走っていないし、走るはずもないと話す。
「トドホッケ・トドホッケ・トドホッケ」という名が、呪文のように私の脳裏を駆け巡る。
続いて分科会。私が参加したのは「平成の市町村合併の考察(道南編)」。
パネラーは合併したマチと、合併しなかったマチの自治体職員である。
ところが、普段道南のリーダーを自認する函館市がパネラーに参加していない。
私はそこを質問した。
函館市にとって、たかが4町村の吸収合併などというものは、通常業務の範囲内ということだろうか。
会議が終了すると、周辺は真っ暗になっていた。


ライトアップされた素敵な会場は「トドホッケ・ガンバレ」のエールで、私を送り出してくれた。
懇親会には出なかったので、なぜ「トドホッケ」なのかを聞くことはできなかったが、答えを私は知っている。
それは私が生まれ、私を育ててくれた故郷だからだ。


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2 コメント

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Unknown (みどり)
2010-10-19 15:04:12
 とどほっけ村、この村が全国的な名所になるとしたら、どう変貌するのでしょう。
一度は行きたい椴法華ですが都会的になっては、つまらないような・・・
 故郷の良さ、故郷の素晴らしさは、自然が豊かに残り、人工化され壊されていない風景が沢山あることのように思えますが、日々の暮らし良さを追求した場合はどうなのでしょうね。
私の浅い知識では、地方が置かれている様々の困難を認識しきれません。
ですが、遠い北海道にも地方自治について真面目に模索し、考えあっている方々がおられる記事には、力強いものを感じます。
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Unknown (■かわぐち えいこう)
2010-10-21 11:56:48
みどりさんへ。田舎は都会を憧れ、都会は田舎を憧れます。都会は都会のままでいいのですが、田舎が都会になってはおしまいです。田舎でも公共の建物など分不相応な立派なののが建っています。マチづくりの基本理念がしっかりしていないのは、公共の建物を見ればわかります。地方自治というのも難しいことではありません。自分の住んでいるところを、よくしようとするだけのことですから。自治は民主主義の基本ですよね。
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