山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

尾瀬 赤倉岳と大白沢山

2015-05-02 | 山行
2015年5月2,3,4日 GW恒例となった残雪を楽しむ山行は、メンバー7名二泊三日で尾瀬ケ原・猫俣川源流域を周遊した。

前夜発で沼田ICから「道の駅白沢」で仮眠して八重桜散る5/2朝、尾瀬戸倉第一駐車場に移動した。ここから山行準備を整えバス・タクシー共通券(\930)を購入してジャンボタクシーで鳩待峠に着いた。

いつも思うが此処の雪の峠道に入ると尾瀬に帰ってきた実感がする。

山の鼻から広い雪原を猫俣川沿いに遡上。



左俣右岸尾根の末端に取付き、予定の1500m台にテント2張りを設営しBCとした。休憩後に梢越しに赤倉岳が見える稜線1870mまで偵察に出た。



5/3翌朝、スズケ峰に向かうが樹林で遮られるのでスズ上部から赤倉岳への尾根へ下ることにした。



鞍部から仰ぐ赤倉岳は大きい、心配していた赤倉岳頂稜は雪融けで夏道が出ており問題なく通過できた。



越後駒から平が岳に至るご機嫌なスカイラインをバックに記念写真、暫し至福のひととき。



下山はスズケ岳に戻って三叉路から大白沢山を越える。雪が少ないので大白沢山へは途中より観察した通り南面から山頂へ直登した。



3年前の景鶴が大きく燧岳に重なるが、岩塔盆地の樹林が当時よりずっと濃い。大白沢山の東肩から南尾根を下り1700m付近で右手へ巻き気味に降りて行く。

GPSとコンパスでルーファンしながら湿地帯(雪原)をかすめて1650mで右俣右岸尾根に乗った、GPS様々の芸当だ。対岸の尾根に我が家(BC)を見つけた危なく引き込まれそうになるのを修正して下降点1520mまで下り、左俣に降りた。

谷は埋まっており対岸(左俣右岸尾根)を100mほど上がると我らのBCに到着した。行動時間9hで好天だったが疲れた。

5/4は、午後から崩れそうな天気予報だったので早めの行動を考え、朝食はお茶と行動食で済ませテント撤収に掛かった。



至仏山の足元を猫俣川に沿って皆はやや急ぎ足。二泊を過ごしたBC尾根を振り返り、尾瀬に少しでも長居したい私はその日も最後尾を歩いていく。次第に明るくなってくる、空には感謝するしかない。

峠道を家族連れや観光客が降りてくるが、きっと場違いなのは我々なんだろう。鳩待峠に到着して街人に戻る。戸倉では5月の陽差しのなか馴染みの蕎麦屋(風呂付き)に急いだ。



5/2鳩待峠8:00…山の鼻9:10,20…猫俣川二俣10:34…左俣右岸尾根(1580m)BC11:40着
BC設営、休憩の後12:55発で稜線(1870m)まで偵察し15:帰着
5/3 BC発6:20…スズケ峰南端7:42…赤倉岳(1959m)9:05,30…JC11:47…大白沢山(1942m)12:20…右俣右岸尾根(1650m)13:50…下降点(1520m)14:45…BC着15:20
5/4 BC撤収発6:10…山の鼻8:05,15…鳩待峠9:28、戸倉で入浴・食事=往路帰京。

コメント
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