山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

編笠山・権現岳

2009-10-10 | 山行
        
観音平から編笠、権現岳、三ツ頭からアトノ尾根を下り、観音平に戻る周回コース。
晴れることの多い10月の三連休なのにスカッと晴れたのは2日目だけ。前夜の中央道は高速道1000円で連休とか週末は大混雑と聞いていた。首都高から逃れて高井戸付近から流れ出す。混み方はそれほどでもない。

日にちの変わる0時まで時間調整しながら小淵沢IC下車が0:10(1600)、すぐの道の駅「小淵沢」にて車泊だ。山屋さんのテントやアウトドアライフの車を横目に今夜はひとりでセレモニーして仮眠。



10/10 道の駅=観音平6;10着。晴れ、しかし雲の動き早く寒い。18号台風通過後で寒気が入ってきたか。観音平出発6:25 黒木の森を登り、押出川分岐7:45、青年小屋に行く巻き道を見送り登りがキツクなり編笠山(2523m)9:00無視界。寒いので休まず下り道に入る。青年小屋9:30,曇り、層積雲の切れ間から時折青空が見える、晴れてくれ。編笠・権現はここ数十年に数回行っている。でも久し振りに紅葉の染まり始めを楽しみに再訪した。







のろし場で稜線に立つ、北西側の灌木に樹氷、露岩を鎖を頼りに登り、巻き終わると細尾根の向こうに小さな権現小屋の青屋根が草紅葉の中にあった10:40着。どんよりとして権現分岐(2715m)10:45もガスのなか。縦走路を進みハシゴ降口10:49偵察、戻り権現岳山頂(2715m)10:55寒風無視界、行動食を喰い右手に尾根を下り、やっと日の光のなかで三ツ頭(2580m)11:50に着いた。先ほど追い越していった男性がガスコンロに点火していた。振り返っても権現だけは雲の中だった。





さらに数分先の前三ツ頭分岐11:55よりアトノ尾根(小泉登山道)を下山することに。10分ほど休憩して下りにかかる。しばし大きく巻き込んでから尾根すじに乗る。紅葉に染まり始めた尾根道はさほど踏まれておらず気持ちがよい。12:30頃やっと頭上が明るくなり振り返ると権現岳が白い雲と青空を背にくっきり見えていた。



ガイドによると木戸口公園(2240m)12:45という訳のわからない名前の所。初夏の頃はお花畑になりそうな台地状の地形。ここで妙な出で立ちのご婦人に追いつかれる。腰にシュリンゲを下げ地下足袋にビニルわらじを履いている。どこの沢へと問いたがどうも権現の岩場を安全に通過するための用意だとか。三重から夕べ車で来て車泊した。今夜は温泉を捜し、明日は西上州の山々へ向かうとの会話を。







東側が伐採跡のように開けてヘリポート13:10。この辺り(2100m)よりカラマツ林が広がって笹原に踏み跡が続いている。幹に笹すべりと書かれた札、自然林の紅葉とカラマツ林の黄金色、緑の笹原。時々見かける古い標識には消えかけた甲斐小泉の文字。先日の台風で叩き落とされたカラマツの小枝が地面を覆い、新しい倒木も見かける。

ようやく八ヶ岳横断遊歩道・八ヶ岳神社と観音平との分岐(1590m)14:05に到着。余り使われてなさそうな幅広の歩道を辿り涸れ沢を渡り観音平までは30分ほど息をきらす。満杯の駐車場に14:40到着した。



行動時間8時間ほど、今朝の道の駅に戻り併設されている「延命の湯」600円でゆっくりと温まり身体をほぐしてから車泊場捜しに出発した。

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