テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ピラニアからクジャクまで?

2017-07-30 22:13:40 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァむむゥ! これはァ、だいじけんッ!」
「がるる!ぐるがぅーるるる!」(←訳:虎です!メガディールです!)

 こんにちは、ネーさです。
 ネイマールくん移籍か!?!のニュースに、
 いま、海外のサッカー界は揺れています。
 バルセロナから、フランスのパリサンジェルマンへ、
 移籍金等を含めて総額およそ400億ユーロが動く……?
 行かないでおくれネイマールくんと嘆息している私ネーさですが、
 さあ、気を取り直して、
 本日の読書タイムは、こちらのご本を、どうぞ~♪
 
  



        ―― クジャクを愛した容疑者 ――



 著者は大倉崇裕(おおくら・たかひろ)さん、2017年6月に発行されました。
 副題に『警視庁いきもの係』とありますように、
 ちょうど今日=日曜日の夜に放送されてますねえ、
 TVドラマ化されて。

「ふァいッ! げんさくゥ、なのでス!」
「ぐるがるーるぐる!」(←訳:人気シリーズだよ!)

 『小鳥を愛した容疑者』
 『蜂に魅かれた容疑者』
 『ペンギンを愛した容疑者』に続くシリーズ第四作目となるこの
 『クジャクを愛した容疑者』には、

 『ピラニアを愛した容疑者』
 『クジャクを愛した容疑者』
 『ハリネズミを愛した容疑者』の
 連作短編3作品が収録されています。

「……ぴらにあァ??」
「がるっるぐるがるるる?」(←訳:それってあのピラニア?)

 はい、3作品それぞれで、
 ジャイアントイエローピラニアくんやら、
 ブラックピラニアくんやら、
 クジャクさんやら、
 ハリネズミちゃんやらが人間以上にスポットライトを浴び、
 非常に注目されておりますよ。

「だッてェ、どうぶつゥたちはァ~…」
「ぐるがるるるる!」(←訳:証人でもあるし!)

 スポットライトを跳ね返す迫力で
 舞台の中央を堂々闊歩するのに相応しいのは、
 やはり、クジャクさんでしょうか。

 表題作品『クジャクを愛した容疑者』に登場するのは、
 まぎれもなく、
 英語でピーコック、
 日本語でいう孔雀さんです。

 派手な羽を持つオスも、
 ちょっと地味なメスも、
 それなりに大型なのがクジャクさん、な訳ですが。

 そんなクジャクを、
 放し飼いにしている大学がある?

「だいがくでェ、くじゃくゥ?」
「……がるるるぐる?」(←訳:……悪くないかも?)

 事件に動物が絡むとなれば、
 警視庁いきもの係、
 いえ、総務部総務課動植物管理係の出番です。

 動植物管理係所属の須藤友三(すどう・ゆうぞう)警部補と、
 動物マニアの薄圭子(うすき・けいこ)巡査は、
 捜査一課からの依頼を受け、
 さっそく問題の大学へ赴きました。

 すると、るある、ありますね、
 ニワトリ小屋、
 アヒル小屋、
 そしてクジャク小屋も!

「ほんとォにィ、いるでスゥ!」
「ぐるるー!」(←訳:孔雀だー!)

 捜査畑には属さない須藤警部補さんたちの任務は、
 もちろん、
 クジャクと遊ぶ、のではなく、
 クジャクを保護をすること、でした。

 が、クジャクの世話をしている
 大学のクジャク愛好会の面々と話すうち、
 事件の新たな様相が明らかになってゆきます。

「くじゃくゥからァ、ひょうたんッ!」
「がるぐるがるるがる!」(←訳:瓢箪から出た駒だよ!)

 スピーディな展開と、
 スピーディな推理と捜査!
 動植物管理係の面目躍如たる快作を、
 TVドラマファンの方々も、
 ミステリマニアさんも、一読してみてくださいな。

 シリーズ未読の御方は
 夏休みの読書タイムに、
 全4作品読破もおすすめです。
 ぜひ~♪

 
 
 
 
コメント
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