ほろ酔いハングル

韓国語学習の覚え書き・+・気になった日本語のメモ

「くらい」「ぐらい」

2017-08-10 | 日本語メモ

日本語のテキストに出てきた会話

A: 加藤さんは いつ タイへ行きますか。
B: 今月の 終わりに 行く 予定です。
A: どのくらい いるんですか。
B: 1週間ぐらいの 予定です。

これは「~予定です」の練習だったんですが
D君の質問は、そこではなくて
 「くらい」と「ぐらい」はどう違うんですか?
そんなこと考えてみたこともない。。
 「う~ん、前にくる言葉によって違うようですね。」
と答えたものの..
「どのくらい」「どのぐらい」
「1週間くらい」「1週間ぐらい」
と何回も言っているうちに
どっちでもいいような気がしてきました。(苦笑


家に帰って、早速リサーチ!
飯間先生のブログにこちらの記事がありました。
それによると
『NHKことばのハンドブック 第2版』に、
「以前は次のような使い分けが行われていた」とあって、
  (1)体言には「ぐらい」が付く。
  (2)「この・その・あの・どの」には「くらい」が付く。
  (3)用言や助動詞には、普通は「ぐらい」が付くが,「くらい」が付くこともある。
と載っているそうです。

さらに、この「以前」というのは江戸時代らしく、
  名詞に付くばあいには濁音、
  コ・ソ・ア・ドに付くばあいは清音、
  活用語に付くばあいは清濁両形をとる傾向がある。
と『日本国語大辞典』に書かれているそうです。


結局、今は使い分けの基準があるわけではなく、
「くらい」が多く使われるということみたいです。