カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

ロンドンオリンピックの旅(5)~祭りのあと

2012-08-12 23:58:32 | └・海外旅行

オリンピック観戦客の人ごみに飲まれて、
二進も三進もいかなくなった私たちは、
とりあえず公園に非難して、
そこらで買ったたいしておいしくないパニーノを食べる。
祭りの後の寂しさにしばし放心。

さて、と気を取り直して立ち上がり、公園を横切って進むと
あれ、向こうからやってくるのは!?
 
くるみ割り人形、いや衛兵さんだ!
運良くちょうど衛兵の交代に出会った。
わーい、動いてる!帽子かわいい!
でも、近くで見るとやっぱり人だな。
けっこうゴツい。。
バチカンの衛兵は皆、天使のように美しいイケメンくんなのに。
いや、ま、衛兵ですから、ゴツい方が頼りになるね。

やってきたのは大英博物館。
ロゼッタストーンを見たら満足して、
もはや動く気力なしの母を座らせ、
ひとりでぐるぐる。

んん~、すばらしい!
何回来ても新しい発見ができそうな膨大な量の展示物。
これが無料なんて所がイギリス国政の素晴らしさ、
その力を恐ろしくさえ思う。
 
母もすっかりくたびれ果ててるようなので、
早めに晩ご飯にしてホテルで休むことに。
やってきたのは友達においしいと勧められたベルギー料理屋。
そう、イギリスのおいしいご飯がないかわりに、
ここには世界各国のおいしい料理があるらしい。
初日に食べたスペイン料理屋もすっごくおいしかったもん。

ベルギー名物のムール貝とビール、
締めにはベルギーワッフルを頂いて
ちょっぴり疲れも癒された気分。
オリンピックの熱い余韻を体の芯に残して、
今日は早めに眠りについたのでした。


<ベルギー料理のお店>
Belgo Centraal
50 Earlham St., WC2
☎7813 2233

ロンドンオリンピックの旅(4)~いよいよ本番!男子マラソン観戦

2012-08-12 23:45:13 | └・海外旅行
いよいよ従弟が出場するオリンピク男子マラソンが開催される。

オリンピック競技中でもラストを飾る花形競技、
沿道にはたくさんの観客が詰め寄せ、今かとまちわびる。

ああ、このワクワク感、
世界のオリンピック特有の高揚感に私も飲み込まれていく。
すごい、オリンピック!
この一体感、選手が発する圧倒的パワーは熱い波となって人々に伝わる。

私たちも昨日下見した地点に陣取る。
私もオリンピックに参加した気分になってきた。
かかげる日の丸の旗がなんか誇らしい。
ただの観客なのにね。

やってきた!

うわっ、すっごく早くて撮れない。
強く鳴る足音はあっという間に過ぎ去っていく。
怒濤のように過ぎ去る集団の中でなかなか従弟を捉える事ができない。

周回コースの3週目、ようやく従弟を捉えた。
でもファインダーに見た彼の表情に異変を感じで、
思わずカメラを降ろして叫んでた。
「がんばれ、あーくん!」
今、明らかに従弟は危機に瀕してる、
歓声の中で私の声は届かないかもしれない、
私が叫んだ所で彼を助ける事なんてできない、
それでも、なんとか、なんとか力づけたかった。
自分にとって一番大切な仕事、写真をおいてでも。

結果は残念なものだった。
彼がどれだけ努力してきたかよく知っている。
そして、今どれほど悔しいかも。
ただただ今はお疲れさまと労をねぎらいたい。
そして、オリンピックに来るきっかけをくれてありがとうと。
彼の活躍が、父を亡くした母の心をいつも元気づけてくれていた。
試合ごとに応援メールを送り、見守り
活躍を嬉々として私に報告してくれた。
オリンピック観戦の為に毎日体力づくりまでして、
元気にロンドンまでやってきた。
しょんぼりと暮らしていた母にどれだけの喜びと楽しみをくれたか。
きっと母だけではない。
波乱の多い彼のマラソン人生に励まされた人はきっと他にもいるだろう。
本当に、ほんとうにありがとう。
あなたは素晴らしい選手です。
これからもずっと応援してるからね。