2019年8月12日~14日 東北/朝日連峰 盛夏・お盆休みを利用した山行でしたがおよそ1000kmのドライブと渋滞対策と前期高齢者パーテイに前日泊と下山後のもう一泊は有効でした。北アルプスと違って人は少ないし、小屋は朝日好きの登山者ばかりでアットホームでしたし。皆さん、何度目かの朝日訪問でしたが期待を裏切らない。お天気とメンバー4名に恵まれた山行でした。
前日11日、圏央道に近い桶川駅西口10:集合。これは山梨県北杜市在のリーダーの設定でした。東北道、山形道経由して、庄内あさひICに近い荒沢で買い物。
宮城県側は小雨だったのに、山形県は晴れ。大鳥集落に夕方に到着した。大昔(38年前)、夜行急行鳥海で鶴岡着、バス、トラックを乗り継いで何とか大鳥池に到着した記憶がある。今回は、高齢者グループの登山故、前日に大鳥の集落で一泊した。宿泊した朝日屋旅館の食事は素晴らしかった。とても二食付6,800円とは思えない。釣り宿らしく岩魚の魚拓が壁一面。
翌12日は、泡滝ダムまで移動して「回送サービス」さんにキイと前金(25000円)支払い、車を古寺鉱泉に回送していただく。
大鳥池までは2/3が谷沿いのブナの森でしたが七曲りは暑くて厳しいものでした。薄暗い大鳥池山荘はタキタロウ山荘と綺麗な小屋になっていた。
昼前に着いたので更に以東小屋に行くことに。オツボ峰周りの緩い尾根とはいえ暑くて、足が進まずやっと大鳥池が眼下に見え出しやっとこさでトウチャコ。
以東小屋は出来立てで収容20人のところ、頑張った10人が2Fに宿泊。水場は雪渓まで汲みに降りる。よく気の付く女性管理人で気持ちが良かった。夕食は、Iさんの野菜たっぷりポトフに感激。昨今はレトルト食品が多いのに我々が調理している様子に管理人さんは物珍しげ。日本海の雲堤に日没、小屋は一律1500円で缶ビール800円。
翌13日は、お蔭さまで稜線漫歩のゆったりコースになった。
以東小屋をゆっくり6:発、朝日連峰らしいお花畑の織り成すたおやかな尾根すじを狐穴小屋。愉快なオヤジさんの独演会。三方境から先では三面に下る尾根脇の池に降りてゆっくり休憩。お花はマツムシソウ、チングルマほか。
北寒江山を過ぎると竜門小屋、ここも小屋前に美味い清水が引いてあった。若き頃と違い、労力を金で代替えする世代のせいか、高額の缶麦酒に何度も手が伸びる。だんだん近づく大朝日と遠ざかる以東岳。時間たっぷりのベンチで今日は、Oさんの彩豊かな酢飯に歓声。竜門小屋では、同宿の朝日連峰大好きの人達との交流も楽しかった。
翌14日下山日の朝は、東側に見事な雲海、雲海の彼方に鳥海山が見えた。竜門小屋から大朝日小屋まで、台風10号接近のせいか風が強い。以東岳以来、標高を上回る西朝日(1814m)、中岳(1812m)を越え大朝日(1870m)を目指す。左手から雲海を越えてきた陽射しが長く緑色の山肌に影を落とし、朝日連峰の長尾根が美しい。1時間ほどで雲海が大朝日の足元まで寄せてきて、時折、迫る様子に自然と足早やになる。昔、幕営した金玉水の雪渓は今夏も健在だが、さすがに天場跡はない。
大朝日小屋着、雲海に飲み込まれたかガスってる。近くに水場無く、小屋主のポリシーとかで飲み物の販売もない。一休みして空身で山頂を往復する。山頂では幸い雲が切れ飯豊連峰が見え昨夜、竜門小屋で談笑した九州モヒカン青年や百名山狙いのお兄さんともご一緒に撮影会。
視界の無い大朝日小屋に戻ると、親子連れが登り着いた。山頂にも4,5名以上は居たし、下山途中では、登山者と多くすれ違い、日帰り健脚者に何人も追い越されたり連峰の中でも大朝日は一番人気の賑やかな山だった。
我々も古寺鉱泉へ向けてお花畑の間を下山開始。銀玉水分岐、小朝日巻道分岐、視界のない樹林の尾根道で2年前の北ア・笠ヶ岳に雰囲気が似ており、気が抜ける下山中の転倒に注意した。ハナヌキ分岐から右に折れ古寺鉱泉まで急坂を1h少し、懐かしい朝陽館の裏手に降りてきた。鉱泉で回送さん預けのキイを受け取り、Pに向かうとビジターセンター建築中、宿泊設備もできるらしく古寺鉱泉のひなびた雰囲気も見納めか。
下界は、ほぼ真夏で大井沢温泉に直行、サッパリして飲む牛乳が美味かった。それから月山IC、山形JTCから東北中央道で山形盆地を南下した。神室、蔵王を左手に晴れてれば右手に葉山、祝瓶も見えた筈、ドライバーのLに申し訳ないが、豪勢な景色のなか正面の吾妻連峰を前に米沢へ。なんと福島までは未完成で地図上点線の無料区間をトンネルで栗子峠を越えた。東北道上り渋滞対策と翌日朝の帰宅希望者、それと山行打ち上げも兼ねて贅沢にも帰京途中のもう一泊を決めた。切れ切れ渋滞が始まる西那須野塩原ICで降りて、Lに土地勘のある大田原のビジネスに荷物を降ろした。翌朝、東北道をスイスイ走り桶川駅着し解散。山梨在住のLも圏央道経由で9:30頃に帰宅、主運転のL,とIさんに感謝。
[山 想]
*私は、38年前夏に三泊四日で縦走していた。当時私33才で4名。鶴岡まで夜行急行鳥海、バス、トラック乗り継いで泡滝。大鳥池、狐穴、鳥原山と幕営し白滝BSに下山。それから、1990.8、2001.8、2009.5 そして5回目の朝日連峰の訪問も裏切られなかった。たおやかな緑の稜線と山裾のブナの巨木の森。朝日大好きの連峰縦走者と小屋番達。
*初めての縦走から40年近く経つのに朝日連峰は優しく変わらず迎えてくれた。アクセスが思い切り便利になって、避難小屋で缶ビール、下山すれば温泉、仲間たちの細かい配慮。それなのに悲しいかな応えられない我が身の体力減退。
前日11日、圏央道に近い桶川駅西口10:集合。これは山梨県北杜市在のリーダーの設定でした。東北道、山形道経由して、庄内あさひICに近い荒沢で買い物。
宮城県側は小雨だったのに、山形県は晴れ。大鳥集落に夕方に到着した。大昔(38年前)、夜行急行鳥海で鶴岡着、バス、トラックを乗り継いで何とか大鳥池に到着した記憶がある。今回は、高齢者グループの登山故、前日に大鳥の集落で一泊した。宿泊した朝日屋旅館の食事は素晴らしかった。とても二食付6,800円とは思えない。釣り宿らしく岩魚の魚拓が壁一面。
翌12日は、泡滝ダムまで移動して「回送サービス」さんにキイと前金(25000円)支払い、車を古寺鉱泉に回送していただく。
大鳥池までは2/3が谷沿いのブナの森でしたが七曲りは暑くて厳しいものでした。薄暗い大鳥池山荘はタキタロウ山荘と綺麗な小屋になっていた。
昼前に着いたので更に以東小屋に行くことに。オツボ峰周りの緩い尾根とはいえ暑くて、足が進まずやっと大鳥池が眼下に見え出しやっとこさでトウチャコ。
以東小屋は出来立てで収容20人のところ、頑張った10人が2Fに宿泊。水場は雪渓まで汲みに降りる。よく気の付く女性管理人で気持ちが良かった。夕食は、Iさんの野菜たっぷりポトフに感激。昨今はレトルト食品が多いのに我々が調理している様子に管理人さんは物珍しげ。日本海の雲堤に日没、小屋は一律1500円で缶ビール800円。
翌13日は、お蔭さまで稜線漫歩のゆったりコースになった。
以東小屋をゆっくり6:発、朝日連峰らしいお花畑の織り成すたおやかな尾根すじを狐穴小屋。愉快なオヤジさんの独演会。三方境から先では三面に下る尾根脇の池に降りてゆっくり休憩。お花はマツムシソウ、チングルマほか。
北寒江山を過ぎると竜門小屋、ここも小屋前に美味い清水が引いてあった。若き頃と違い、労力を金で代替えする世代のせいか、高額の缶麦酒に何度も手が伸びる。だんだん近づく大朝日と遠ざかる以東岳。時間たっぷりのベンチで今日は、Oさんの彩豊かな酢飯に歓声。竜門小屋では、同宿の朝日連峰大好きの人達との交流も楽しかった。
翌14日下山日の朝は、東側に見事な雲海、雲海の彼方に鳥海山が見えた。竜門小屋から大朝日小屋まで、台風10号接近のせいか風が強い。以東岳以来、標高を上回る西朝日(1814m)、中岳(1812m)を越え大朝日(1870m)を目指す。左手から雲海を越えてきた陽射しが長く緑色の山肌に影を落とし、朝日連峰の長尾根が美しい。1時間ほどで雲海が大朝日の足元まで寄せてきて、時折、迫る様子に自然と足早やになる。昔、幕営した金玉水の雪渓は今夏も健在だが、さすがに天場跡はない。
大朝日小屋着、雲海に飲み込まれたかガスってる。近くに水場無く、小屋主のポリシーとかで飲み物の販売もない。一休みして空身で山頂を往復する。山頂では幸い雲が切れ飯豊連峰が見え昨夜、竜門小屋で談笑した九州モヒカン青年や百名山狙いのお兄さんともご一緒に撮影会。
視界の無い大朝日小屋に戻ると、親子連れが登り着いた。山頂にも4,5名以上は居たし、下山途中では、登山者と多くすれ違い、日帰り健脚者に何人も追い越されたり連峰の中でも大朝日は一番人気の賑やかな山だった。
我々も古寺鉱泉へ向けてお花畑の間を下山開始。銀玉水分岐、小朝日巻道分岐、視界のない樹林の尾根道で2年前の北ア・笠ヶ岳に雰囲気が似ており、気が抜ける下山中の転倒に注意した。ハナヌキ分岐から右に折れ古寺鉱泉まで急坂を1h少し、懐かしい朝陽館の裏手に降りてきた。鉱泉で回送さん預けのキイを受け取り、Pに向かうとビジターセンター建築中、宿泊設備もできるらしく古寺鉱泉のひなびた雰囲気も見納めか。
下界は、ほぼ真夏で大井沢温泉に直行、サッパリして飲む牛乳が美味かった。それから月山IC、山形JTCから東北中央道で山形盆地を南下した。神室、蔵王を左手に晴れてれば右手に葉山、祝瓶も見えた筈、ドライバーのLに申し訳ないが、豪勢な景色のなか正面の吾妻連峰を前に米沢へ。なんと福島までは未完成で地図上点線の無料区間をトンネルで栗子峠を越えた。東北道上り渋滞対策と翌日朝の帰宅希望者、それと山行打ち上げも兼ねて贅沢にも帰京途中のもう一泊を決めた。切れ切れ渋滞が始まる西那須野塩原ICで降りて、Lに土地勘のある大田原のビジネスに荷物を降ろした。翌朝、東北道をスイスイ走り桶川駅着し解散。山梨在住のLも圏央道経由で9:30頃に帰宅、主運転のL,とIさんに感謝。
[山 想]
*私は、38年前夏に三泊四日で縦走していた。当時私33才で4名。鶴岡まで夜行急行鳥海、バス、トラック乗り継いで泡滝。大鳥池、狐穴、鳥原山と幕営し白滝BSに下山。それから、1990.8、2001.8、2009.5 そして5回目の朝日連峰の訪問も裏切られなかった。たおやかな緑の稜線と山裾のブナの巨木の森。朝日大好きの連峰縦走者と小屋番達。
*初めての縦走から40年近く経つのに朝日連峰は優しく変わらず迎えてくれた。アクセスが思い切り便利になって、避難小屋で缶ビール、下山すれば温泉、仲間たちの細かい配慮。それなのに悲しいかな応えられない我が身の体力減退。
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