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新型FIT、想定していた以上にいい車だ

2013年09月08日 | FIT



昨日(7日)新型FIT(5日発売)を試乗した。
車種はハイブリッドのLパッケージ仕様(内装はブラック)だ。

じつは、この1ヶ月ほど車の乗り換えをコンパクトカーに決めて色々勉強していた。
試乗したのは今回のFITも含めて4台だけだが、各メーカーのこの範疇の車は雑誌などですべて検討した。
(試乗したのは、AQUA、Vitz、NOTE、そして昨日の新型FITだ)

現在乗っているのはALLIONだが、11月で10年目の車検となる。
そこで、車検を取るのか乗り換えるかは考えてはいたのだが、8月26日の記事で書いたがファミレス駐車場での後部ドアのヘコミの修理を相談をしに行った際、営業からAQUAを勧められ、長い話の末、試乗することとなり、これがトリガーとなり真剣に次期車種を考え始めた。
(愛犬の喪失感を紛らわすいい材料でもあった)

検討の結果の結論は、Vitzか、新型FITか、あるいは車検、で落ち着いて、5日のFITの発売を待っていた。
ダウンサイジングしたのは家内の希望であった(ALLIONでもデカイと言う)。
5日に実物を見た感想は、プレカタログの写真よりは好感を持った。
これは好みだが、外観は私としてはそんなに好きではない(とくにフロントグリル)。
外観は家内のことも考えるとVitzの方がいいのだが、Vitz1300の感触は落第点であった。
FITは、事前に写真で見ていたよりは実物の方がいい(やはり写真とは異なる)。
私の好みは、現時点で購入可能な範囲で言えば、マツダのVerisaなのだが、現実的なチョイスではない。

当初、一般的な話としてハイブリッドは高く、私としてはコンピューターで走る車は少なからず抵抗があったので(私も古い人間になったかも(笑))、FITは1500ccの車を考えていたのだが(1300ccまでは落したくなかった)、価格表をもらって初めて認識したのだが、FIT場合ハイブリッド車との差額は15万~18万円程度しか無いので燃費のことも考えてハイブリッド車に考えを改めた(やはり、1300ccと比較すべきだが1300ccは嫌だ(笑))。
それにしてもモーター1個と電池で15万~18万円程度の差額というのは、かなりハイブリッド車の価格を抑えた設定にしているのではないだろうか(ホンダのAQUAに対する決意の表れかも)。

で、発売前からお話していたHonda Carsの営業の方が7日に試乗が出来るということで昨日乗ってきた。
結論を先に言ってしまえば、新型FITは大変よく出来あがった、完成されたと言っていいほどの車だ。
(試乗後のアンケートには90点と書いた)

試乗した道路は、一般道、住宅地区の坂道、山中のつづら折りの計6~10km(?)程度だ。

この車、時折りモーター音が聞こえる以外、従来の吹き上がりのいいガソリン車と何ら変わらない感覚だ。
アクセル、ブレーキ感になんの違和感も無い。
(ただ、発進時アクセルをじわっと踏むと電気自動車風かも)
コーナリングもホンダ車らしく問題は一切感じなかった(と言ってもサーキットを攻めた訳ではないが)。
現在のALLIONも、けっこう加速感もよく、坂道でのコーナーも気持ち良く走ってくれて、これといってなんの不満も無いのだが、FITの車体が軽い分(だろうか)運転していて楽しい感覚を持つ。
事前の総合的情報で、悪くはないはずだとは思っていたが、想定していた以上にいい車に仕上がっていた。
(私は若い頃は日産ファンで「技術の日産」と思っていたが、いまは「技術のホンダ」と感心した)

違和感は2点で、一つはシフトレバーで、(これはPRIUSと同じだが)シフトレバーは単にスイッチになっているようで走行中にバックにスイッチされないか不安となる。
走行中バックにスイッチされるとニュートラルになるそうで、業界の共有の技術だと思うので大丈夫と思うが。
(なお、AQUAは見た目、感覚とも従来のオートマチック車と同じだ)
もう一つは、走行中に床からタイヤノイズではない、軽い低音の異音が聞えてくることだ。
私の憶測では、床下中央に配置した燃料タンクが、ボックスとして共鳴しているのではと思うのだが(?)。
しかし、この設計のおかげで後部座席のスペースはALLIONよりも広いかも(たぶん広い)。
それと、もう一つ、(燃費の関係で仕方が無いが)運転席からフロントの鼻先はまったく見えない。

で、試乗後、即、契約した。

じつは、発売前の営業の話から、納車のタイミングが年内は無理(少なくとも我が家の車検までは無理)だろうと思っていたので、気持ち的に、この時点ではALLIONの車検の選択肢が確率的に大きかったのだが、5日の実車を見てから、また早くなった納車時期の話から新型FITの、どのタイプにするかの選択肢に変わっていた。

メーカーオプションが何も付かないタイプのものなら納車が早いということで、アルミホイールを付けただけのベーシックな、ボディーカラーシルバーで選択をしたのだが、それでも12月24日ということで、ちょっと無理だ。
で、アルミホイールを諦めて(若い頃からホイールは、すべてアルミだったが)、なんにも無いシルバーにすると
11月26日ということで、これでも現ALLIONの車検が切れて2週間以上間が空く。
ディーラー側で発売前に20台確保している車があり、それなら11月上旬には可能だというのだが、色は白だ。
散々悩んだ挙句に、白でもいいかと考えを変えたが(新型FITは白が一番似合うとは思うが)、工場の状況は刻々と変わるようで、昨日(7日)時点ではシルバーが白より早くなって、11月頭には納車出来そうだと言う。
で結局、アラバスターシルバーの内装ニュアンスブラックで、何も無い空っぽの新型FITで契約を終えた。
その夜、納車は10月29日になったとの連絡が入った。
さらに、まだもう少し早くなるかも知れない(当然ながら、工場も混乱したフル稼働体制のようだ)。
(PS 09.09: 結局、アルミホイールはディーラーオプションを着けて契約し直した)

値引きは3万円ぽっきりで、フロアマットのサービスすらも一切無い。
税金、諸費用込みのトータル金額は200万円から1.5万円減という、1500cc車と考えると高い。
(ALLIONの下取りは10万円 - AQUAの時は18万円だったが)

AQUAを試乗した時は、回転を上げた時のエンジン音が大きく、安っぽい音だったのが気になったが、それ以外はなかなかいい車だという感想だったが、新型FITを試乗してみると比較にならなかった。
外観的な好み、諸条件を外すと、2つの車を試乗した人の10人が10人とも、新型FITを選択するだろうと思う。
走りはもちろんだが、内装、そして細部に至る部分まで、新型FITの設計の方が完全に勝っている。
(これで、AQUAの値引き幅は大きくなるだろう - AQUA好きの方にはこれからが買い時かも)

今後、街中を走るハイブリッドのコンパクトカーはAQUAから新型FITに替っていくだろう。
いまは、我が家に新型FITが来るのを楽しみに待っている。