山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

笹子/大沢山から中尾根・新田

2011-12-06 | 山行
12月6日 火曜の寒い朝8:30、笹子駅に降りた。東京地方は昼過ぎから確実に崩れる予報だったが、甲州市の午後3時頃からの雨マークに賭けて日足の短い笹子山塊を歩くことになった。

追分の奥野稲荷神社に参拝して大沢尾根に入って行く。今年はなかなか冬型の気圧配置にならず週末にはお天気が崩れている。すっかり冬枯れて見通しのよくなった尾根道に日も射している。

いつもの気持ちのよい道を辿り分岐標識のある山上に着き2分で静かな大沢山に着いた。今日のパートナーはいぶし銀のI嵐さん。ベンチで一休みして西方を望むと南アルプスの白い峰々が白く輝いていた。





先週の降雪の融け残りのチラホラみえる狭い枯れ尾根をボッコの頭で右折して辿れば冷たい風の吹き抜ける摺針峠だった。ここで13:05、日暮れの早い時期だが予定通りの時刻なのでエスケープルートとも考えていた笹子駅まで2hとの標識を見送り、15分ほど登り原っぱのように気分のよい大洞山で昼飯にした。



カヤノキビラノ頭(三ツ境)にも立派な標識とコース略図まで設置してあった。しかし、この山塊の標識はみな立派になったが肝心の山道そのものには未だ手が回らないようだ。ベンチをまたいで笹子峠方面へ歩き出す。中尾根の頭は標識こそないがベンチがあり地形は明瞭、笹子峠への道を見送り中尾根に入る。



だらだら歩いてまもなく尾根筋の右側で植林が終わり雑木との境に南東に急な踏み跡が下っていた。立木に小さな板きれが結びつけられていて、「中尾根の頭、矢印右が笹子峠、矢印左がカヤノキビラ」と記してある。ハテ?これに惑わされ、そのまま広めの尾根筋を降り始めてしまった。急になり曇ってはいたが前方下界に送電線と車道が見えて誤りに気づく、先ほどの分岐に戻ることロスタイム30分、1260mの尾根分岐だった。

急坂を交え中尾根を下ると巨大送電鉄塔(No.213)が近づいてきた。ずいぶんと薄暗くなった空を見上げながら落ち葉の被った巡視路をジグザグに降りて植林のなかの暗い林道に降り立つと16:30だった。



長丁場だったが結局、雨具を取り出すこともなく林道ゲートを越えた。リニア新幹線工事の産物か立派な家が立ち並ぶ新田を過ぎ、R20を疾駆する大型トラックのヘッドライトに怯えながら夜道を笹子駅に急いだ。

笹子8:30…奥野稲村神社9:00…大沢山11:13,11:42…摺針峠13:05,14:15…大洞山13:30,48…カヤノキビラ頭14:03,10…中尾根の頭14:50,55…1260m尾根分岐15:01,タイムロス15:38…鉄塔(No,213) 16:15…林道(標柱No,213入口)16:32,35…笹子駅17:20      


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