カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

ロンドンオリンピックの旅(13)~ノッティングヒルの恋人

2012-08-18 23:50:46 | └・海外旅行
早朝、リージェンツ・パークの散歩を楽しんだ後は、
ロンドンのぶらり町歩き。
 
まずは、セント・パンクラス駅
 
 
ロンドンで最も美しいゴシック建築と言われるだけあって、
その姿は圧巻!
細部まできっちりと作り込まれた外観は華麗でありながら、
天に高くそびえる塔を支える柱はどっしりと堅固な重厚感をかもしだす。
それはここを通り過ぎたどんな物語にも風化しない
圧倒的な存在感。
これは素晴らしい!!見に来て良かった!

駅構内はこんな感じ。
古き良きイギリスをしっかりと保ちながら、
少しも古びない現代的な雰囲気。
これぞイギリス。

ついでにお向かいのキングス・クロス駅。
こちらはキュートな外観。

ホグワーツ魔法学校行きの列車が出発する9 3/4線が見たかったけど、
見つからず、、改札の中かな~~?
ちゃんと調べてくれば良かったなぁ。
ま、いいか、とあっさり踵を返した。
だって今、セント・パンクラス駅の素晴らしさで心がいっぱいだし、
それに今日はこれからまだまだ廻るのだから。
 
 
やって来たのはノッティング・ヒル。
そう、映画「ノッティング・ヒルの恋人」の舞台。
映画みたいな運命の恋にも憧れるけど、
世の中はそんなにロマンチックじゃないと知ってしまったこの頃、
むしろそんな雑多な世の中の、雑多さを愛でるアンティーク市へ。

映画にも出て来たポートベロー・マーケット。
世界最大級のアンティーク市とあってすごい人出。

ワクワクドキドキの宝探しが始まる。
 
 
どれも新品に負けないくらいにピッカピカに磨かれている。
むしろ、年代を超えて捨てられずにあるものは、
それなりの魅力を持っており、
それはピカピカの新品には必ずあるものではない。
こうやって眺めていると、アンティークを買う方が
むしろ容易く良いものが得られるのではないかと思えたりもする。
 
 
イタリアでも各町でアンティーク市をよくやるけど、
アンティークというよりがらくらたとごっちゃまぜで
埃かぶって山盛りになって売られていることがほとんど。
イギリスの人たちは売るということを良く知っている。
だから買い手は見易いけど、
でも、イタリアの宝探し感も私は好きだったりする。
 
さて、そろそろお腹も空いて来て、
お昼どうしようかなーと思っていたら、クレープの露店発見。
お姉さんにチーズ&ハムのクレープを1枚焼いてもらって、
店裏の階段に座って食べる。
超でかくて、しかもぶあつい!
んー、クレープってこんなんだったけ、、
食感はもっちりと食べごたえもSO BIG。。
さすがの私もギブアップしそうな大きさ。
いや、旅の食べ物はかき捨てないっ、意地になって食べた。

アンティークのデザートフォークを買って、
中心街へ戻る。
 
ビックベンに軽く挨拶しまして、
それからまた次の町へ。

オリンピック観戦の帰り、
母達と夕飯を食べに寄ったコベントガーデン辺り、
なんかいい感じだったから、ゆっくり見てみたかった。
 
 
かわいいお店がたくさん。
ちょこちょこ覗いてぷらぷら歩く
 
あ、The イギリス!マフィン!
食べとかなくっちゃ!

かわいいミニマフィンを2つおやつに。
私の身体に馴染みのない甘さに引っ張られるように、
早朝から歩きまくった疲れが消し飛ぶ。

ミニマフィンのおかげか、
超人的に歩いた今日一日の予定をこなしても有り余る体力。
川風に誘われて、川沿いの遊歩道をプラプラと歩く。

ついに東の端、タワーブリッジまでたどり着いてしまう。

傾き始めた日がくっきりと映し出したロンドンは、
どんなに歩いてもやっぱり知らない街の顔をしている。

私は長い、長い旅を続けている。
果たしてこの旅に終わりはあるんだろうかと、ふと思う。

途方に暮れる心をさらって、ティムズ川の風は渡っていくのでした。

ロンドンオリンピックの旅(12)~リージェンツ・パーク

2012-08-18 23:47:21 | └・海外旅行
ロンドン(貧乏)ひとり旅。
昨日は無料の国営の美術館を思いっきり楽しんだ。
そして今日は公園!こちらも無料ね。
何を隠そう、自然生態学専攻の私。
緑が大大大好き。
心惹かれるイングリッシュガーデン。

早朝、そっとその門をくぐる。

私が二歩目を踏み出す先に、
バラのやわらかな香りが私を包む。

それから、いらっしゃいと爽やかな風が木々を静かに揺らす、
 
 
朝露に濡れる緑の香り、水面の輝き。

まだまだ人気も少ない早朝、
 

はじけるように輝く朝日に、
私たちより早く目覚めた花たちが笑顔で出迎えてくれる。
 
 
きらきらと笑う草花

溢れる光

濃く落ちる影が描く輪郭は
この世の美しさを鮮烈に刻む。
 
 
生きとし生けるものの喜び
 
 
その光に手を広げよ。

私は一気に心を広げて日光浴をする。

花に挨拶をしながら道を抜け、先へ進む。

庭らしき庭を抜け、
  
 
小さな森の小径抜け散歩は続く。
 
あ!キミ!名前知らないけどオリンピックの子。
ここにもいたのね。

いたずらっ子のキミも。
 
 
夏の花も、鳥も、人も、日光浴。

私もこの席に座ってしばし休憩。

見上げた空は
どこまでも
どこまでも
青いのでした。