山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

南高尾南陵から城山

2016-11-18 | 山行
2016年11月18日(金) 前日、お天気が良さそうなので急遽紅葉見物がてら奥さんと出掛けることになった。高尾山の雑踏が嘘みたいに静かな南隣の尾根だ。高尾山口を出発、しばらく振り(6年)の駅舎は立派になったけれどR20の向かい側は昔のまんま。R20を数km先に行った辺りは圏央道の高尾山ICが出来て恐ろしく変わったらしいのだが。

昔、橋を渡ってそのまま抜けられた住宅街の路地は通行禁止で、斜めの街路を戻って雑草茂った小沢沿いの小道を裏山に向かって登ると、ハイキング道に出て四辻の道標がある。

道標の草戸峠、三沢峠3.8km方面が今日の南陵コースで標高300~400m台の長い尾根が東京と神奈川の県境を仕切っている。揚水ダムの城山湖を見下ろす辺りが草戸山で簡単な作りの見晴台なんかがあり、湖畔からのハイカーが訪れている。

両側とも植林の多い尾根だが、一部には自然林も残り、緑のなかに赤や黄色が美しい。榎窪山(420m)、三沢峠より西に尾根が折れて、大垂水峠へ至る。



この尾根道は東海自然歩道の一部で昨今は首都圏自然歩道と呼ばれており、その北側が多摩川支流の浅川で南側には津久井湖がある。途中の切り開きにはベンチが置かれ津久井湖上流の相模川や石老山や道志の山々が見渡せる。

大洞山(536m)から下り始めると車の騒音が植林を通して聞こえ始めてR20の大垂水峠(400m)に到着する。歩行者は陸橋で渡り少し先で右手へジグザグに急登を登り、しばらくゆるゆる歩き、最後の急坂を上がると高尾山主稜に出て電波塔の立つ城山(670m)に到着する。

山頂には茶屋がありハイカー達の憩の場になっている。晴れ渡った秋空と展望と紅葉もよいものだが、それにもまして大汗流して辿りついた城山での命の水には堪えられない。

帰路は、高尾山口へ下ることになり頻繁に訪れる奥さんの案内で、ビジターセンターのあるモミジ台で真紅の紅葉を愛でて稲荷山コースを経てケーブル清滝口に降りた。大混雑を抜けて高尾山口に戻った。


高尾山口7:55…四辻8:07…草戸山9:20…大垂水峠11:40…城山12:38,13:10…(稲荷山コース)…ケーブル清滝口15:23…高尾山口15:35        歩:7h30

歩き始めの四辻の道標に「高尾~檜原村トレラン大会2016,12/3」のポスターがあった。この静かな狭い尾根道を何百人も繋がって走るのかしら、ハイキング途中にそんなのに出くわしたら大変なことだ。そういえば一人で黙って走っているトレランさんを大勢見かけた。
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