「こんにちわッ、テディちゃでス!
じわじわァ~ッとォ、あるぷすゥ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:虎です!山が近いぞ!)
こんにちは、ネーさです。
ツール・ド・フランス2017は、ワイン街道を走り抜け、
ジュラ山脈に入りました。
明日の第9ステージは今大会屈指の超級山岳コース、
しかも天気予報では午後に雷雨あり?
トラブルが起きませんようにと祈りながら、
さあ、ここからは読書タイムです。
本日は、こちらのエンタな小説作品を、どうぞ~♪

―― キネマ探偵 カレイドミステリー ――
著者は斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆき)さん、2017年2月に発行されました。
第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞したこの御本は、
著者・斜線堂さんのデビュー作品でもあるんですよ。
「ぱちぱちぱちィ!」
「ぐるるぅー!」(←訳:祝デビュー!)
物語は、題名からもしゃっきりお分かりのように、
ミステリー、
いえ、キネマでカレイドなミステリー作品で、
ミステリといえば、これはもう、
探偵さんがつきもので。
「どんなァたんていィさんッ、でスかッ?」
「がるるるぐるるがるる!」(←訳:もちろんキレ者だよね!)
え~っと、そうね、
世に名探偵とされる方々は、
ホームズさんにせよエラリー・クイーンさんにせよ、
ナイフのように切れ味鋭い知能の持ち主なのですが、
彼らはまた、変わった人よね~と
呆れられることも少なくありません。
そして、この御本の探偵さんは……
「うゥ~むゥ??」
「ぐる!」(←訳:うむ!)
しかし、探偵さんの登場に先立って、
まずはワトソン博士的な役どころの青年をおひとり、
ご紹介しておきましょう。
英知大学の二年生・奈緒崎(なおさき)くんが、
まさにワトソン博士の……ワトソン博士には遠く及ばない、
んですけど、やっぱり、たぶんワトソン博士なワケで……
「ふァ??」
「がるぅ?」
まあつまりハッキリ言っちゃいますけど、
奈緒崎くん、大学の成績はボロボロなんですのよ。
まだ二年生の前期だというのに、
テストはダメダメだったし、
出席率も悪いし、
早々に担当教授さんから告げられてしましました。
留年決定、と。
「……あァ~」
「……ぐる~」
留年、でも。
教授さんは、ニンジンを、いえ、
或る解決策を奈緒崎くんに突きつけます。
嗄井戸高久(かれいど・たかひさ)くんという、
現在はひきこもりになっている一人の学生、
かつては主席入学を果たしたほど優秀な学生を
もし、大学に連れてくることが出来たら。
そうしたら、ちゃんとキミを卒業させてあげるから。
「ええええェ??」
「がるぐるるっがる!」(←訳:アリですかっそれ!)
教授さんがどこまで本気なのかは分かりませんが、
奈緒崎くんには後がない。
これは……連れてこないと、嗄井戸くんを!
「でスよねッ!」
「ぐるる!」(←訳:だよね!)
嗄井戸くんが住むという、
下北沢のアパートへ、
奈緒崎くんは向かったものの、
あっさり拒否されてしまいました。
大学にはもう行かない――
「……でスよねェ~」
「がるぐるるるる~」(←訳:そう簡単にはね~)
ただ、奈緒崎くんは見つけます。
嗄井戸くんが喰いついてくる話題が、ひとつ、あった。
彼は、映画マニア!
「とッぱこうゥはァ、そこでスねッ!」
「ぐるるる!」(←訳:映画の話!)
そして、映画に係わる何気ないお喋りが、
嗄井戸くんと奈緒崎くんに
新たな役割を与えることになりました。
映画館に/映画にまつわる《謎》を解く――
「なぞのォ、こたえはァ~…」
「がるるぐる!」(←訳:映画の中に!)
映画好きさんにも
ミステリ好きさんにもおすすめのキネマミステリ、
スカイエマさんの表紙イラストを目印に、
本屋さんで、図書館で、
探してみてくださいね~♪
じわじわァ~ッとォ、あるぷすゥ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:虎です!山が近いぞ!)
こんにちは、ネーさです。
ツール・ド・フランス2017は、ワイン街道を走り抜け、
ジュラ山脈に入りました。
明日の第9ステージは今大会屈指の超級山岳コース、
しかも天気予報では午後に雷雨あり?
トラブルが起きませんようにと祈りながら、
さあ、ここからは読書タイムです。
本日は、こちらのエンタな小説作品を、どうぞ~♪

―― キネマ探偵 カレイドミステリー ――
著者は斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆき)さん、2017年2月に発行されました。
第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞したこの御本は、
著者・斜線堂さんのデビュー作品でもあるんですよ。
「ぱちぱちぱちィ!」
「ぐるるぅー!」(←訳:祝デビュー!)
物語は、題名からもしゃっきりお分かりのように、
ミステリー、
いえ、キネマでカレイドなミステリー作品で、
ミステリといえば、これはもう、
探偵さんがつきもので。
「どんなァたんていィさんッ、でスかッ?」
「がるるるぐるるがるる!」(←訳:もちろんキレ者だよね!)
え~っと、そうね、
世に名探偵とされる方々は、
ホームズさんにせよエラリー・クイーンさんにせよ、
ナイフのように切れ味鋭い知能の持ち主なのですが、
彼らはまた、変わった人よね~と
呆れられることも少なくありません。
そして、この御本の探偵さんは……
「うゥ~むゥ??」
「ぐる!」(←訳:うむ!)
しかし、探偵さんの登場に先立って、
まずはワトソン博士的な役どころの青年をおひとり、
ご紹介しておきましょう。
英知大学の二年生・奈緒崎(なおさき)くんが、
まさにワトソン博士の……ワトソン博士には遠く及ばない、
んですけど、やっぱり、たぶんワトソン博士なワケで……
「ふァ??」
「がるぅ?」
まあつまりハッキリ言っちゃいますけど、
奈緒崎くん、大学の成績はボロボロなんですのよ。
まだ二年生の前期だというのに、
テストはダメダメだったし、
出席率も悪いし、
早々に担当教授さんから告げられてしましました。
留年決定、と。
「……あァ~」
「……ぐる~」
留年、でも。
教授さんは、ニンジンを、いえ、
或る解決策を奈緒崎くんに突きつけます。
嗄井戸高久(かれいど・たかひさ)くんという、
現在はひきこもりになっている一人の学生、
かつては主席入学を果たしたほど優秀な学生を
もし、大学に連れてくることが出来たら。
そうしたら、ちゃんとキミを卒業させてあげるから。
「ええええェ??」
「がるぐるるっがる!」(←訳:アリですかっそれ!)
教授さんがどこまで本気なのかは分かりませんが、
奈緒崎くんには後がない。
これは……連れてこないと、嗄井戸くんを!
「でスよねッ!」
「ぐるる!」(←訳:だよね!)
嗄井戸くんが住むという、
下北沢のアパートへ、
奈緒崎くんは向かったものの、
あっさり拒否されてしまいました。
大学にはもう行かない――
「……でスよねェ~」
「がるぐるるるる~」(←訳:そう簡単にはね~)
ただ、奈緒崎くんは見つけます。
嗄井戸くんが喰いついてくる話題が、ひとつ、あった。
彼は、映画マニア!
「とッぱこうゥはァ、そこでスねッ!」
「ぐるるる!」(←訳:映画の話!)
そして、映画に係わる何気ないお喋りが、
嗄井戸くんと奈緒崎くんに
新たな役割を与えることになりました。
映画館に/映画にまつわる《謎》を解く――
「なぞのォ、こたえはァ~…」
「がるるぐる!」(←訳:映画の中に!)
映画好きさんにも
ミステリ好きさんにもおすすめのキネマミステリ、
スカイエマさんの表紙イラストを目印に、
本屋さんで、図書館で、
探してみてくださいね~♪