テーブルの上に小さい秋。
今月のお料理教室は果物を使った料理がテーマ。
『料理の中の果物は、主張と余韻の間を行き来する』・・・先生、詩人!
素敵なレシピも楽しみのひとつ。
ウェルカムドリンク&お手製の小さなお菓子も・・
私にとって、料理の中の果物はハードルが高い・・というか、正直苦手だった。
もとをたどれば、給食に端を発する。
酢豚に入っていたパイナップルが死ぬほど嫌いで、でも当時は完食しなければ昼休みをもらえず、食べ終わるまで教室に残っていなければいけないという時代。今考えると、ひどい話だ。 はきそうになりながら飲み込んだか、先生の目を盗んで捨てたかした・・苦い記憶が残る。
大人になって、チキンのオレンジ煮だ、アップルソースだと洒落た料理を覚えたけれど、舌はそれほど喜ばなかった。
ワインをたしなむようになって、ようやくチーズと果物や、生ハムと果物のとりあわせに感動して、ようやく料理の中の果物を認めるようになった次第。
イチジクと生ハムのロースト。
これはもれなくおいしい!
驚いたのが、茄子とブルーベリーのとりあわせ。
マリネにしているところ。
梨のサラダは韓国でもおなじみ。
ディルをたっぷり使うところが、先生らしい~。
鶏胸肉をふっくらジューシーに焼き上げるコツを教わった。
これは個人的にタイムリーなメニューだった。
少し前に宮崎県都濃市のふるさと納税をして、返礼品として「鶏肉」と「鰻」を頼んだ。
何キロだったかうろ覚えで、届いた肉を見てびっくり! 胸肉5キロ&腿肉2キロ、合計7キロ!
冷凍庫に入ったのはいいけれど、できるだけ早く消費しなくては・・
胸肉といえば鶏ハムかチキン南蛮。
もっとレパートリーがほしいな・・と思っていたところの、胸肉メニューだったので嬉しかったのだ。
チキンは2種類のブドウとゴルゴンゾーラをトッピング。
フルーツが見事に料理に調和して、最高のプレート!
確かに、時に主張しつつ、余韻を残す。フルーツの力、すごい!
デザートはいちじくのファーブルトン。
熱々をバニラアイスといっしょに食べるのもよし。
少し冷めてからでも、しっかり冷やして食べても美味しそう。
さあ、我が家の食卓にも秋を届けなきゃ。
この猛暑、酷暑では料理する気がしな~い。
という生徒の気持ちをよく分かっている先生!
今月は、手間をかけずにラクする術が満載の料理ばかり♪
レッスンの後、すぐに全メニューを復習して、今年の夏のお助け料理になった。
器も涼しげ~。
今や入手が困難な、辻和美さんのガラスのボウル。
ツブツブ、センセン、素敵すぎる~~。
我が家には、そばちょこサイズが2つだけ。使うたびに惚れ惚れ・・。
ボウルも欲しいなぁ~~。垂涎。
鯖缶を使ったピーマン料理はオーブンで。
ピーマンは種ごと食べれちゃう。
韓国のコングクスだ!
出汁にナンプラーを使うのがポイント。不思議にエスニックな味にならない。
夏野菜がたっぷりとれる、山形の郷土料理『だし』
やや野菜のカットが大きめだけれど、あまりにみじん切りのものより好み♪
レッスン後何度も作り、職場にも麦ごはんと「だし」を持参したくらい。
大葉キムチにニラ塩。
いろいろな料理に使える常備菜。
豆乳麺の上には茹で鶏がのっていて、栄養も満点。
麺にご飯にお腹がいっぱいになったけれど、胃はすっきりと気分爽快なお昼ごはん。
デザートは、教室の夏の定番『青じそのグラニテ』と『パインゼリー』
これならいくら満腹でも、するする~と入るね。
6月の料理教室のテーマは『純喫茶』
喫茶店ででてきそうなメニューのベスト3!!?
ナポリタン、卵サンド、ポテトサラダ
でもそこは、料理教室。
ケチャップもマヨネーズも自家製!
この夏は自家製ケチャップ、つくるぞ~~。
卵サンドといえば、ゆで卵を潰したタイプが多いけれど、今回は厚焼き卵焼きタイプ。
ふわふわに仕上げるのがポイント。
理想の切り口♪
ナポリタンはパスタではない。
これはれっきとした日本料理のスパゲッティ。
あらかじめ麺を茹でて油をからめて冷蔵庫で冷やしておく・・なんて、イタリア人もびっくりの作り方。これで麺がもちもち~になる。缶詰のマッシュルームを使うと、喫茶店感が増す。カレー風味のコールスロー、トマトのマリネも添えて。
丸ごと蒸して潰して作るポテサラも、材料ひとつひとつの準備に手間をかけている分、美味しさが違う!
喫茶店といえばメロンソーダとか、フロートを思い浮かべる。
レモンスカッシュもスタメンだよね。
デザートはプリン・ア・ラ・モード。
固めの焼きプリンは先生のお手製。
ノスタルジックだけれど新鮮な純喫茶メニュー、楽しかった~。
4月の料理教室のメニューは、”春キャベツ尽くし”
レシピの表紙の色もキャベツ色。
レシピにも春が並ぶ。
”春キャベツとあさり、生ハムのケイパー蒸し”
”春キャベツのオーブン焼き”
”春キャベツとしらすのディル和えサラダ”
”春キャベツの炊き込みご飯”
写真では色が分かりにくいけれど、クロスの色も若草色。
キャベツ尽くしとは感じさせないプレート。
桜海老とキャベツは鉄板の相性。お好み焼きのみたいなイタリアン?
和え物にディルとしらす・・
炊き込みご飯にアンチョビとドライトマト・・さすが先生!
塩漬けのケイパーとあさり、生ハムの旨味が絶妙な蒸しもの。
春キャベツを1玉買っても、これで美味しいうちに消費出来る♪
マスカルポーネのムースも超絶品。
クロスを変えると印象もがらっと変わる。
クロスや器選びも毎月楽しみなところ。
料理教室に出かけようとした5分前にハプニングがあり、1時間半遅れで教室へ。
もう料理は完成したころかな・・今月は食べるだけの参加かな、、と恐縮して教室の扉をあけると・・まだまだ料理まっさい中! それもそのはず、今回のテーマは”ちらし寿司”
私が参加した時点で、このくらい出来ていたけれど、まださらに1時間の工程が待っていた。
寿司飯なんて、作ったのはいつのことだろう・・
潮汁も大好きなので嬉しいな♪
濁りのない美しい出汁。
「いただきます」は2時過ぎ。
途中参加でもけっこう疲れたから、始めから作業していた皆さま、お疲れさまでした。
春満載のテーブル。出来たてでほんわか温かいちらし寿司の美味しいこと!
こんな風に盛り付ければ、おもてなしにぴったり~
でも一人でこれだけ作る自信も気力もない。
今月は、教室で食べるだけで終わってしまいそうな予感・・
今月2回目の発酵教室。
瓶の中の発酵食品。時どき、ぶくっと泡がたったりして、生きてるって感じ。
今回のスポットレッスンのテーマは「重ね煮」と「10分味噌」
10種類以上の野菜やきのこ類をひたすら刻む・・・
この作業は大変だけれど、一度作っておけば、いろいろな料理に展開できる。
10分味噌は、”大豆を浸水して茹でて潰す”という工程を、おからを使うことで省いてしまおう、だから10分でできる味噌、というわけ。
ぎゅーぎゅーに野菜が入った鍋を煮ている間に、食事タイム。
干し筍と南関揚げの入った炊き込みご飯、野草とつくしの和え物、梅干し入りの即席すまし。シンプルだけれど、しみじみと美味しい。一口を小さくして(一口サイズとは親指の先くらいの大きさ)、30回~できれば100回もぐもぐ噛んでから飲み込む。姿勢よくとは、胃をまっすぐにすること。
そうやってみんなでもぐもぐしていたら、30分経っても半分も食べられなくて、結局ご飯は半分でお腹がいっぱいになってしまった。本当はそのくらい食べればちょうどいいのかもしれない。
先生が作られた糠漬けと粕漬けも絶品。
さぞや由緒ある糠床と思いきや・・前日に仕込んだばかりと聞いてびっくり。
先生の発酵教室は、”体にいいから食べましょう”、から始まるのではなく、なんだか面白そうだし、こんな風に作っても美味しいよね、というアイデアにあふれている。自分の身体の声に正直に向き合い、頑張りすぎず、続けていけるヒントがたくさんもらえるので、同じテーマのレッスンでもそのたびに新たな学びがある。
この日ご一緒した方は、フルタイムで仕事をしながら、いつも家族のために一生懸命家事をしていて、朝は座って食べたことがないと言われていた。座って、ゆっくり噛んで食べる。その時間が彼女にとって、大きな癒しの時間になったようで、涙ぐまれていた。
できあがった重ね煮と10分味噌をお持ち帰り。
他にも濃縮出汁や、糠床やお漬物もいただいて、お土産たくさん♪
その後この重ね煮は、
味噌汁→ミネストローネ→鶏ももソテーの付け合わせ、と展開。
また、このWECKの瓶を持参して、スポットレッスンに参加したいな~
発酵のスポットレッスン
”発酵の7日間”を受講したのはちょうど1年前。連続7日間は、仕事をしながらの身ではややハードルが高かったけれど、以後の食生活に大きなプラスの影響を与えてくれた1週間だった。
汲めども尽きない水のような先生の知識に触れ、新たな生活のヒントをいただくために3月に2回のスポットレッスンを申し込んだ。
レッスンの内容は、『重ね煮』『雪割り納豆』『熟成酒粕』
雪割り納豆は、ひき割り納豆と米麹と塩を混ぜて発酵させる保存食で、白い麹を雪に、納豆を雪解けに顔を出す土に見立てた、素敵なネーミング。ご飯にのせたり、冷ややっこに添えたり、いろいろ使えそう♪
重ね煮は10年以上前に「わらのごはん」という料理本に出会い、一時頑張って作っていたことがあったので懐かしい..でも、その後ほとんど実践していなかったなぁ(汗)
改めて素晴らしい料理法であることを実感し、取り入れやすい応用法も教えていただいたのでまた作ってみようと思った。
おまちかねの食事タイム。
先生が庭でささっと積んできたフレッシュなサラダには、自家製のアンチョビと酢漬けの発酵玉ねぎのトッピング。
重ね煮はココナツミルクのスウプに変身。
味噌でけんちん汁風にしてもいいし、トマト缶でミネストローネにしてもいいし、肉料理の付け合わせなど展開のアイディアがたくさん!
アルティザンのパンにエシレバター、贅沢~~♪
生徒はふたりで先生を独り占めという贅沢な夜。
2月なのでスターターはチョコ。
先生の手がかかると見た目も味も手作りの域を超える!
器もクロスもカトラリーも写真も・・先生のセンス、すべて好き。
春は食卓からやってくる。
蕾菜(つぼみな)は福岡で品種開発され、H19年から販売が始まった野菜。
1年前の春のリゾット(←衝撃だった苺のリゾット)から、久しぶりにリゾット復習。
これまた春の食材、釜揚げしらすをたっぷり使った『しらすの早春リゾット』
仕上げは2パターン。
レモンの果皮をかけたシンプルバージョンも美しい。
菜の花を加えたホワイト&グリーンも爽やか!
今年は白菜が高くて鍋があまりできなかったよねー、と野菜の高騰を嘆きながら作った『白菜とアンチョビ、ゴルゴンゾーラのクリーム焼き』
白菜の季節が終わる前に復習したい1品。
『ウドと柑橘のサラダ』『蕾菜の粒マスタード和え』の写真は撮り忘れ、食卓全景のみ。
デザートはシトラステリーヌ。
絶妙のふるふる感♪♪ 絶品~と、その時は誰も疑問に思わなかったけれど、後で先生のブログを読んだところ、「サービスで柑橘を入れすぎたあまり、固まりが甘い回もあり、シレッとグラスで出したこともありました。」ですって(笑)
確かにレシピには「テリーヌ」とある(笑)
でも個人的には固まっているより、ゆるめが好きなのでノープロブレム。
なかなか家では複数の柑橘を取り混ぜて使うことはないので、ミックスする美味しさに感動した。ウドと金柑を合わせてサラダにする、なんていう発想も自分では無理。
センスのない私は、習ったことを再現して少しでも食卓に彩りを加える努力をするのみ!
プラチナのお皿、美しい!
クランベリーいり2色ビスコッティもドライアップルも先生のお手製。
昨年のクリスマス月から参加したこの料理教室もぐるっと1年。
毎回学びの多いレッスン。そして家でリピート率の高いお宝レシピの数々・・
今回はテーブルの上のストウブにびっくり。で・・でっかい!
今日は煮込みかな~?
レッスンのたびに大量の食材のみならず、鍋から食器、カトラリー、クロスなどをご自宅から持参される先生。尊敬。
甘くないクランブルを作り、カリフラワーとサツマイモにのせているところ。
2種類の豚塊(肩ロースとバラ)をシードルでことこと煮込んみ、さらにキャベツも入れて。
お肉がほろほろで超~美味。
りんごのモスタルダという、マスタードのきいたソースを添えて・・
クリスマスカラーのサラダ
クランブルをまぶしてグリルした野菜
シードルで乾杯♪
マスカルポーネ&生ハム&干し柿
毎回違う先生お手製のデザートも大きな楽しみ。
NYチーズケーキには、こんどは甘いクランブル。
りんごづくしだった今月、先生からのプレゼントはモスタルダ♪ わ~~~い
ラッピングにとめられたAは、AppleのA!
なんと、りんごの果汁であぶり出ししてあるそう。いやはや先生のアイディアとセンスには脱帽。
来年もついていきます~~
9月の料理教室。
スタート前の小さなお茶受けは、ヨーグルト風味のホワイトチョコとナッツがコーティングされたドライいちじく。秋の演出が素敵。
今月のお料理のタイトルは
「暑かった夏が終わりを告げると、お皿の中は穏やかに秋めいてくる」
かぼちゃやれんこん、すだち、きのこなど秋の野菜+いちじく、梨、栗と秋の果物を使ったヘルシーメニュー。
ズッキーニの肉詰めのみボリュームのある一品。
中をくりぬいたズッキーニが竹の酒器に見えるのは私だけ・・?
肉もりもり
個人的に一番気に入ったのがマッシュルームのカルパッチョ。
ホワイトとブラウンをミックスしたマッシュルームを生でいただく一品。
さらにトリュフ塩で香りアップ。シンプルなだけに素材と調味料の質が問われる。
ユニークだったのが、カッペリーニを入れたかぼちゃの煮込み。
スウプパスタとも違って面白い料理。20gほどのパスタがけっこうお腹で膨らむ!
イチジクのピクルスに生ハムを添えたものと、れんこんと梨のマリネを加えた秋のプレート。
お料理が軽め(?)なので、ということでデザートはこっくりとした栗のクレームブリュレ。美味しすぎる・・これ、売ってたら毎週買う。
器になっているWeckの保存容器もいいな。