山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

上越・東谷山と日白山

2016-03-26 | 山行
2016年3月26日 たまたま少し早く、家を出たところ東京駅の新幹線ホームが騒然としていた。隣の21番ホームから北海道新幹線の一号車が出発するとか、大勢の鉄ちゃん、報道陣、お偉いさんとお客様たち。6:32発で函館北斗という駅に10:58着、函館へは更に快速電車に乗り換えて11:25には到着するという。4h30分も椅子に座っていらんないよ、秋田も遠かったけれど。北海道へは飛行機かフェリーがいいな。



そうこうするうちに上越新幹線とき303号は1h10で長いトンネルを抜けて越後湯沢に着いてしまいメンバー全員の顔が揃った。さらに東口から越後湯沢発8:30の西武クリスタル(浅貝)行に乗車して約30分で田代二居BSに到着した。

2年越しの日白山周回を計画したが今年は雪が少なくて藪こぎ覚悟、ところが前日まで3日間連続で降雪があったそうで新雪が新たに4,50cmは積もってしまった。二居集落の大通りから右に山に入る道の角に二居峠への道標があった。旧三国街道で貝掛温泉へ越える道だったようだ。

3,4月の日白山をネットで検索すると二居峠には雪に埋もれたアズマヤがあった、見慣れた光景だが目の前にはうっすらの雪はあるだけなので2mは積雪が少ないということなんだろう。



アズマヤの裏手より笹藪を尾根に取りつく、灌木が跳ね起きた藪を押し広げながら雪面を登っていくと先行者の深めのトレースが付いている。巨大鉄塔からまだしばらく藪と崖の境目を登っていく。



向かいの尾根は想像と異なり薄黒く樹林と灌木や笹のボサに覆われているようだ。青空を背景に枝越しにしだいに白い峰々が浮き上がってくる。

広い尾根に乗りかかればブナやらの自然林のなかを登るようになる。前方の十数人の高校生のグループ(神奈川の学生)は、日白山付近に幕営してタカマタギまたは平標に向かうらしい。

東西に長い東谷山の山頂からは、谷川連峰の平標から仙ノ倉、万太郎に続く白い壁が望まれる。





日白山へは一旦、急斜面を深く落ちてからまだまだありそうだ。

そして、この先にはトレースがない、学生のラッセル隊が張り切っても予定時間は過ぎてしまうし、藪を迂回して雪の多めの谷に降りてもラッセルでは時間がかかりすぎる。遅い歩き出しの我々にはここが最高到達点と判断した。



層積雲が広がってきて寒くなってくるので、一休みしてから往路を戻り始めた。二居峠から南方を見ると国道と元橋方面が見えた。



集落から国道の二居大橋手前の「宿場の湯」で温まり歩5分の17:15の越後湯沢行バスに乗って帰京した。
こんな雪国の山に行くのにアクセスがわずか1h30で済むなんてまさに隔世の感だ。
また、普通の積雪の年にもっと時間をかけて周回コースを計画したい。

二居集落9:30…二居峠10:15,25…鉄塔10:48…東谷山12:45,13:30…二居集落15:10…宿場の湯15:16

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