函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

戦争と殺人事件

2023年09月06日 18時43分40秒 | えいこう語る

戦争に前のめりな日本だ。戦争は自衛のためと言いながら大量殺人を発生する行為だ。だから憲法9条で「戦争放棄」をしたというのは理解できる。

 

戦争は他国からの侵略や干渉を防ぐため、やむえなく起きるとはいうが、勝つためには先制攻撃が常套手段となる。満州事変や真珠湾攻撃がその例だ。

 

結果大量殺人を発生させ、世界最強の核爆弾投下で、戦争が終了したのはわずか78年前だ。にもかかわらず、我が国の首相は「敵基地攻撃能力の保有」などということを口にし、軍事費の増強に躍起になっている。

 

アベシンゾウ以来我が国の総理は、ヒットラーに近い人物がその座についている。総理の写真にちょび髭をつければ、それなりにヒットラーに見えてくるではないか。

 

ヒットラーでも、チャップリンが演じたヒットラーのような総理が登場することを、期待したいものだ。

 

2022年に、クラスター爆弾の使用によって世界では1172名が死傷したという。その中でも使用がウクライナに集中しているのが多いという。もちろんウクライナ側もロシアに向け使用している。

 

ウクライナにクラスター爆弾を供与しているのは、我が国と軍事同盟国の米国だ。クラスターの禁止条約(オスロ―条約)には我が国も参加している。

 

もしロシアがウクライナに小型核爆弾を使用したら、米国も小型核爆弾をウクライナに供与するだろう。その時被爆国である我が国は米国に使用禁止を言えるだろうか。

 

いくら軍事同盟国でも、核爆弾を投下された日本は、核使用を再び許すことはできない。それが日本が世界から、評価される最大の行動だからだ。

 

もし米国の小型核爆弾をウクライナが使用し、それを日本が見逃せば、ロシアは日本を敵国とみなし、極東の軍備拡大を強化してくるに違いない。最近北方領土の貝殻島の灯台に、ロシア正教会の十字架を設置する、行為に出ているからだ。

 

そこには北海道での日本のウクライナ援助と日米軍事演習の拡大を、ロシアが懸念しているからだ。我が国の政府は、南の沖縄、北の北海道の軍事拠点の整備を、近年ますます強化している。

 

さらに「敵基地攻撃能力」などと、総理が叫べば、日本への不信感は日露戦争同様、ロシアを刺激しているからだ。

 

私の地域でも日露戦争で3名の死者を出している。シベリヤ抑留者もすべて物故者になった

。ロシアとの戦争など記憶にとどめる者はいない。

 

冷戦が終結したと思ったら、ウクライナ戦争を機にロシアと米国の戦いが水面下で活発化している。

 

そんな中、函館港も函館駅前の若松埠頭に、大型クルーズ船の入港を目指し、港湾内の整備が始まった。早速11万トン級のクルーズ船が入港した。

 

その埠頭整備は、米空母10万トンも入港できる状態になっているようだ。一兆有事には米軍は函館港の優先使用に出るだろう。

 

ロシアや中国艦隊が、津軽海峡を通過するからだ。海峡封鎖に出るのは間違いないからだ。今年はさらに17万トンクラスのクルーズ船が、隣の埠頭に着岸するという。

 

クルーズ船の美しさと豪華さには目を見張る。だが戦闘機100機を有する米空母ロナルド・レーガン。その雄姿が接岸すれば、函館市民は感動するに違いない。国防の要は米空母だと。

まさに不沈空母だからだ。

 

さて今日の表題は「戦争と殺人事件」だ。京アニメ放火殺人事件、36人が死亡し、32人が重軽傷を負った。この事件は普通の人間が犯したものだ。一般的なら死刑は免れない。

 

小型とはいえ核爆弾を使用したら、死傷者は莫大になる。そうわかっていながら、使用する可能性が迫っている。キシダ総理が言う核爆弾は「抑止力」などというのは、単なる「寝言に過ぎない」。

 

使用しようとする者は、大量殺人未遂で逮捕しなければならない。もし米国がウクライナに核爆弾を供与したら、我が国の総理も同罪だということを言いたい。そしてその総理を支持している国民も同罪だ。

 

唯一の被爆国として、ぜひ「核使用根絶」の先頭に立って欲しいものだ。それが、キシダ総理の最大の外交政策だろう。

 

1984年8月6日。函館市は【核廃絶平和都市宣言】を行った。核搭載している米空母などの寄港は、許してはならないという宣言だ。