▼核のゴミの文献調査を容認しようとする片岡町長宅に、火炎瓶が投げられた。反対の意思を示すための行動だろうが、こんな卑劣な行為は、かえって賛成派の勢いを増し逆効果だ。
▼道民の一人である私も、片岡町長が住民への十分な説明もなく、一気呵成に調査に踏み込もうという姿勢には、反対だ。
▼片岡町長の発言で、とても気になることがある。【住民投票は行わない。私の肌感覚では住民の多くが賛成していると思うからだ】という。
▼肌感覚でまちの将来を決めるというなら、片岡町長は政治家ではなく『霊媒師』だ。
▼さらに反対派は、脱原発派の元小泉総理を招いて気勢を上げるらしい。「総理の時は原発を推進した。しかし福島第一原発事故後、自分の考えを改め、脱原発に転向した。間違いは素直に謝るのが小泉だ」という発言をした、函館市内での講演会に出席したことがある。
▼その時に感じたのは、単なる【政治漫才】をみせられたという感想だった。
▼この男、人生の最期を「進次郎を総理にするために、日本中を行脚するのだと思った。元総理が出しゃばって、国民を揺るがすようなことはしてはならない。
▼最高権力者は引退したら、自分の「反省録」でも、書き残すだけでいい。森喜朗元総理のような人間を、五輪の実行委員長にしているのは、税金の無駄遣いをさせるだけだ。
▼自ら「自民党をぶっ壊す」と言った小泉だが、アベから菅へと、自民党がさらに強烈で独裁的な体制」となってしまったではないか。
▼人寄せパンダの純一郎を呼べば、寿都町は混乱するだけだ。彼なら何を言うか分からないからだ。
▼【核を地上から全てなくすためには、地上の核のゴミも全てなくしてしまわなければならない。日本国民のため、寿都町と神恵内村はよく決断した。感動した!】という「政治漫談」の夢を、今夜はみそうな気がする。