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一昨日、西新宿の「STRANGELOVE RECORDS」で見つけた。
以前(2012/12/24)紹介したライブCDの『ハートブレイカー』(1978年7月31日、イギリスのカムデン・ミュージック・マシーンでの公演を収録)とは別物。
1979年3月10日、ジャパン初来日時の大阪フェスティバル・ホールでのライブを収録したCD。
収録曲は以下の通り。
1.Don't Rain on My Parade
2.Obscure Alternatives
3.Love Is Infectious
4.Deviation
5.European Son
6.Suburban Love
7.Suburban Berlin
8.Rhodesia
9.Somtimes I Feel So Low
10.Adolescent Sex
11.The Unconventional
(アンコール)
12.Heartbreaker
13.Automatic Gun
2.Obscure Alternatives
3.Love Is Infectious
4.Deviation
5.European Son
6.Suburban Love
7.Suburban Berlin
8.Rhodesia
9.Somtimes I Feel So Low
10.Adolescent Sex
11.The Unconventional
(アンコール)
12.Heartbreaker
13.Automatic Gun
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/8a/260e69d6e13edd74e395f2965a6cf638.jpg)
CDを再生すると、前触れもなくいきなり、1.「パレードに雨を降らせないで」の曲が始まる。のっけから観客(特に女性)は大騒ぎ。「でびっどー!!!」と呼ぶ声など、絶叫というよりほとんど金切り声。
改めて、ジャパンは当初、日本ではルックス先行で、アイドル的に受けとめられていたことを認識した。
観客の聴取態度にも驚く。2.「苦悩の旋律」のイントロ開始と共に、客席から手拍子。そういう曲かなあ?(苦笑)
前年11月に2ndアルバム『苦悩の旋律』をリリースしたばかりなので、8曲中7曲がセットリストに入っているが、わずか8ヶ月前のロンドン公演より演奏技術やデヴィッドの歌唱法が上達していることを感じる。
また、2.「苦悩の旋律」の後奏がレコードとは少し違っていたり、4.「若き反抗」も、曲が始まる前にデヴィッドが“Deviation!”と紹介しているのに、サビまではまるで別の曲のように聞こえたりするのは、おそらく当時彼らが試行錯誤を繰り返し、"ジャパン・サウンド"を確立する道程にあったことを物語っているのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/97/9dedec5a46f400bb890b3aa13afd6f40.jpg)
ジャパンのスタジオ録音アルバムには未収録の曲だが、5.「ヨーロピアン・サン」があったのは、この時期にこの曲が…と驚く。
ジャパンは2ndまではハードロックに黒人音楽やシンセサイザーを融合させたような曲調のものが多いのだが、「ヨーロピアン・サン」は、大胆にエレクトロポップの要素を導入し、3rdアルバム『クワイエット・ライフ』(1979)の方向性を予告したようなサウンドになっている。
アンコールの2曲、12.「ハートブレイカー」、13.「オートマティック・ガン」は大盛り上がりで、CDで聴くだけでも会場の熱気が伝わってくる。
前回聴いたロンドン公演(78年7月)のCD『ハートブレイカー』と、今回聴いた大阪公演(79年3月)の『ハートブレイカー』を聴くことで、初期ジャパンのよさを見直し、また彼らの短期間での成長も感じることができた。
こんにちは!いや~ちかさださん(笑)
アノ「語り草」にもなった伝説的とも言えるジャパンの初来日コンサートですね。(笑)
我を忘れ熱狂した女子がステージ前に駆けつけ、(雪崩れ込む?)殆んど「芋の子洗い状態」で・・・
演奏が全く聞こえず・・・
その後のアンコールで何故か人が居なくなった・・・
なんと粗方の子が、間近でメンバー見たさに「出待ち」狙いだったと言う・・・(苦笑)
もう~曲どころではなかったのでしょう・・・・
でびが大きなサングラスをかけてて「顔がみれないっ!!!」と憤慨していた女子もいたらしいですね。
当時は「肝心・・・要」でしたでしょうから(笑)
今のシルヴィアンからは全く想像出来ませんよね。
ですが・・・やっぱり、当時の彼からは今の「デヴィッド・シルヴィアン」は・・・おそらくは誰も想像出来なかったのではないでしょうか?(笑)
そう考えると面白いですね。
ですが・・・これは紛れも無くジャパンの原点であり・・・デヴィッド・シルヴィアンの原点なのだと思います。
(B・ミュージックからの影響が色濃い)
ちかさださんも仰る様に、ライブでは必ずしも原曲通りではなく、アレンジも含めて彼ら流、デヴィの歌い方もその時によって全く違って聞こえたりして、出だしを聞いて「あれっなんの曲・・・あ~これか」と言った事も・・・
これは「JAPAN」、「DAVID・SYLVIAN」も同様で、同じ楽曲でも様々なヴァージョンが存在していて、マニアなファンでさえ全てをコレクションするのは至難の業ではないでしょうか?
これには海外のファンも嘆いておりますね。(笑)
そう言った意味でも彼らは・・・「ファン泣かせ」でございます。
このライブ盤を聴かれて、もう既にちかさださんもお分かりだと思いますが・・・
やっぱりジャパンの独特の音は、他のバンドと一線を画していますよね。
彼らのこの旺盛な実験精神に改めて驚かされるのと同時に、彼らの荒削りながら若さ特有の瑞々しい感性や、(後期の彼らにはない)(笑)
情熱溢れるサウンドは今聞いても新たな発見があったり、逆に今だからこそ?大変魅力的であります(笑)
ちかさださんありがとうございました。(笑)
ジャパン初来日時のライブの音源が存在しているのは、やはり貴重ですね。
音質は良好で、ノイズ(観衆の騒ぎ(?)も含めて)も少なく、今から30年以上昔であることを思うと、驚くばかりです。
欲を言えば、演奏曲に「コミュニスト・チャイナ」がないのはちょっと残念。でも、文句なしに素晴らしいCDです。