IUの3集「Modern Times」で知ったギタリストパク・チュウォン、気になって彼のCDをコレクションしてみた。
(本家の方では載せられないので、こちらに書くことに)
IU 3集でのパク・チュウォン(박주원)に関しては、本家「気まぐれ五線紙 K-pop」のIUからコピーする。
【 2013.10.17 / 3集 】より
パク・チュウォンのギターは、1曲目の「을의 연애:ウルの恋」以外にも、8曲目の「아이야 나랑 걷자:子供よ、私と歩こう」、9曲目の「Havana」でのバックもそうである。
また、「을의 연애:ウルの恋」の作曲・編曲は彼によるもので、また、チェ・ベコとの「아이야 나랑 걷자:子供よ、私と歩こう」も彼の作曲・編曲である。
また、彼についての過去の記事は以下だ。
■ 2013.10.02 ギタリスト、パク・チュウォン
■ 2013.10.01 そしてIU、「ウルの恋」のティーザーを公開
上の記事でも書いてはいるが、彼のリリースアルバムは3枚で、一番新しいアルバムが去年(2012年)の11月にリリースされた、ミニアルバムの「Gypsy Christmas」だ。
(ジャケットには彼の写真などは一切ない)
収録曲は全5曲で、もちろん全曲パク・チュウォンのプロデュースである。
このアルバムは、クリスマスソングを収録した、大衆的で楽しいアルバムとなっている。
しかし、であれば、ジャケットをもっとそれらしくした方がよかったと思うのだが。
どの曲も大衆的で聴きやすく編曲されているが、よくある安っぽいクリスマスソングとはなっていない。
(けっこう、音を聴き込んで楽しむことができる)
Mini Album 「Gypsy Christmas」 (Daum Music)
Track List
01. 「Jingle Bells」 feat. 신현필:シン・ヒョンピル
02. 「Feliz Navidad」
03. 「The First Noel」
04. 「Joy To The World」 feat. 헤리티지:ヘリティジ
05. 「The Christmas Song」
彼の2集が「슬픔의 피에스타:悲しみのフィエスタ」で、2011年11月にリリースされている。
ジャケットのインナー写真は、彼の旅姿で、なかなか悪くない。いかにも「旅」をしてるといった感じでいい。
ただ、彼をまともに正面から撮ったものは1枚も無い(笑)。
写真の背景はSan Francisco、Monterey、Death Valley、Malibu、Lake Tahoeとクレジットに書かれている。
収録曲は全10曲で、3曲目、8曲目、10曲目の曲を除いた7曲の作曲(作詞)と、全10曲のアレンジ、そして当然プロデュースはパク・チュウォンである。
このアルバム、なんといっても、リードトラックとなっている、2曲目の「슬픔의 피에스타:悲しみのフィエスタ」の印象的なメロディーがたまらなくいい。
また、4曲目の「방랑자:放浪者」では、チェ・ベコ(최백호)がフィーチャリングされて歌っている。
私としては、5曲目の「환상의 노래:幻想の歌」が好きだ。
「슬픔의 피에스타:悲しみのフィエスタ」に次いで印象的なのが、6曲目の「애인:恋人」だ。
この曲のフィーチャリングのキム・グァンミン(김광민)とはピアノのようである。
7曲目「Manouche Waltz」のフィーチャリング、チョン・ジェドク(전제덕)はハーモニカのようである。
さらに、チョンヨプ(정엽)も、8曲目の「빈대떡 신사:ピンデトク紳士」で歌っている。
「빈대떡:ピンデトク」とは(「トク」は、いわゆる「トック(餅)」)、チジミの類の焼き物のようで、「ピンデトク紳士」で何を意味するのかは解らない。
いずれしても、どの曲も、彼の指が奏でるギターの音色には優しさが感じられ、心に入り込んでくる。
2集 「슬픔의 피에스타:悲しみのフィエスタ」 (Daum Music)
Track List
01. 「My Little Brother」
02. 「슬픔의 피에스타:悲しみのフィエスタ」
03. 「One Day」
04. 「방랑자:放浪者」 feat. 최백호:チェ・ベコ
05. 「환상의 노래:幻想の歌」
06. 「애인:恋人」 feat. 김광민:キム・グァンミン
07. 「Manouche Waltz」 feat. 전제덕:チョン・ジェドク
08. 「빈대떡 신사:ピンデトク紳士」 feat. 정엽:チョンヨプ
09. 「El Clasico」
10. 「Overjoyed」
そして、やはり、なんといっても、私としては、1集の「집시의 시간:ジプシーの時間」がいい。
(大衆的ではないが)
プロデュースは、(当然だが)パク・チュウォンである。
ジャケット的には、写真などは無い。
彼のイラスト(スケッチ画)が裏表紙に描かれている程度だ。
収録曲は全12曲で(1曲目はイントロ曲)、7曲目、9曲目、10曲目の曲を除く9曲の作曲(作詞)と、その全10曲のアレンジはパク・チュウォンで、プロデュースも彼である。
アルバム全体からは、堅いイメージを受けるが、私としてはこの1集の方が好きだ。
やはりこのアルバムでは、リードトラックの3曲目「Night In Camp Nou」が印象的だ。
おそらくは、この曲でパク・チュウォンの名を広めたのではないだろうか。
2曲目「집시의 시간:ジプシーの時間」以上に「ジプシー」な雰囲気を感じさせる。
また、ハミングだけでチョンヨプがフィーチャリングされている。
時系列的には逆だが、2集と同様に、2曲目の「서울 볼레로:ソウルボレロ」でチョン・ジェドクもフィーチャリングされている。
6曲目「Hide & Seek」でのLa Ventana(라 벤타나)は、アコーディオン(リーダー)、ピアノ、ベース、ドラムの4人編成のバンドのようだ。
9曲目「Made In France」でフィーチャリングされているマロ(Malo:말로)のスキャットとギターの競演サウンドがいい。(Maloに関しては、4集辺りでコレクションしようかと思ったがスルーしている - ジャズシンガーだ)
10曲目「Por Una Cabeza」の映画というのは、イタリア映画の「女の香り」だろうか(?)、まったく分らない。
1集 「집시의 시간:ジプシーの時間」 (Daum Music)
Track List
01. 「집시의 시간:ジプシーの時間」 Intro
02. 「집시의 시간:ジプシーの時間」
03. 「Night In Camp Nou」 feat. 정엽:チョンヨプ
04. 「서울 볼레로:ソウルボレロ」 feat. 전제덕:チョン・ジェドク
05. 「청춘:青春」
06. 「Hide & Seek」 feat. La Ventana
07. 「Oblivion」
08. 「동쪽으로 가면 우리 집이 있다:東へ行けば我が家がある」
09. 「Made In France」 feat. 말로:マロ
10. 「Por Una Cabeza」 映画「여인의 향기:女の香り」 OST
11. 「Ant Park」
12. 「J's Theme」
パク・チュウォンのギター、ギターの音色の好きな方には、お薦めではないだろうか。
1枚だけをコレクションするのであれば、彼の音色に心が温かくなる2集がいいかも知れない。