「こんにちわッ、テディちゃでス!
きたぞォ、ぴれねーさんみゃくゥ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!峠が来る!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、ツール・ド・フランス2017は第12ステージ以降、
ピレネー、中央山塊(マシフ・サントラル)、アルプス、と
山岳コースが相次ぎますよ。
ガンガン攻めて坂を乗り切れ!と声援を送りながら、
さあ、本日の読書タイムは……
いま話題の、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― ポーの一族 春の夢 ――
著者は萩尾望都(はぎお・もと)さん、2017年7月に発行されました。
おそらく、活字マニアさんならずとも御存知のことでしょう、
今週の初めから何十回となく
TVでCMが放送されているとあっては……!
「びッくりィしましたでスゥ!」
「ぐるるるる!」(←訳:魂消ました!)
それも道理、とも言えましょう。
《ポーの一族》シリーズといえば、
著者・萩尾さんの代表作であるだけでなく、
最近では翻訳されて海外にもファンが大勢!という
日本マンガ史上の金字塔なのですからね。
その《ポーの一族》シリーズに
40年ぶりに新刊が加わった!わけで、
これはもう今年の読書界のトップニュース確定です。
「さらにィ、びッくりィなのはァ~」
「がるるる!」(←訳:絵ですね!)
そうですね、
約一年前、御本の表紙にもなっているカラー画が
発表誌の表紙を飾ったとき、
《ポーの一族》ファン諸氏は
えええええ~っ??と叫んだものです。
これは誰?
もしかして、これがエドガー?
……エドガーなんですか、これが!
「しょッくゥでしたでス~…」
「ぐるる!」(←訳:でもね!)
そう。でも。
画風の違い、
顔や背景の描き方の違いは、
読み進むうちにあまり気にならなくなります。
いえ、全く気にならなくなるだろうとは保証できかねますが、
ささやかな違和感は二の次になってしまうこと必至です。
画風より、物語がすごい!
どんどん引き込まれてゆく。
それくらい面白いんですー!
「よみはじめればァ~」
「がるぐるるる!」(←訳:実感できます!)
時代は1940年代の英国――
児童文学好きな御方には
《ナルニア国》シリーズの時代、と言えばお分かりでしょうか。
ロンドンはドイツ軍の空襲を受け、
郊外や地方へと多くの子どもたちが疎開していた時代。
イギリス、ウェールズ地方のアングルシー島の或る館でも
戦火を逃れてきたとおぼしき
ふたりの少年が暮らし始めましたが。
島には既に、
もうふたり、いたのです。
戦争に親を、家を、心の拠りどころを奪われた子どもたちが。
「にたものォどうしィ?」
「ぐるがるぅ?」(←訳:なのかなぁ?)
その出逢いは、どこへ向かうのか。
子どもたちから何を抉り取るのか――
読み進みながら、
それでもなお、違和感を払拭できなかった昔からのファンさんは、
御本のカバー見返しに記されている
著者・萩尾さんの言葉に目を留めてみてください。
《絵も顔も変わりました。歳月を感じます。
でも心の中にずっといてくれました。
エドガーもアランも。》
この言葉を胸に、
再びページを捲れば、
唯一無二の物語がそこにある――
「ずッとォ、ここにィ!」
「がるるるる!」(←訳:これからも!)
マンガ好きさん&全活字マニアさん、
ぜひ、一読を♪
きたぞォ、ぴれねーさんみゃくゥ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!峠が来る!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、ツール・ド・フランス2017は第12ステージ以降、
ピレネー、中央山塊(マシフ・サントラル)、アルプス、と
山岳コースが相次ぎますよ。
ガンガン攻めて坂を乗り切れ!と声援を送りながら、
さあ、本日の読書タイムは……
いま話題の、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― ポーの一族 春の夢 ――
著者は萩尾望都(はぎお・もと)さん、2017年7月に発行されました。
おそらく、活字マニアさんならずとも御存知のことでしょう、
今週の初めから何十回となく
TVでCMが放送されているとあっては……!
「びッくりィしましたでスゥ!」
「ぐるるるる!」(←訳:魂消ました!)
それも道理、とも言えましょう。
《ポーの一族》シリーズといえば、
著者・萩尾さんの代表作であるだけでなく、
最近では翻訳されて海外にもファンが大勢!という
日本マンガ史上の金字塔なのですからね。
その《ポーの一族》シリーズに
40年ぶりに新刊が加わった!わけで、
これはもう今年の読書界のトップニュース確定です。
「さらにィ、びッくりィなのはァ~」
「がるるる!」(←訳:絵ですね!)
そうですね、
約一年前、御本の表紙にもなっているカラー画が
発表誌の表紙を飾ったとき、
《ポーの一族》ファン諸氏は
えええええ~っ??と叫んだものです。
これは誰?
もしかして、これがエドガー?
……エドガーなんですか、これが!
「しょッくゥでしたでス~…」
「ぐるる!」(←訳:でもね!)
そう。でも。
画風の違い、
顔や背景の描き方の違いは、
読み進むうちにあまり気にならなくなります。
いえ、全く気にならなくなるだろうとは保証できかねますが、
ささやかな違和感は二の次になってしまうこと必至です。
画風より、物語がすごい!
どんどん引き込まれてゆく。
それくらい面白いんですー!
「よみはじめればァ~」
「がるぐるるる!」(←訳:実感できます!)
時代は1940年代の英国――
児童文学好きな御方には
《ナルニア国》シリーズの時代、と言えばお分かりでしょうか。
ロンドンはドイツ軍の空襲を受け、
郊外や地方へと多くの子どもたちが疎開していた時代。
イギリス、ウェールズ地方のアングルシー島の或る館でも
戦火を逃れてきたとおぼしき
ふたりの少年が暮らし始めましたが。
島には既に、
もうふたり、いたのです。
戦争に親を、家を、心の拠りどころを奪われた子どもたちが。
「にたものォどうしィ?」
「ぐるがるぅ?」(←訳:なのかなぁ?)
その出逢いは、どこへ向かうのか。
子どもたちから何を抉り取るのか――
読み進みながら、
それでもなお、違和感を払拭できなかった昔からのファンさんは、
御本のカバー見返しに記されている
著者・萩尾さんの言葉に目を留めてみてください。
《絵も顔も変わりました。歳月を感じます。
でも心の中にずっといてくれました。
エドガーもアランも。》
この言葉を胸に、
再びページを捲れば、
唯一無二の物語がそこにある――
「ずッとォ、ここにィ!」
「がるるるる!」(←訳:これからも!)
マンガ好きさん&全活字マニアさん、
ぜひ、一読を♪