毎年恒例の11月第二週末の笹子巡りは里山から紅葉の自然林を縦横に歩いています。下山して解散、有志のみ笹一酒造の新酒祭りに参加し収穫の恵みに感謝しつつ共に祝う。
集合時間に遅れて頭掻きつつ笹子駅を9:30に出る。紅白の幕が巡らされた笹一前を通過して、吉久保集落へ。稲村神社を左折して坂を上がり高速の下をくぐる。畑を見て左手の側道へ。ここが南東尾根の末端で適に尾根筋へ登って鉄塔を目指す。「あれ、無い」840mにあった筈の鉄塔が土台しかない、当然、送電線もない。
今夏、大型台風が通過したせいで倒木が多い、人体に危険な猛暑のせいで葉が色づく前に落ちてしまったのか曇り空のせいか、紅葉がよろしくない。とはいえ笹子川と大鹿川に挟まれた尾根は笹子主脈のお坊山から派生していて四季折々に楽しませてくれる。
1421mのお坊山東峰12:35,で大休止、Oさんがポットで持参の熱いコーヒーに感謝。Aさんに未踏のお坊山往復をあきらめていただき、第二目標の笹一到着15時前到着目標で最短の南尾根を下山。地図、コンパス、手袋、ストックを整え急下降の尾根に向かう。落葉した尾根筋を慎重に確認しながら下る。
午後の陽射しに1100m付近からは残り紅葉が見事に染まっていた。819mの鉄塔も土台だけで、物寂しさを覚える、なにしろ十数年前に笹子に通い始めの頃の目印の一つだった。鉄塔跡から巡視路がジグザグに植林を下って山の神と小沢に沿って、中央高速の側道に出て日向橋。
笹一の祭り会場には全員参加していただけた。下山祝いは缶Bで乾杯してそれぞれお好きな試飲コーナーへ。抽選会では大当たりで重いザックをルンルンで担ぎ帰京した。
笹子駅9:27…吉久保高速下9:53…鉄塔跡10:40…東峰12:35,13:05…笹子駅14:35