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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

新聞を読む

2013年06月18日 06時01分16秒 | えいこう語る
6月16日(日曜)の北海道新聞から、工藤寿樹函館市長の政治スタイルが垣間見れる。
15日(土曜)、函館市の隣北斗市に於いて北海道新幹線駅の起工式が行われた。
その行事関連の記事を、翌日の新聞は3ヶ所に掲載している。
北斗市長は「ほとんどの新幹線の駅名には、所在自治体名がつけられている。道南のリーダーである函館市との複合名称が一番良い」という発言に対し、記者団からの質問に函館市長は「今日の主役は、俺じゃない」と言い残し、会場を早足に後にしたとある。
ふてぶてしさを象徴したような内容である。
記事が意図的なのか、印象がその通りだったのか、普段の言質が記事に現れるのだろう。
もう一つの記事、JRの小池社長は「地元の皆さんにはいろいろあると思うが、粛々と検討したい」。
高橋知事は「道が汗をかき水面下でも議論を深めたい」だ。
“粛々”“汗をかく”などというのは、議員がよく使う言葉だ。
大したことないことを、強調しているだけにすぎない。言葉からは愛情が伝わってこないのだ。
前日はそんな内容だったが、問題は翌日の新聞だ。
函館市が一面広告を載せた。


こぶしを上げほほ笑む函館市長だ。【新函館(仮称)開通(予定)】とある。
これではまるで、「北斗函館駅」を主張する北斗市長の顔を、ジャイアント馬場の靴で踏んづけたという感じではないか。
道南最大の自治体函館市。全体のリーダーとしての資質には欠けているという声は昔からあるが、今でもという印象を新たにする。
そこには、函館さえよくなれば周辺もよくなるであろうとの、傲慢さを感じる。
この新聞内容に連動するのは、函館市長の「大間原発無期限凍結」だ。
大間はだめだが、自分は「脱原発」ではないと主張する。
自分たちの問題だけ処理できれば、他はどうでもいいとそんな感じだ。
「主役は俺じゃないだろう」という記者団への発言が、一層を心の奥をのぞかせる。
長い間、新函館駅(仮称)で報道され、JR側と知事の言質から見ても、断然有利なのだろう。
でも、北斗市での起工式の翌日に大広告とは、道南のトップリーダーとしての資質としては“いかがなものか”と思う。
私までがつられて、愛情のない議員用語を使ってしまった。
いっそ「新北海道」なんて言う駅名はどうだろうかと思うが、札幌まで延伸になると、その駅名はすでに決まっているのでだめだなんて、札幌市長と知事からクレームが付きそうな気もするけど。