夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

師よりの文

2015-06-02 23:35:47 | 日記
今日、帰宅すると、郵便受けに先生(短歌結社の)からの手紙が届いていた。
私などに、わざわざ、と恐縮しながら開封すると、
「前略、新任地米子の工合は如何ですか。もう大分馴れたことと存じます。」
と始まり、来月に日本歌人クラブ・中国ブロックの会合で、
「伯耆路をゆく―古代から現代へ―」
という研修会があるから、もしよければ参加してみたらというお誘いであった。

日程表を見ると、米子駅に集合し、一泊で伯耆古代の丘公園や妻木挽田遺跡、後醍醐天皇歌碑などを巡る研修会のようである。
講演や懇親会などもあり、盛りだくさんの内容で、ぜひとも行きたいと思う。
ただ、私のスケジュールを確認すると、途中からの参加になりそうなので、申し込む前に、いちおう事務局に確認しておくことにする。

それにしても、岡山を離れても、昨年一年ご指導いただいただけの、末端の弟子にまで、先生がこのようにお気遣いくださるのが忝ない。
もしかすると、今月号の歌誌「龍」に、

  岡山を遠く離れて「龍」を読む思ひ出づるは歌会のこと
  岡山を去ると決めしはわれなれど歌会に集ふなきが寂しき

という私の歌が載ったのを、先生が心配なさり、お声がけしてくださったのかもしれないと思う。
肝心の歌の方は、なかなか上達しないけれども、せめてこうした機会に、短歌のことを少しでも吸収し、今後に生かしていけたらと思う。

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