カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

ペールジャのチョコレート祭り

2010-10-16 22:07:33 | └☆イタリアぶらり旅
今にも泣き出しそうな寒空のもと
わざわざペルージャまでやってきた。
 
なぜこんないけ好かない天気の日にわざわざ出かけたかって、
 
それは、「チョコレート祭り」をやってるから♪

ペルージャは日本でも売っている「Baci」チョコレートの会社がある町。
年に一度「Festa di Cioccolata」として大々的にイベントが開催される。
チョコレートがなければ私の人生はないくらい、大のチョコレート好きだから
そりゃあ、雨が降ろうが、槍が降ろうが行くけんが。

PERUGIAの駅を降り、人の流れに乗って中心街へ。
町はすでにこの人だかり。
たくさんのチョコレートの屋台が並び
アトラクションのブースが出ている。
チョコレート会社のネームが入った観覧車まで!
やるなぁ~~!
 
お祭りムードにテンションも上がって
私も負けじと、まずは1杯Cioccolata Calda(ホットチョコレート)をいただく。
んん~、ヴォーナ!おいしい!
ビーターでカカオの香りが濃い感じが私好み。
ふぁぁ、あったまるぅ~。
よぉぉし、今日はダイエット返上でたべるぞぉ!!
 
通りを埋め尽くすチョコレートの屋台。
どれもおいしそう☆
 
あ、ケバブチョコレートだ!
トルコ料理のケバブを模して
大きなチョコを削って、ケーキ生地にくるっと巻いてくれる。
あまくておいしい!
 
各チョコレート会社が出すブースでは様々なイベントが催されている。
 
  
イベントにあわせたこんなかわいい交通標識。
チョコレートに関係ないお店まで
ディスプレーをチョコレートで飾って
街中がチョコレート祭り一色。
よく見ればただ街中でチョコレートを売ってるだけだけど
でもこの人の盛り上がり方がイタリアっぽい。
なんかつられて楽しくなっちゃう。

町の中心、大聖堂までやってきた。
 
チョコレートもいいけど、せっかく来たから観光も。
 
 
プーリオリ宮(Palazzo dei Priori)
ゴシックの重厚な外観に
美しい青い装飾をほどこした室内が見事。

大聖堂も大きく重厚で、町の佇まいの端々から
この小高い丘の上に君臨しつづけた中世都市の権威を感じるなぁ。

イベント会場を離れて、町の裏側をちょっと探検。
 
  
表が喧噪に満ちているせいか、そこはとても静か。
古くエトルリアから築かれて来たこの町は
幾重もの時代の面影を映し静かに佇んでいる。

町角でとってもいい香りがして立ち止まる。
ピザだ!焼きたての香ばしいかおり。
お店は、うーん、あんましさえない感じだけど
でもこの香りの良さはきっと!
 
この嗅覚は見事にビンゴ!
すっごくおいしかった。
もっちりとした生地も旨味があり
チーズたっぷり、きのこの具もいい感じ。

おいしいものを食べて元気100倍。
さらに散策を続ける。
 
  
古い煉瓦の町はまるで時空を彷徨う迷路みたいに
上ったり下ったりしながらうねうねと続く。
 
ようやく町を出たかと思ったら、さらにこんなに町が広がっていた。
大きな町なんだなぁ、ペルージャって。
あんなに向こうまでは行けそうにないので折り返し
大好きなチョコレートの元へ。

第2ラウンド!チョコレートケーキ(Scaccata di cioccolata)
間には杏のジャムがたぁぁぁぷり挟まれている。
もう甘さを通り越して、甘いんだか何だか分からない。
 
プラプラ歩いていたら「ちょっと手を貸して」と腕をつかまれた。
何かと思えば、似顔絵描きのさくらをやってとのことだった。
ま、時間あるし、いっか、と似顔絵を書いてもらった。
ものの3分、さらさらと描いていく。おおすごいね、プロのテク。
出来上がり、似てるといいたくないけど、どことなく似てる。うむ~。
で、お礼にとごちそうになったホットチョコレート、本日2杯目。
このホットチョコはとろっとして甘い系。
1杯目の方が好きかな。
母と友達へのお土産を買いつつ、イベント会場を折り返す。

もとの広場に戻って見下ろした町。
小高い丘になだらかに続く街並が美しい。
今度は晴れてる日にまた来たいな。

自分用に買ったチョコレートを食べつつ帰りの列車に乗り込んだ。
もちろん、フィレンツェに着くまでにこれは全部食べちゃった。
さ、私の食べたチョコレートを見て、そろそろみなさん気持ちが悪くなったかな。
私はと言えば、大好きなチョコレートをたくさん食べて
それはそれは幸せな一日なのでした。


<ピザのお店>
■Pizzeria A'Livella sas
piazza morlacchi 1 Perugia