気まぐれ五線紙 Entertainment

 韓国エンターテインメントブログ

Healer、字幕無しでもけっこう楽しめる

2015年01月29日 | Drama



ヒーラー(Healer:힐러)、昨日、放映済16話まで観たが(YouTubeで)、字幕無しでもけっこうストーリーの流れは理解できて楽しめる。
(ドラマ「Healer:힐러」自体はマンガだが、字幕付きでちゃんと観ても面白いのでは(?))

とりあえず、채영신:チェ・ヨンシン(박민영:パク・ミニヨン)の顔を見てるだけでもいいかも(笑)。
(いままでのパク・ミニヨンで、一番好きかも知れない)


      
      
      
      
      


そして、私としては유지태:ユ・ジテが久しぶりだが、相手役の지창욱:チ・チャンウクとの2人のシーンがいい。
(彼の方がメインの主役だ)
チ・チャンウクも、この作品が一番いいのではないだろうか。
事実、このドラマで注目を浴びているようである。

       チ・チャンウク、業界の関心を集めるスターとして浮上 韓国内外から熱いラブコール  (Kstyle)

       지창욱作品紹介  (Daum 영화)


      
      


彼はミュージカルもやっているようで、調べてみるとOSTも歌っている。

       기황후:奇皇后OST 「나비에게:蝶に」  (YouTube)
       다섯손가락:五本の指(蒼のピアニスト)OST 「채운다:満たす」  (YouTube)
       무사 백동수:武士 ペク・ドンスOST 「다시 만나면:また会えば」  (YouTube)


      


KBS月火ドラマ「ヒーラー(Healer:힐러)」は、去年(2014年)12月8日スタートで、まだ現在のところ、いくつかのチャンネルで観られる(現在16話)。
私としては、画面は小さくなるが、「드라마한국」さんのチャンネルがお勧めだ。

       Channel 드라마한국  (YouTube)


あらすじと人物相関図を載せてくれているサイトも参考までに。
(最初はこれらを読ませてもらう方が理解が早い)

       あらすじ
       人物相関図


      
      
      
      
      
      



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「Kill me, Heal me」、ちょっと期待

2015年01月06日 | Drama



昨日、MBC水木ドラマ「Kill me, Heal me(킬미, 힐미)」の制作発表があったようだ。

       チソン、ファン・ジョンウム、パク・ソジュンら「キルミーヒールミー」制作発表会に出席  (Kstyle)


最近、「비밀:秘密」を観て、久々に、ちゃんと作れている作品だと楽しめた。
そして、지성:チソンが、いままで私が観てきた作品で一番(?)よかったように思える。
また、황정음:ファン・ジョンウムも、いままで注視しないで軽く見ていたが、この「비밀:秘密」で見直した。
とにかく、この2人の演技はよかった。

       「비밀:秘密」  (Daum 영화)


その2人の1年2ヶ月での再共演となるのが、この「Kill me, Heal me(킬미, 힐미)」である。
なので、ちょっと期待だ。
もしかするとこの2人、相性がいいのかも知れない。
一応、念のために書いておくと、チソンの奥さんは一昨年の9月に結婚した이보영:イ・ボヨンで現在妊娠中、ファン・ジョンウムの彼氏はSG Wannabe(SG워너비)の김용준:キム・ヨンジュンである。

       「Kill me, Heal me(킬미, 힐미)」  (MBC)
       「Kill me, Heal me(킬미, 힐미)」制作発表記者会見 -1  (YouTube)
       「Kill me, Heal me(킬미, 힐미)」制作発表記者会見 -2  (YouTube)


作家は、「해를 품은 달:太陽を抱く月」の진수완:チン・スワンで、この「太陽を抱く月」も悪くはなかった。
(「비밀:秘密」の作家、유보라:ユ・ボラと최호철:チェ・ホチョルの方がしっかりしていると思うが)

この物語り、韓国ドラマとしては初めての、なんだか多重人格(7重人格)を題材にしているらしく、ドラマとしても面白いかも知れない(?)。

       「Kill me, Heal me(킬미, 힐미)」 Teaser -1  (YouTube)
       「Kill me, Heal me(킬미, 힐미)」 Teaser -2  (YouTube)


      
      



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「風の絵師」、伽耶琴(カヤグム)

2009年12月02日 | Drama

 
先月、SBSドラマ「風の絵師」(原題「바람의 화원:風の花園」)を観た。
このドラマ、ドラマ自体の筋立て、とくにエンディングには納得できないのだが(このエンディングわけが解らない)、신윤복:シン・ユンボクを女性であったとするところは面白く(画を見るとそんな気にも)、また、なにより芸術的に描いている点は非常に好感をもって観た。そして、音楽に가야금:カヤグムが効果的に美しく使われており、その2点だけでも評価に値するドラマであった(それだけに筋立てをもう少しなんとかできなかったかと残念ではある)。
また、ブログ「バリ島生活を夢見て・・・☆ Kira Kira ライフ」の55kirakiraさんによると、このドラマに出てきたシン・ユンボクの画は本物だそうある(きっと、そうであろうとは思っていたが)。
   「風の絵師」



そして、さらに、私としては、このドラマで使われたカヤグムの音色に魅せられてしまった。で、誰の演奏かとOSTなどいろいろ探してみたのだが、なぜかネット上には名前が見当たらない(探し方が悪いのか?)。
しかし、どうしてもカヤグムのCDが1枚欲しく、で、止むを得ずMnetなどの국악:国楽のジャンルをしらみつぶし的に探して、やっと自分が想うCDとして見つけ出したのが황병기:ファン・ビョンギ氏の「황병기 가야금 작품집 제5집 - 달하 노피곰:ァン・ビョンギ カヤグム作品集 第5集 - タラ ノピゴム」であった。
で、いつものように、KstarMallさんに掲載依頼をし、注文。そして、いま、それを聴きながら、これを書いている。

  「황병기 가야금 작품집 제5집 - 달하 노피곰」

ところで、今回分かったことだが、国楽のジャンルには、国楽と言っても楽器がそうであるだけで、音楽の内容は洋楽(とくにクラッシク風とかジャズ)が半数以上を占めている。

ファン・ビョンギ氏は国楽の大家のようで、ネット上の記事も多い。今年73歳になられる。



   황병기 Byunki Hwang

「황병기 가야금 작품집 제5집 - 달하 노피곰」のジャケットは表紙、裏表紙がかなりしっかりとした厚紙で出来ていて、中は韓国語と英語で書かれており、小さいが立派な本といった感じに仕上がっている。
作曲・編曲はすべてファン・ビョンギ氏によるもので全22曲が収められている。ただ、22曲と書いたが、洋楽のクラッシクのように幾つかの楽章のようなもので1つの曲が出来上がっているようで(つまり、例えば5トラックで1つの曲)、そういう意味では8曲ということなのかも知れない。
そして、この本を見てみると(読むとは言えないので(笑))、カヤグムには17弦と12弦があるようだ。もっとあるのかも知れないが、このアルバムに収められている曲には、その2つが使われているようである。



このアルバム、作曲・編曲はすべてファン・ビョンギ氏によるもののようだが、ファン・ビョンギ氏の演奏は13トラックまでで、14トラックから22トラックまでは他の人の演奏となる。
18トラックから22トラックまでが唄で、강권순:カン・クォンスンという人。カヤグム伴奏が이지영:イ・ジヨン。そして、14トラックから17トラックが、なんと次回購入を考えていた허윤정:ホ・ユンジョンの거문고:コムンゴである(これにはビックリで、ホ・ユンジョンを探し出した自分の耳を自慢したい)。
(※ コムンゴとはカヤグムより低音で、ファン・ジニが弾いていたものだ)

いやぁ「황병기 가야금 작품집 제5집 - 달하 노피곰」、なかなか聴きごたえのある、いいアルバムにたどり着いたものだ。

上にも書いたが、次回はコムンゴのホ・ユンジョンさんのアルバムを入手する予定にしているが、これらとはまた違った、カヤグムなどのいわゆる古典の曲のCDを入手したいものだが、はたしてどうやって手に入るかだ(そもそも、存在しているだろうか)。



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SBSドラマ「恋愛時代」

2009年10月19日 | Drama




私はソン・イェジン(손예진)のファンである。彼女のすべてを観ているわけではないが、演じた役のソン・イェジンも素であろう女優ソン・イェジンも好きである。

なもので、ドラマ「恋愛時代(연애시대)」もいつか観なくてはと思っていたのだが、タイトル画像とか宣伝映像がなんだか暗いので敬遠していたのだが、前月(9月)やっと観た。観てみると、先入観で思っていたドラマとは違い、ずいぶんコミカルなタッチで描いていて面白く、テーマとしても大変よかった。



このドラマ、原作は日本の野沢尚の同名小説のようである。放送はSBSで2006年4月3日~5月23日、最高視聴率は19.1%で、社団法人民主言論運動市民連合(民言連)が選ぶ「今年の良いドラ マ」に選ばれ、SBS視聴者委員会が選ぶ2006年上半期の「優れた番組賞」の芸能 ドラマ部門受賞、韓国放送協会が行う「第33回韓国放送大賞」のドラマ部門でも優秀作品にも選ばれたそうだ。
また、SBS演技大賞でも、ソン・イェジンが最優秀人気賞(女優)部門と10大スター賞を、共演のイ・ジヌクとイ・ハナがニュースター賞、コン・ヒョンジンとオ・ユナがミニシリーズ部門助演賞にが選ばれた。(カム・ウソンだけが何故か何も無かったようだ)

それと、どうでもいい話だが、カム・ウソンの職場である大型書店が、教保文庫の江南店でロケ撮影をしており、去年訪れたところだったので、その時を思い出し、ちょっと懐かしくもあった。

たしかに、役者たちはよかった。ソン・イェジンはもちろんだが、ソン・イェジンの元夫役のカム・ウソン(감우성)、カム・ウソンの親友役のコン・ヒョンジン(공형진)、ソン・イェジンの妹役イ・ハナ(이하나)、そしてソン・イェジン、カム・ウソン扮する元夫婦を取り巻く人たちを演ずる俳優、女優たちが、その役どころを個性的に上手く演じていた。



まず、ソン・イェジンのスポーツインストラクター役が、いかにも本当にそうであるかのように見え、なんかすごいと思った。もっとも、彼女は実際に水泳をやっているようで、やり易かったのかも知れない。もちろん、いつものように彼女の演技は素敵であった。
そして、ソン・イェジンもカム・ウソンも、二人の関係のグズグズ加減はうまく作り出せていたと思う。











このドラマは私はⅠ部、Ⅱ部に分けられると思う。Ⅰ部ではソン・イェジンの相手役をいまちょっと話題のイ・ジヌク(이진욱)、そしてカム・ウソンの相手役をオ・ユナ(오윤아)が演ずる。オ・ユナはソン・イェジンの親友でもある役どころである。彼女は賞をもらっただけのことはあり、なかなか演技が光っていた(目立っていた)。詳しくは知らないのだが、感じのいい女優さんの一人だ。



Ⅱ部のソン・イェジンの相手役がソ・テファ(서태화)、カム・ウソンの相手役がムン・ジョンヒ(문정희)である。ソ・テファという人は私は今回初めて観た(と、思った)。で、輝国山人さんで調べてみると、たくさん出演しており、映画も10本出演している。で、なんと、その半分(5本)の映画を観ていた(汗)。その中には「チング」もある。
ムン・ジョンヒは、いままでにしっかり記憶されていいるが、いつもは2枚め半ぐらいの役どころが多いのだが、今回の「恋愛時代」ではきっちり2枚目をやっていて、こういう彼女の演技は私は初めて観た。いつものイメージと違い、美人の役だった(もちろん、ご本人はきれいな人だ)。



このドラマの演技の中で、特徴的というか、じつに面白かったと思うのが(ある意味光ったと言える)、コン・ヒョンジンとイ・ハナのコンビが作りだすかけ合い演技だ。ソン・イェジンとカム・ウソンが作りだすものに負けないくらいの比重を感じた。もちろん、演技の内容はまったく違うが(笑)。イ・ハナが、おそらく本格演技はこれが初めてと思うのでなおさらだ。もしかするとコン・ヒョンジンが素晴らしいのかも知れない。



また、ソン・イェジンの相手役のソ・テファの妻役のチョ・ヘヨン(조혜영)という人の演技がなかなかよかった。この短い出演時間の中で、この妻の内面と深さと時間をよく現わしていた。で、この女優さんを調べてみたが、なんと輝国山人さんのページに載っていない!? で、いろいろ調べてみると、どうやら1997年のミス・コリアのようである。



そして、このドラマ、監督がハン・ジスン(한지승)監督で、この人は映画監督だ。なんでも、この「恋愛時代」が映画監督のドラマ進出の走りだそうな(当時、異例的な事例だったそうだ)。
SBSドラマ 「マイ・スウィート・ソウル」 )
で、やはり撮り方が違う。その中、いちばん、それがあからさまで面白いのが、撮るべき対象(主人公)の周りに、そのシーンを(その主人公を)説明する出来事を、画面の中に、さりげなく(あるいは、あからさまに)置いて撮る手法だ(うまく文章に書けないが、観た人は分かってくれると思う(汗))。そして、それ以外にも、やはり、映画っぽいアングルや深みを感じる。



このドラマを観終えて思うのだが、まず、どうして宣伝用の画とか映像をこんなに暗くしているのだろう。内容的に考えて、そんなに暗くしなくても、もうちょっと違う画でもよかったと思うのだが。この暗い画のため、私などは、敬遠してあまり観たいと思わなかったのだが。

それと、原作がいいからだろうと思うが、内容、テーマもよく(現実的に納得できる)、演出、画の撮り方も好きで(素敵だ)、どの演技者の演技にもとくに文句も無く(素晴らしかった)、エンディングの表現もいい(原作がそうなっているのか?)。 のだが、結局、最後まで、いちばん肝心な、この二人が一度別れるに至った理由(必然性)にいまひとつ納得がいかない。私の言うⅠ部、Ⅱ部に分けるのなら、2組のケースを登場させず、別れに至るまでをもう少し、じっくり、ゆっくり掘り下げて表現して欲しかったが。なんか、その肝心な部分がぼやかされた感があり、このドラマのスタートがあやふやに感じる。そこだけなんだが、残念。



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SBSドラマ 「マイ・スウィート・ソウル」

2009年10月01日 | Drama



このドラマ、いままで観たドラマのタッチとは異なり、映画を観ているような印象を受ける作りになっていて、興味をもった。この感じは最初の1話、2話で強く、回が進むと薄らいではいったが、それでも、なんだか長~い映画を観たようであった。
で、気になったので、観終わった後、調べてみると、やはりそうであった。このSBSドラマ「マイ・スウィート・ソウル」(달콤한 나의 도시:甘い私のソウル my sweet seoul)の監督は박흥식:パク・フンシクという映画監督であった。ところで、パク・フンシクという名の映画監督は二人いる。しかも、歳も3つしか違わず、さらには、どちらもメガネをかけて、顔もちょっと似ている。で、「マイ・スウィート・ソウル」の監督は、1965年生まれの「私にも妻がいたらいいのに」などの作品を作った方のパク・フンシク監督のようである。



なんでも、いまの映画界を反映してか、最近、放送界へ進出する映画監督が増えているそうである。
충무로 감독들, 케이블 찍고 지상파로


で、この「マイ・スウィート・ソウル」、SBS 2008年の作品で、なかなか面白い作品であった。映画のようなタッチもよかったし、31歳の仲のよい女性3人をメインに、その3人に絡む登場人物それぞれの人生がうまく描かれていた。テーマ的にも、ドラマとしては、あまり多くは描かれない31歳女性3人それぞれの内面を描いていて、なかなか面白い内容であったと思う。

そして、その登場した男女6人を演じた役者たちが、なかなかいい演技を見せてくれた。31歳女性3人を演じたのが、최강희:チェ・ガンヒ(オ・ウンス)、진재영:チン・ジェヨン(ハ・ジェイン)、문정희:ムン・ジョンヒ(ナム・ユヒ)で、その3人に絡む男性陣が이선균:イ・ソンギュン(キム・ヨンス)、지현우:チ・ヒョヌ(ユン・テオ)、김영재:キム・ヨンジェ(ナム・ユジュン)である。





中でも、チン・ジェヨンを観られたことが嬉しかった。チン・ジェヨンはSBSの「ゴールド・ミス」で初めて知って、すっかり好きになった女優で、このドラマでは、ほとんど地のままって感じの演技だったが、かわいくてよかった。
チェ・ガンヒは、名前だけは何度も見かけていたが、今回のこのドラマが初めてである。ちょっと一般的な女優さんとは違うようで、「四次元女優」と書かれていた記事を見かけたこともある。個性的な魅力があるが、家内から見ると嫌いな女優だそうだ(笑)。
イ・ソンギュンは、男の私が見てもなかなか魅力ある男優で、このドラマでも、彼独特の魅力ある演技でキム・ヨンスをうまく演じていた。
The Nutsのチ・ヒョヌは、いつものなんか頼りないヒョウヒョウとした演技が、ユン・テオ役にうまく生かされていた。私が観た限りでは、このドラマのチ・ヒョヌがいちばんよかったように思う。
それから、もちろん、ムン・ジョンヒも、キム・ヨンジェも、いつも通りのいい演技を見せてくれている。



「マイ・スウィート・ソウル」、いつもの見慣れたドラマと違って、ちょっといいドラマだった。



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SBSドラマ「ロビイスト」!

2009年09月26日 | Drama



9月初め、SBSドラマ「로비스트:ロビイスト」を観た。

まず、「ロビイスト」という言葉だが、今回でしっかり認識できた。英語は「Lobbyist」で、語源的にはホテルのロビーからきているようだ。ホテルのロビーなどで議員に会って交渉をしたりすることからきているようである。因みに、オバマ大統領はアメリカのロビイストを規制する方向で考えているようである。このドラマによると韓国では違法行為のようだ。ところで、韓国語のタイトルは「로비스트」で、これでは「ロビスト」となり、おかしいと思うのだが。


このドラマを観ることにしたのは、とくに장진영:チャン・ジニョンを偲んで、というわけでは無かったのだが、結果的にはすっかりそんな気になってしまった。いまさらだが、残念に思う。まずは、ご冥福をお祈りいたします。

じつは、彼女の映画は「愛のゴースト」(これは主演ではないが)、「オーバー・ザ・レインボー」、「菊花の香り」、「シングルズ」と4本ほど観ていたのだが、正直そんなに印象には残っていなかった。しかし、今回のドラマ「ロビイスト」で彼女の印象は、じつに鮮明に記憶に残ってしまった(やはり亡くなった後ということも有るのかも知れない)。
私が観た限りだが、このドラマがいちばん彼女が持っている魅力が十分に表現されていたのではないかと思う。とにかく、今回のマリアを演ずるチャン・ジニョンの魅力には心が奪われてしまった。いまさら遅いのだが、好きな女優の一人となった。とくにギニスタンでの彼女が好きだ。


この左の写真がいちばん好きなんだが、じっと見てると、なんだか悲しくもなる。


このドラマ、主演以外の演技者たちも良かった。その大人の演技者たちも、みんな良かったのだが、子役たちがなかなかのものであった。中でもユ・ソヨン(マリヤ)の子供時代を演じた남지현:ナム・ジヒョンには、子供ながらすっかり魅了されてしまった。当時、本国でもかなり話題になったようである。


みんなよかったが、いちばん左端がナム・ジヒョン     右の女の子(男の子は이현우:イ・ヒョンウ)

そして、いまも大活躍のようで、

「善徳女王」のイ・ヨウォンの子供時代を演じたようだ。


で、ドラマ自体もかなりよかった。何個所は残念に思う部分が有るには有ったが、「オールイン」を思い起こすような、かなりいい作品だと思う。
しかし、試聴率は悪かったようで12%~13%ほどであったようだ。こんないい作品がなぜ、と思って調べてみると、相手が悪かった。その相手はMBCはペ・ヨンジュンの「太王四神記」であった。まあ残念だが、そういうことになるのかも知れない。因みに「太王四神記」は30%に近い20%代を記録していたようだ。

エンディングに不満は残るが、久しぶりに見応えのあるドラマであった。



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On Air

2008年12月23日 | Drama



SBSドラマ「オンエアー」を観た。

オンエアー、実に面白い、と思ったのだが、これは前半だけ、残念ながらこの「最高!」と感じたものは最後までは続かなかった。で、前半を観ている時は、ぜひここに書きたいと気持ちも高揚していたのだが、観終わってしまうと、なんだかその気が失せてしまっていた。しかし、やはり、송윤아:ソン・ユナの跳ねた名演技、そして初めて知った이범수:イ・ボムスの魅力は言いたくて、やはりここに書くことにした。ドラマ自体も、けっして良くないということではない。

このオンエアー、私が観た時点(10月)では、まだDVDは発売されておらず、私が観たのは、日本のどこかの放送局が放映したものの録画である。それが、どこかから廻ってきて観させてもらったわけだ。
このドラマ、今年2008年の春に放送され、日本での放送も早かったが、この秋には既にDVDも発売される。
にしても、早い。今年の春に放送で、その年の秋に日本で観れるとは。こんなぐあいに半年くらいで観れればありがたいが、まあ、商売だから、すべてはそうもいかないだろうが。

このドラマは自分たちのことを描いている。なので、その世界のことを知らない人が書いて、それはないやろというドラマが多い中、そういうものがほとんど無い、と思う。つまり、逆にこちらが知らないので、本当のとことはよく分らないのだ。(まあ、ドラマはそれでいいのだ、観てて納得できれば)
ただ数か所、脚色に見え見えと感じる個所もあったが、まあ、それも含め分かりやすく描かれていると思う。

このドラマでは、きっと実際もそうであろうと思う、ドラマの出来るまでがよく描かれている。ネタを集めるのにも困ることもあまり無かったのでは、と思うが、逆にどこまで、どう描くかが難しいかも。
また、業界内での各ポジション(立場)に対しての皮肉、そして試聴者に対してのメッセージもある。現在問題となっている問題点も、素直に書いている。

面白いのが、現実とドラマが混沌となって現われ、それに対し違和感無く観れるのが面白い(素晴らしい)。
回(話)の初めの頃、話題づくりのためだろうと思うが、さりげなく有名スター達が現れるのも現実的臨場感が有っていい。
いちばんそれを感じたのが、何話だったか美容室のシーンで、映画「ハーブ」主演の강혜정:カン・ヘジョンが現れ、オ・スンア(김하늘:キム・ハヌル)に対していやみを言うシーンなどはドッキっとさせられる。たまたま数日前にこの「ハーブ」を観たところだったのでなおさらだった。

主演の4人は当然ながら、脇役まで含め、その役の個性をよく表わしたキャラが描かれ、また俳優一人ひとりが、その役を見事に演じている。
その主役4人、송윤아:ソン・ユナ、박용하:パク・ヨンハ、이범수:イ・ボムス、김하늘:キム・ハヌルのそれぞれの演技がいい。それと、その男女の各組み合わせ4組のシーンがまたいい。そして、どの組み合わせのシーンが一番いい、と言えないのがいい。

ただ残念だったのが、キム・ハヌルのオ・スンアに対しては特に文句は無いのだが、7歳のウニョンをドラマの中のドラマの役としてどう演じるかに期待したが、残念ながら、これはいまひとであった。オ・スンアが演技下手という設定となっていたので、これでもいいんかも知れないが、その中に何かを期待したが、いまひとつ感じられなかった。

くらべて悪いが、ソン・ユナの演技のソ・ヨンウンは最高である。ひいき目があるかも知れないが、さすが、と思う。一部には、はじけ過ぎとの一般視聴者からの評も有ったようだが、私はあれぐらいでいいと思う。可愛さもうまく出ていたし、はじけ過ぎと評される前半部を残しながらの後半部への心の内面の変化の表現もうまい。

そして、イ・ボムス、彼は今回までよくは知らなかったのだが、この人の演技は好きだ。何ともうまく表現が出来ないが、味、魅力を感じる。
いま、「外科医 ポン・ダルヒ」を観ているが、彼に対してはそういう期待の目で観ている。まだ5話までを観終わったばかりで何とも言えないのだが、やはり、このチャン・ギジュンがいいかも知れない。
(この「外科医 ポン・ダルヒ」の主演이요원:イ・ヨウォンも「光州5.18」からチェックしているが、かなりいい)

私としては、最近とくにその歌唱力も含め評価しているパク・ヨンハは、とくに文章として書き出せないのだが、あれでいいと思う。たいへんうまくイ・ギョンミンを演じていた。好感である。パク・ヨンハにとっては5年ぶりにドラマ復帰作品である。

このドラマ、扱った内容が斬新であっただけでなく、ドラマとしてもなかなかよくできたドラマだと思う。けっこう随所で泣かせてくれたりもするし、過去の表現の方法、種明かし的手法もなかなかうまい。
それもそのはず、なようで、よくは知らないが、演出がシン・ウチョルプロデューサー、脚本はキム・ウンスクというゴールデンコンビだそうで、このコンビは「パリの恋人」、「プラハの恋人」、「恋人」の「恋人」シリーズを生んだ名コンビだそうである。

自己最高視聴率は25.6%で、最終回はそれを上回り25.8%だったようだ。これは、同時間帯に放送されている他局のドラマを大きく引き離しトップだそうである(TNSメディアコリア)。スタートして間もなく延長放送の話が出ていたほど、終始話題を集めた作品だったようで、制作側は3話延長を企画し、俳優やスタッフと話し合ったが、俳優たちのスケジュールとスタッフの制作日程などが合わず、1話だけ延長し全21話となったようである。(最終回放送 2008年5月15日)

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魔王

2008年04月30日 | Drama

 

先月、やっと「마왕:魔王」を観ることができた。観たかったドラマのひとつである。

魔王、久しぶりにしっかりと作られたドラマを観た、という感想だ。作品としてすばらしいと思う。KBSドラマ、2007年の放送作品である。
この直前に観た「おはよう、神様!」も良かったのだが、作品という言葉を使うには、「おはよう、神様!」はそれはないやろ、が多すぎた。(これもKBSの2006年の放送である)

この「魔王」、これはひょっとすると前もって作られていた(完成後の放送)のかも知れない、と思えるほど、滅密な筋立てがなされていた。(実際はどうなのかは知らない)
そして、「それはないやろ」と言いたくなるシーンが、ほとんど無かった。耳が不自由な設定になっているにもかかわらず、なぜそれが分かるのだろう(聞えるのだろう)、と思うシーンが2ヶ所ほど有ったが、これ以外は突っ込むところが見当たらない。
と、言うか、展開が早く、しかも複雑で、それどころでなかったのも事実だ(笑)。なにしろ、数秒のシーンを見落とすと、その後の展開の理解が難しくなる。そして、1話から即、佳境なのである。全20話の前半分ぐらいは気を抜けない。(私が観たDVDは全20話)
じつは、これを観る時には横に解説者がいた。家内である。彼女はDVDを何度も戻して確認しながら観たそうである。たしかに、これを通常に放送されているものをのんびり観ていたのでは、おそらくついていけないだろうと思う。DVDならではである。

ストーリーなどは他のサイトで詳しく掲載されているので省略するが、ワルの過去を持つ正義感あふれる刑事への、隠された過去を持つ弱い者の味方である弁護士の復讐劇である。そこへ、筋立ての手段としてサイコメトラーを登場させて話しを展開させる。

この物語、誰一人幸せにならず、誰一人何も得るものが無く終わる。そして、決定的に誰が悪いとは言えない物語となっているのである。
今までに観てきた韓国ドラマの中に、こういった筋立てのものがあっただろうか、と思う。この綿密な登場人物の設定には感嘆してしまう。
その刑事カン・オス役にオム・テウン、弁護士オ・スンハ役にチュ・ジフン、そしてサイコメトラーのソ・ヘイン役がシン・ミナという息の合った配役となっている。そして、彼ら3人だけでなく、登場する役者のひとり一人の役どころがしっかりとしており、誰一人欠けてもストーリが展開できない綿密な筋立てとなっている。
ただ、何話だったか不必要な刑事役が一人登場するが、それを除けば、それぞれの役者達が、その与えられた役どころを、それぞれが個性をもって見事な演技力で演じ切っている。そして、この配役の誰一人が替わってもこの作品が成立しないのでは、と思わされるほどだ。

そのメインの人間関係を演じるオム・テウン、チュ・ジフン、シン・ミナがじつにいい。
オム・テウンの演技に関しては、よく知らなかったし、正直軽く見てたが、この作品をみて彼に対する認識は一変させられた。この作品での演技は、彼の一部、一面であろうから、今後は彼の作品はチェックしていきたいと思う。
チュ・ジフンも、もう新人とはいえないだろうが、モデル出身ということで、まだ内面の深みと言う点ではまだまだだが、終盤の回想でのキム・ヨンチョルを共犯に引き入れるシーンでの顔の演技力はなかなかのものである。
そしてシン・ミナ、いままで持っていたイメージとは違い大物女優を予感させる。顔つきからして違う。整形でもしたのだろうかと思ってしまうほどだ。
これも終盤に近くなってからのシーンだが、教会でオ・スンハの正体を知った後、チュ・ジフンを引き止めての演技には驚いてしまった。すばらしかった。
また、ちょっと話しはそれるが、ソ・ヘインの子供の時の役としてコ・ジュヨンが出ている。この子は映画「ワニとジュナ」の幼いワニ役で初めて観た子役で、注目の「女優」である(既に「女優」と言っていい)。将来がたいへん楽しみである。(「雪の女王」の幼い時のボラ役でもある) 

しかし、役者たちの演技のすばらしさもさることながら、この作品のすばらしいさは、何よりも奇抜な設定、綿密な筋立ての展開、テンポの良さ、そして見過ごしては分らなくなってしまうほどの細部の演出。そして、これら繊細に仕立て上げられたものを、観ているものが納得できるよう進めていくところにあるのではないかと思う。(ただ、ラストの演出には不満はある、が、と言ってどうすればいいのか ・・・ )
観る側は、それだけに、観る時には気を抜けない。ぼんやりしていると分らなくなってしまう。しかも、けっこう高いIQが要求される(笑)。
いやぁ、久しぶりに感激した。

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春のワルツ

2007年07月17日 | Drama



先週、5日間ほどかけて「春のワルツ」20話を観終えた。ユン・ソクホ監督、「四季シリーズ」の最後の作品だ。

だいたいがだ、韓国ドラマは、「そりゃないやろ」というシーンが多すぎるドラマが、多すぎる。ちゃんとしていると、私が観た中で評価できるのは、「オールイン」と「恋の香り」ぐらいだ。
どちらもたまたまだが、イ・ビョンホン主演だ。相手役は、それぞれソン・ヘギョとチェ・ジンシルである。「恋の香り」はチェ・ジンシル見たさに観たドラマである。
この二つのドラマ、非日常のまさにドラマチックなドラマと、どこにでもありそうな普通の生活を描いたドラマの両極端ではあるが、どちらもドラマ作品として大変ちゃんとしていて、よくできている。

通常、韓国ドラマは、「そりゃないやろ」の数の多い少ないは有るが、どれもちゃん出来上がった作品というのが無い。ユン・ソクホ監督の四季シリーズ、「秋」、「冬」、「夏」も例外ではない。とくに、日本で韓流の火付けになった「冬のソナタ」はかなりひどい。(しかし、それに勝って二人のシーンがいいので、つい観てしまうのだが)
韓国も週に1回の放送にして、居眠りしながら撮影しないで、もっと時間をかければ、ちゃんとした作品が出来上がると思うのだが ・・・ 。

と、言いながらも、「冬のソナタ」を皮切りに、今までにけっこうな数を観てきてしまったかも知れない。(もちろん、ユン・ソクホ監督「四季シリーズ 秋・冬・夏」の3作も観ている)数えてみると現在までに60ぐらいは観ているようだ。ドラマを観だすと、かなりの時間を費やすので、できるだけ観ないようにはしているのだが ・・・ 。
なのに、なぜ韓国ドラマを観てしまうのかというと、女優さん、男優さん会いたさ、なのである。

なもんだから、この「春のワルツ」にはあまり興味が無かったのだが、ユン・ソクホ監督「四季シリーズ」の最後の作品だし、と思って観だしたが、1話からハマった。(観たのは、NHKのものではない)
このドラマ、画があまりに美しい。もちろん加工しているのだが、それがじつにいいのだ。ユン・ソクホ監督の話しによると、カメラ自体に、そういった機能が有るカメラで撮影したらしく、現場でそれを確認しながら撮影できるのだそうだ。とくに、感激したのが前半の전라남도:全羅南道、완도군:莞島郡の청산도:青山島での島全体の景色、畑の黄色、そして全編にわたってのパク・ウニョンのファッションカラーである。
ウニョンのファッションは明らかにファッションメーカーとの提供契約をしているだろうことは明白だが、このファッションが私的には好きで、以前から韓国ショップサイトでよく見かけるメーカーの物のはずだ。ただ、最後の方に出てくる、白地のセーターにビーズの刺繍をしたものだけは、同じメーカーでは無いのでは、と思うのだが ・・・ たぶん。
しかし、このテクニカラーの美しさを、19話、最終話にも使って欲しかった。使っていたのかも知れないが、あまり感じられなかった。とくに最終話が、そういう意味でのものたりなさを感じる。
このもの足りなさ、もしかすると、編集に費やす時間が無くなったからかも知れない。残念。(もっとも、NHK編集のものでは、そのシーン自体がカットされている)

そして、主人公たちも良かった。
新人のソ・ドヨンは(ユン・ジェハ役)、それまではファッションモデルだったようだ。(ただ、2005年には何かのドラマ(?)に出てはいるようなのだが)そして、なんと主題歌を彼が歌っているのには驚きである。調べてみたが、CDは出してはいないようである。
ハン・ヒョジュは(パク・ウニョン役)、2006年以前に映画2本、MV4本、CF5本、TV人気歌謡の司会、ノンストップ5と、けっこう多くの作品に出演している。MVの中のひとつには、ポジションが2005年にリリースした「Remake 2005 Renaissance」の「그대가 이세상에 있는것 만으로:君がこの世にいるいことだけ」がある。
そして、ダニエル・ヘニーが意外だった(フィリップ役)。今まで彼に対してはオム・ジョンファとの写真でしか知らず、どちらかというと、何者、って感じで、あまりいいイメージをもっていなかったのだが、このフィリップ役、なかなかいい。それで興味を持っていろいろ調べてみたが、なかなかいい感じだ。好感度アップだ。また、彼自身の生い立ちと、このドラマのフィリップとはラップする部分が有り、なんと、彼のミドゥルネームはフィリップのようだ。じつは、もともとフィリップ役は存在していなかったようで、ユン・ソクホ監督が彼に逢って、急きょ筋書きを変えてまで、ダニエル・ヘニーを使ったということのようだ。もしかすると、フィリップという名も彼の名から、そのまま取ったものかも知れない。
ソン・イナ役のイ・ソヨンについてはあまりよく分からないが、日本の2、3人の女優さんを足して割ったような美人である。



この4人、それぞれの役どころを見事に演じ切っていた。なによりも、この4人のバランスが良く、当初、ユン・ソクホ監督はウニョン役にはソン・ユリを想定していたようだが、ソン・ユリでは、このバランスが崩れてしまっていただろうと思う。ハン・ヒョジュで大正解である。(因みに、私はソン・ユリのファンではある、念のため)
私的には、このハン・ヒョジュがファッションも含め、かわいくていい。すっかり頭の中に刻み込まれた感じだ。しかし、彼女、この時まだ19歳だ。かわいいはずだ。このコは、まだまだこれから伸びていくだろう。いい。

「春のワルツ」、久しぶりにドラマ自体にハマってしまったドラマであった。お勧めである。

Comments (6)
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