またまた赤岩へ。
7時過ぎには着いたのに車が多い。
クライミングシーズンだ。
KGさんと「デビルズダンス」をこなして、窓岩リッジに行こうという予定を立てるが…。
新緑と海の碧に包まれた鬼の踊り場にたどり着くと、不動岩稜を登ろうとするパーティーがたくさんいた。
初デビルズのKG氏は、不動パーティーの間隙を縫ってトライするも2本目支点で手間取り仕切り直し。
2便目で見事RP。
毎年登りたいルートの一つなので、KGさんの合間に登る。
その動画をニセコクライマーズチャンネルに上げてくれた。
弱いのでやたらレストが多い…。
2人とも鬼の踊り場の居心地のよさと「デビルズダンス」にやられてしまった。窓岩リッジで「フリーランサー」というフリールートに取り組むつもりだったが、「無理だねえ」という話になり、近くの摩天の稜線を登ることにする。
摩天の稜線は、藪コース付きの7P。
最近、夏も冬も藪突入が多い。
摩天は、1P目がすっきりかっこよく見えるし、7P目がとんがり岩塔なので気になっていた。
1P目を下から見上げる。
クラックに沿って登る。
赤岩本には、「浮石が多い」とあるがここはあまり気にならなかった。
2P目からは、傾斜が緩むところで崩れている場所があり風化している感じはある。
でも、登るのが怖いほどではない。
そして、常に不動岩稜の裏面がよく見える。
これは楽しい。
3P目が5級なので楽しみにしていたが、それほどではなかった。
カムは「0.5~3番」と書いてあったが、支点がたくさんほしいほどの難しさは感じなかった。
また、斜めの太いクラックは3番でも入らないような気がしたがどうだろう。
だが、クラックを斜めに上がっていくところの高度感は秀逸ではあった。
4P目3級のスラブにはRCCボルトがあった。
何も取れないので安心。
5,6Pは、赤岩本の通り。
すたすた通過。
ここら辺りも眺めは素晴らしい。
期待の7P目。
出だしはもろさを感じる。
手で浮石を感じながら、少し垂直を超えた太めのクラックに入るので、掴み方や足の置き方を慎重に考える。
クラックはかっこいいが、太すぎてカムは使いにくい。
クラック沿いと両側にガバがたくさんあるので、足を上げて安心できるところまですたすた上がるのがよい。
ここは期待通りのドキドキ5級クライミングが楽しめた。
写真の人がいるところが、クラックを終えたところ、高度感が素晴らしい。
最後の登りは草付きでパスできるが、直登すると露出感が演出できる。
窓岩の窓やミナヅキリッジ、不動岩稜などに囲まれて登った。
たくさんの仲間たちに囲まれているようで楽しかった。
赤岩はいつまでも楽しみを提供してくれる。
ありがたい。