健ちゃんとの五泊六日

姪の出産(8月20日)が無事に終わり、姪はその後５日間は産院のベッドで優雅に過ごしていた。さて、それから、直接住まいの小田原に戻るか、東京のおばあちゃんの家で何日か過ごすか迷っていたのだが、結果は後者に落ち着き、我々含めて五泊六日の賑やかで楽しい日々が始まった。

彼女にとっては、幼少時代と10代後半から同居していたことや、母親を亡くして父親とも離れて暮らしていた経緯もあり、おばあちゃんの家での暮らしは懐かしかったに違いない。それと、高齢の祖父母への恩返しに孫娘の出産と赤ちゃんパワーは優しい姪からの何よりのプレゼント。それは子育て経験のない我々にも同じ事。



姪夫婦は赤子との意志疎通に大奮闘している。食べること、出すこと、眠ること。沐浴と赤ちゃん泣き。



幸い母子とも今のところ元気で不自由な様子もなさそうだ。名前が決まり、ケンちゃんで書くと健ちゃん。

何より小さく柔らかで、湯上がりの赤くふやけたような肌が、表情が、日に日にわずか6日間でも人間らしく成長している様子(これは親馬鹿か)から感動と感激の思いに浸っていた。元保育士の妻は昔取った杵柄とばかり大活躍だが、引っ込み思案の夫は恐る恐る抱いた赤子の触感と温もりに四肢は緊張と強ばり。泣かれはしなかったもののスキンシップを楽しむ余裕もなし。





30日AM10時すぎに大輔パパがレンタカーを借りてやってきた。大手企業でも男性の育休はなかなか困難なようだ。4日振りの再会に両者感激。その日の午後に荷物とチャイルドシートに心細い顔して包み込まれた健ちゃんと3人は帰っていった。