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夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

マッキー(その2)

2014-02-12 23:23:40 | 映画
内容紹介の続き

マッキーはビンドゥに、スディープが自分を殺したことを伝え(身振り手振りのジェスチャーで伝えているのが、亡くなった本人には悪いが、おかしくて笑える)、2人は復讐を決意する。マッキーは、体が小さく非力でも自由に飛び回れるのを利用して、スディープに攻撃を仕掛け、車の運転中を襲って交通事故を起こさせたり、寝たばこで火事、床屋で理容師がカミソリを持つ手を誤らせたりと大暴れ。スディープを恐怖のどん底に陥れる。

スディープは農業大学の教授に相談し、毒性の強い殺虫剤を開発させて対抗するが、マイクロアートが得意なビンドゥが、小さな防ガスマスクを製作したため、殺虫剤も効かなくなってしまう。
マッキーは体を鍛えてパワーアップし、ビンドゥが作った鋼鉄の爪まで装着して、無敵の必殺兵器となる。しかし、ビンドゥの協力に気づいたスディープが彼女を脅迫して連れ去り、また呪術師まで味方につけて逆襲を開始する…。

感想

この映画では、ハエのマッキーになってしまったジャニが、ビンドゥへの愛を貫くところが、なんともせつなくて、おもしろい。
自分がハエに生まれ変わって会いに来たことを伝えようとして、ビンドゥが自分を思って流した涙で、
I AM JANI (ぼくはジャニだよ)
REBORN  (生まれ変わったんだ)
と文字を書いて知らせるシーンは、見ていてなぜかホロッときてしまった。


映画の最後で、マッキーは我が身を犠牲にしてビンドゥを守り、スディープへの復讐を果たすのだが、なんとそれから間もなく、マッキーは再びハエとしてこの世に生まれ変わる。そして、いつもビンドゥの身近にマッキーはいて、二人(?)の日常生活は続いていく…という感じなのだが、……こんな恋、アリ?

久しぶりのインド映画(インド南東部のテルグ語で作られた地方映画)だったが、愉快痛快な内容で楽しめた。
しかし、もしかして誰かの生まれ変わりかもしれないと思うと、これからは、ハエやカもうかつに殺したりできなくなりそうだ。

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