気まぐれ五線紙 Entertainment

 韓国エンターテインメントブログ

女優チャン・ナラ

2007年03月22日 | Actress



かなり前になってしまったのだが、ドラマ「ウエディング」を観た。それを、なぜ今になって、ここに書いているかというと、チャン・ナラの5集を買ってしまったからだ。
これに関しては「気まぐれ五線紙 K-pop」を読んで欲しい。
Jang NaRa ( チャン・ナラ )

この「ウエディング」は、リュ・シウォン、ミョン・セビンが主演だったこともあるが、一度チャンナラの演技を観ておこうと思っていたので、レンタル屋さんにDVDが入ってくるのをけっこう楽しみに待って観た。
じつは、それまでチャン・ナラのドラマも歌も、あまり真剣に観たり聴いたりしたことは無かった。なぜなら、彼女のことは、なんかチャラチャラしたアイドルの流れの延長線でしか捉えていなかったからだ。
しかし、このドラマ「ウエディング」を観てから、彼女への認識は変わった。このドラマはKBS2005年の作品で、いつものお決まりの恋愛のステージからステップアップして結婚後(といっても新婚だが)の4人の男女(最終的に2組)の心の変化を描くものだが、おじさんとしても「結婚」とは、を考えさせられるいいドラマだった。
そして、主人公4人の中、チャン・ナラの演技が一人光っていた。チャン・ナラが演じるイ・セナの心の変化を見事に描き、演じ切っていた。何不自由なく、何も知らず育ったお嬢様が、短い時間の中で多くのことを経験し、成長してい過程を、観る者を無理なく、見事に感情移入させて引き込んでいく。
正直、彼女がここまで演技ができる人とは思っていなかったので、驚き、感激さえもした。やはり、その能力は舞台俳優兼演出家である父親チュ・ホソン譲りなのかも知れない。(もっとも、チュ・ホソンなる人の演技を観たわけでも無いので、何を言ってんだか(笑))
かなりのドラマを観ている家内によると、チャン・ナラ、この「ウエディング」が特別いいのだそうだ。そう言えば、たしかこの「ウエディング」が、韓国に戻っての1作目だったと思う。
なんにしても、私は、目の演技で心の中を表現できる俳優を名優と定義しているのだが、彼女はなかなかの名優であったと言える。

これにくらべ、私の好きなミョン・セビンは見劣りがした。まぁ、もともとミョン・セビンは何の役をやってもミョン・セビンなのでいつも通りではあるのだが、筋立て、演出としても、彼女の演じるシン・ユンスの内面をうまく表現できていなかったと思うので、なおさら物足りなさを感じた。(日本向けのDVDにカットが有ったかも知れないが)
ところで、今回知ったのだが、ミョン・セビンは、1996年にミュージックビデオでデビューしているようだ。(誰のミュージックビデオか、まだ調べていない)

また、ハン・スンウ役の私のごひいきの(というか、家内がファンの)リュ・シウォンも、これまたいつものリュ・シウォンであった。8つ年下のチャン・ナラに、演技の時だけでなく、プロモーション撮影の時なども、押されている感じだった。まあ、それが彼の魅力でもあるのだが。

ところで、ソ・ジニ役のイ・ヒョヌという人、この「ウエディング」で初めて知った人だが、姿形は一見パッとしない感じなのだが、なかなか面白い、いい演技をする。このドラマでも、かなり重要な役どころを演じている。好きだ。プロフィールを見ると、1991年に歌手デビューをし、作詞・作曲・編曲まで行う、韓国を代表するシンガーソングライター、ということだ。音楽活動、俳優活動も行う一方、化粧品会社の社長という顔も持っているらしい。
で、さっそくリリースCDをチェックしてみた。なんと、9集までリリースしている。さっそく試聴してみた。けっこうユニークで、けっこう難しい内容だ。私のコレクションからは少し外れるので購入が控えたが、決してつまらないアーティストではない。

このブログの記事タイトルは「チャン・ナラ」としたのだが、なんだか彼女に関することは一部となってしまった。彼女に関するプロフィール、そして5集などの感想などは「気まぐれ五線紙 K-pop」方で読んで欲しい。

とにかく、もともと嫌いではなかった彼女ではあるが、このドラマ「ウエディング」を観て、彼女に対する想いはまるで変わった。いい。

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ソン・ヘギョ

2007年03月19日 | Actress



「フルハウス」を観た。と言っても去年の12月の話しだ。この時、日本での正規DVDはまだ発売が終っていないはずなので、観たのは海賊版のDVDだろうと思う(どこからか廻って来た)。少し、いつもの翻訳の仕方とは違っていたが、字幕はきれいに分かりやすく書かれていた。現在、朝鮮日報日本語版のショッピングモールで予約販売しているようだ。

「フルハウス」を観終えた時に、すぐにここに書くつもりだったのだが、ずいぶん時間が経ってしまった。今頃になって書いているのは、彼女ソン・ヘギョの「黄真伊」の東南アジアへの進出や、この「フルハウス」の中国での大人気のニュースを見て、やはり書かなきゃと思ったからだ。

彼女のドラマは「白夜」、「秋の童話」、「ホテリアー」、「オールイン」そして「フルハウス」と4本観ていることになるが、彼女をしっかり認識したのが「秋の童話」で、良かったのがやはり、名作「オールイン」だ。「オールイン」ではイ・ビョンホンとのこともある。
映画は、出演作品がまだ2本のようで「僕の世界の中心は君だ」と、そして「黄真伊」だ。
「僕の世界の中心は君だ」はついこのあいだ観た。が、しかし、やはり山田孝之と綾瀬はるかのTBS「世界の中心で 、愛をさけぶ」の方がいい。

私のソン・ヘギョに対するイメージは「秋の童話」と「オールイン」で出来上がっていた。可愛いがそんなにすばらしい女優というイメージは無かった。
その思い込みが変わってしまったのが、この「フルハウス」だ。彼女のハン・ジウンに出会った時、かなりの驚きを受けた。感激もした。ドラマの全体のタッチはコミックだが、彼女はたいへんすばらしい演技を見せてくれたと思う。ピとのかけ合いも最高である。ピもなかなか良かったのだが、ソン・ヘギョの方が、今までとのギャップも有り、際立って見えた。
彼女の今までの演技は、アクションの小さい、おとなしくて、どちらかというと暗いイメージだったが、この「フルハウス」を観て、こんな演技もできることを知った。たまたま私が、そんな役柄のドラマ、映画しか観てなかったからかも知れないのだが。
なんにしても彼女の好感度はぐんとアップした。そして、彼女がこんなに小っちゃかったのかとも思った。今までそんなに小さいとは思っていなかったのだが、「フルハウス」の相手役がみんな背が高いのでなおさらそう見えてしまったのかも知れない。
ドラマとしても、なかなか良かった。行きつ戻りつの引き伸ばし加減は許容範囲の限界に近かったが、まあ許せる範囲ではあった。

で、彼女の次回作品の映画「黄真伊」を楽しみに待っているのだが、日本語の字幕付きのレンタルDVDが出るのはいつのことやら。

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イ・ウンジュ追慕アルバム

2007年03月13日 | Actress



ウンジュさんの追慕アルバムを聴く。

このアルバムの企画を知った時、即、購入することを決めたが、この時はまだ気持ちとしては追慕というよりは追悼の気持ちであった。
しかし、このアルバムが形として見えてくるとともに、ネット上にこれに関連するいろんな情報、写真、映像が流れ、そしていま、このCDを手にとって、ジャケットの写真を見ているうちに、いつしか気持ちは追悼というより追慕の気持ちに変化してしまった。とくに、このCDジャケットに収められている目を閉じてマイクを持つ彼女の姿を見ていると、なぜか不思議な気持ちになってしまう。
残念で、悲しくて、目頭が熱くなるような、それでいて何故か吸い込まれるように心が落ち着くような、今までに経験したことのない不思議な感覚(感情)になる。
彼女の写真には、亡くなってしまったという想いも有るのだろうが、女優の華やかさではない、純真な不思議な美しさを感じる。

ところで、この写真、きっとネット上に同じものが有るだろうと思って探してみたが、なぜか無い。この時と同じであろうショットで目を開けたウンジュさんは有るのだが。
誰か彼女の写真集を作ってくれないだろうか。

なんか、こう書いていると、生前から彼女の大ファンだったみたいだが、じつは生前はそんなにでもなく、彼女の女優としての存在価値も、彼女にしか持ち得ないものも、深くは分っていなかった。残念ながら、彼女が亡くなってから、それに気付いたわけだ。いまさらで申し訳なく思う。

CDは、全部で13トラックで、その内の4トラックにウンジュさんが収められている。その4トラックの中の2トラックが、ウンジュファンにとって有名な「スカーレットレター(原題 주홍글씨:朱紅の文字)」の曲「Only when I sleep」である。ウンジュさんが歌っている曲としては、その曲「Only when I sleep」のデュオとソロの2曲だけだ。
ソロの方は曲としての仕上がりもかなりいい。ジャズ風にアレンジされていて、彼女の歌のうまさは玄人跣だ。
因みに、この曲はアイルランド出身のCorrsという兄妹のバンドで世界的にヒットした曲らしいが、試聴した限りではウンジュさんの方がいい。彼女、歌がうまいだけに、聴いていて目頭が痛くなる。
あと、「永遠の片想い(原題 연애소설:恋愛小説)」のメインテーマを、なんとウンジュさんが、可愛らしくピアノを弾いている。
そして、「愛と死を見つめて(原題 하늘정원:空の庭園)」のナレーションが有る。
けっきょく、追慕アルバム「Only One」は、この「Only when I sleep」のソロとデュオの2曲が残っていたおかげでアルバムとなり得たということのようだ(下記)。
いま、この「Only when I sleep」は名曲となった。

イ・ウンジュ 追慕アルバム Only One

このソロとデュオの2タイプのバージョンは、2004年にレコーディングされたそうで、今まで一度も一般公開された事がなかったものを、今回ウンジュさんの声を原音通リにリメークしてできたもののようだ。この「追慕アルバムOnly One」をリリースすることができたのは、映画「スカーレットレター」の音楽監督であったイ・ジェジンという人が、ウンジュさんの声を毀損せずそのまま保管していてくれていたおかげということのようだ。このように故人の音声を原本通リに再生、再構成するのは、韓国では初めてのことだそうである。

このCDは、所属事務所だった、ナムアクタースとエムネットメディアが共同で制作したもののようで、収益金の全額はイ・ウンジュファンクラブが中心である「故イ・ウンジュ追慕事業会(仮称)」に寄付され、短編映画制作や才能ある新人監督及び作家発掘などに使われる予定だそうである。

上の内容は以下の記事によるものだ。
innolifeNews 故イ・ウンジュの声、2年ぶりに歌で復活

CDジャケットの写真を見ながら「Only when I sleep」を何度も繰り返し聴いて思う、いったい、彼女に自らの人生を終らせなけらばならない何があったのだろう。

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