5月3日、函館市が大間原発建設差し止め訴訟を起こした。
自治体初の提訴は、全国に波紋を呼んでいる。
訴訟費用にと、全国からの寄付金は、すでに2000万円を越え、基金を創設するそうだ。
函館市町会連合会も、大間原発建設中止委員会(案)を設置し、市民の安心・安全な暮らしを守るため、本格的に反対運動を展開することになった。
そのガイドライン作りを、私が行っている。
184の町会が集まる大所帯なので、文章作りには一字一句配慮が欠かせない。様々なことを想定し、文章は次々書き換えられる。
無難なところで妥協してしまえば、この手の戦いはスタート時点で負け戦になるから、頭の中は混乱するばかりだ。
原発関係の資料だけを読み漁っていては、かえって見えなくなるものがある。そこで、固まった頭を客観的な視点に戻すため、ミステェリー作家の内田康夫の「坊ちゃん殺人事件」を読む。
主人公はご存知、ルポライター浅見光彦だ。
※海霧の銚子海岸を走る?江ノ電だ。

殺人など無縁の地方の町に、二つの殺人事件が起きる。
人が見落としがちなことに注目しながら、外堀から中心に向かって問題を解決していこうというものだ。
その町の歴史や特徴がよく描かれ、読者までもが主人公と一緒にその町を訪ね歩いている気分になる。読み出し始めてまもなく、内田康夫ワールドに引き込まれ、作家の筆力に感心する。
久しぶりに探偵物を読み、もやもやがすっきりした感じだ。
といったところで、今朝の朝刊だ。
2年後に開業の北海道新幹線の駅名が、今日発表されるという。
これまで双方が主張してきたのは、駅ができる地元北斗市は「北斗函館」、新幹線誘致で主導的な存在を示した函館市は「新函館」だ。
調整が付かず、JR一任となったが、不祥事続きのJR北海道は、知事に下駄を預けた。そこで知事が「新函館北斗」を選び、函館に配慮した采配になった。
この結末への流れが出来たのは、函館市商工会議所会頭である松本氏が、「新函館北斗」でいいのではないかと発言したことだ。
松本氏は、はるみ知事の函館の後援会会長だ。鶴の一声決着というところか。
JRと知事の関係だが、JRの安全対策第三者委員に知事が就任し、今それが妥当かどうか問われている。
北海道経済界と道は、新幹線の札幌延伸早期着工を求めていたが、国交省が5年短縮するという大判振る舞いに出た。
さらに、道内の高速道路も採算が合わないと、工事を凍結していたのを再開するという。
国が手厚く手を差し伸べる、ここに結びつくものは何か?
原発ではないだろうか。
泊原発再稼動と核廃棄物の幌延の研究施設への埋め立てだ。
しかも、はるみ知事は北電から政治献金をちゃっかりいただき、政治資金の管理団体のトップを、元北電会長が勤めていたのも判明した。
それにはるみ知事は、経済産業省(元通産省)の官僚だ。その通産省の先輩で札幌出身の町村信孝衆議員は、はるみ知事の後見役という存在だ。次期4選目もはるみ知事で行くようだ。
そんなことをまとめ、推理していくと、なんだか北海道の未来は、一本の線路でつながっているように思えてならない。
高速道路建設再開の新聞の見出しは「凍結解除」だった。
こうなると心配になるのが、函館市長の「大間原発建設凍結宣言」だ。「春になれば凍結は解ける」という声も出ているが、本人は凍結一点張りだ。
※羽根を広げるとバットマンのようで、死神の使いのような感じがする海鵜。

私が探偵小説を書くとしたら、その題名は「一本道殺人事件」で、罪もない多くの住民が、次々犠牲になっていくというものだ。
でも、私の場合。たぶん迷宮入りという結果になりそうだ。
この題材で、我が北海道の直木賞作家佐々木譲氏に、ぜひ上梓していただきたいものである。
自治体初の提訴は、全国に波紋を呼んでいる。
訴訟費用にと、全国からの寄付金は、すでに2000万円を越え、基金を創設するそうだ。
函館市町会連合会も、大間原発建設中止委員会(案)を設置し、市民の安心・安全な暮らしを守るため、本格的に反対運動を展開することになった。
そのガイドライン作りを、私が行っている。
184の町会が集まる大所帯なので、文章作りには一字一句配慮が欠かせない。様々なことを想定し、文章は次々書き換えられる。
無難なところで妥協してしまえば、この手の戦いはスタート時点で負け戦になるから、頭の中は混乱するばかりだ。
原発関係の資料だけを読み漁っていては、かえって見えなくなるものがある。そこで、固まった頭を客観的な視点に戻すため、ミステェリー作家の内田康夫の「坊ちゃん殺人事件」を読む。
主人公はご存知、ルポライター浅見光彦だ。
※海霧の銚子海岸を走る?江ノ電だ。

殺人など無縁の地方の町に、二つの殺人事件が起きる。
人が見落としがちなことに注目しながら、外堀から中心に向かって問題を解決していこうというものだ。
その町の歴史や特徴がよく描かれ、読者までもが主人公と一緒にその町を訪ね歩いている気分になる。読み出し始めてまもなく、内田康夫ワールドに引き込まれ、作家の筆力に感心する。
久しぶりに探偵物を読み、もやもやがすっきりした感じだ。
といったところで、今朝の朝刊だ。
2年後に開業の北海道新幹線の駅名が、今日発表されるという。
これまで双方が主張してきたのは、駅ができる地元北斗市は「北斗函館」、新幹線誘致で主導的な存在を示した函館市は「新函館」だ。
調整が付かず、JR一任となったが、不祥事続きのJR北海道は、知事に下駄を預けた。そこで知事が「新函館北斗」を選び、函館に配慮した采配になった。
この結末への流れが出来たのは、函館市商工会議所会頭である松本氏が、「新函館北斗」でいいのではないかと発言したことだ。
松本氏は、はるみ知事の函館の後援会会長だ。鶴の一声決着というところか。
JRと知事の関係だが、JRの安全対策第三者委員に知事が就任し、今それが妥当かどうか問われている。
北海道経済界と道は、新幹線の札幌延伸早期着工を求めていたが、国交省が5年短縮するという大判振る舞いに出た。
さらに、道内の高速道路も採算が合わないと、工事を凍結していたのを再開するという。
国が手厚く手を差し伸べる、ここに結びつくものは何か?
原発ではないだろうか。
泊原発再稼動と核廃棄物の幌延の研究施設への埋め立てだ。
しかも、はるみ知事は北電から政治献金をちゃっかりいただき、政治資金の管理団体のトップを、元北電会長が勤めていたのも判明した。
それにはるみ知事は、経済産業省(元通産省)の官僚だ。その通産省の先輩で札幌出身の町村信孝衆議員は、はるみ知事の後見役という存在だ。次期4選目もはるみ知事で行くようだ。
そんなことをまとめ、推理していくと、なんだか北海道の未来は、一本の線路でつながっているように思えてならない。
高速道路建設再開の新聞の見出しは「凍結解除」だった。
こうなると心配になるのが、函館市長の「大間原発建設凍結宣言」だ。「春になれば凍結は解ける」という声も出ているが、本人は凍結一点張りだ。
※羽根を広げるとバットマンのようで、死神の使いのような感じがする海鵜。

私が探偵小説を書くとしたら、その題名は「一本道殺人事件」で、罪もない多くの住民が、次々犠牲になっていくというものだ。
でも、私の場合。たぶん迷宮入りという結果になりそうだ。
この題材で、我が北海道の直木賞作家佐々木譲氏に、ぜひ上梓していただきたいものである。