山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

笹子雁が腹摺山から米沢山北尾根

2010-04-18 | 山行
4月17 日(土)の朝、隣家の屋根にうっすらと雪が積もっていた。この時期の東京の降雪は41年振りだとか。箱根はもちろん河口湖でも7cmの積雪とか、そこで天気も良さそうな日曜日の計画となった。

笹子駅9:00…新田9:30…送電塔(大-勝56号)9:55…反射板11:27…雁が腹摺山11:35…米沢山12:35,13:20…北尾根に入る、細尾根続き黄色テープあり…207号鉄塔14:40…林道着(鉄塔707,708標柱)15:15…道の駅・甲斐大和15:20休憩…甲斐大和駅着16:00

R20が笹子のトンネルに入る手前ヘアピンカーブの新田から笹子峠への旧道と分かれ山道に入る。R20から眺めると昨日の思いがけない降雪のせいで、国道脇の若葉の目立つ桜並木の向こうに雪国のような笹子の山々が広がっている。



標高差600mほどの尾根が笹子雁が腹摺山へ突き上げている。ウォッちず12500図にない送電塔(855m)で一息ついてさらに登り続ける。1000mを越えると雪道が始まり、1188m地点で一服して、もう一頑張りすると、マイクロウェーブの反射板に出る、まもなくだ。木立の上の真っ白な富士山に見とれて歩き出すとすぐに雁腹の山頂(1357m)に到着した。甲府盆地の向こうに南アルプスが白くぼんやりしている。



狭い山頂は雪が融けて泥だらけだし、先行者で一杯なので、コンパスを直して米沢山に向かうことにした。笹子の主稜線の積雪は足首位だがしっかりトレースが付いていたが、意外にもアップダウンがあった。10数人のパーティが急坂を下りるのに難儀していた。しかも米沢山直下は露岩で鎖場も長く団体さんには大変そうだった。

小広く静かな米沢山では雪の上にシートを拡げ一時間近く休憩していた。米沢山は雁腹と同じ標高1357mだが中央高速道から上ってくると見える三角の山はこちらではないだろうか。向かいのお坊山(1412m)と右手のお坊山東峰が重なって見える様子にさきほど到着した団体さん達が「オッパイ山」と呼んでいた。

騒々しくなってきたので、米沢山北尾根に下山することにした。入口には枝の通行止めサインがあったが所々の立木の黄色テープに何度もお世話になった。しばらくは狭い細い尾根通しに木立に掴まりながら降りた。





1200m辺りより雪も消え、落ち葉の冬枯れ尾根になる。1211m地点より広くなった尾根は北西に折れ巨大な送電塔207号(1080m)を通過し、木立の下方にR20と道の駅の青い屋根が見え隠れするようになる。うっすら付いていた巡視路が浅い窪を横切る辺りで見失うが800m付近の右手寄りで再び、みつけ杉林の中を簡易舗装林道に降りた。入口には送電塔No,707,708の白い標柱があった。右手に降りると道の駅・甲斐大和の裏に出てきた。



道の駅のトイレを拝借して顔を洗いサッパリしてR20をJR甲斐大和駅へ向かった。日川の橋で振り返ると三角の米沢山と巨大送電塔が見えていた。

駅のホームでは、しばしの満開のお花見。
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