中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

若者の労働意識(その3)

2007-01-26 | 仕事
低学歴のまま卒業をして、そのまま就職せずに「仕事を探す」事にした若者の労働意識について述べてみます。

まずこういう階層の若者はいくつかに分類されます。
1)農家の長男で、いずれは農家を継ぐことになる。
2)田舎を離れて出稼ぎに行きたいが、家庭の事情で離れられない。
3)金は稼ぎたいが、出稼ぎに行くのは嫌だ。
4)いずれは家を出て行かなければならないが(次男以下)ブラブラしていたい。

1,2の分類層はその土地を離れられない状況で、且つその土地には、収入の良い稼ぎが無い、または仕事そのものがない、というものですので、遠くない将来家の農家などを継ぐことになります。若者にとっては他に選択肢がないという状況になります。

問題が深刻なのは3,4の層でしょう。

元々就職を探さなければならないような家庭環境でありながら、まず他の人達と同じように家を離れる決心が出来なかった人々です。 家を離れて違う土地に行くという辛さを選択せずに、まずここで楽な方へ動いた層と言っても良いかもしれません。

または動くのが嫌だと言わずに、自分はここにいても充分稼ぐことができる、と思いこんだ層だとも言えます。

現在の中国は、かなり田舎の農村であってもちょっと出かけてゆくとインターネットカフェがあったりします。PCを買うようなお金が無くとも1時間数元のお金でインターネットやゲームが出来ます。
QQと呼ばれるチャットのようなものや、株のオンライントレードだって何でも出来てしまいます。

他にすることもないのでインターネットカフェに閉じこもり、一日中QQやゲームに興じるようになります。どこの国でも同じかも知れませんがオンラインゲームのポイント(私はやったことがないので詳細はわかりませんが)が彼らの間で通貨として流通を始めます。

こういうオンライン上の貨幣が実際の社会でもQQを通じてお金で取引されるようになってきているのです。


一日中PCに向かっていると「何かをしているような」気になります。オンライン上の貨幣のおかげで実際の所得になったりします。

誰かが株やオンライントレードでちょっと儲けたりします。


こういう状況から、社会を見ることなく働かなくなっている階層が急増しています。

私はここに非常に危険を感じます。都会に出てきてスリやかっぱらいをしている連中は危険ですが、社会に出てきています。不必要かも知れませんが社会の構成要素の一つとなっています。

それに対して、田舎に引きこもったまま社会を知ることなく、オンラインの世界でゲームの通貨を収入として働かない階層が存在し、どんどん増えていって居ること。


とても不気味な存在だと思いませんか?

試打会なんかやっていました。

2007-01-26 | ゴルフ
いつもの体育中心練習場へ行くと「本間ゴルフ試打会」なんて書いてあります。

この練習場、普通の陸上競技場です。夜だけスタンドの下にマットひいて打ちっ放しの練習場に早変わりします。こんな練習場なんて、世界広しと言えども、この町にしかないんじゃないかなぁ。

本物の本間ゴルフでした。

聞くとすぐ傍の体育館新館に店を出したとか。

今までは確実に本物が欲しければ、この練習場の傍に一軒だけあるゴルフショップがミズノの代理店だったのでそこでミズノ製品を買うしかなかったのですが、(そのおかげでこの町にはMPシリーズのアイアンが溢れています。)本間まで出てきたとは知りませんでした。

せっかくの機会ですので試打させていただきました。絶対手のでない値段に決まっているBERESシリーズ。

良いですね。打っているだけなら欲しくなるかも知れませんが、値段聞くと絶対買いたくなくなる値段に決まってます。

上海の本間ゴルフでも、アイアンセット2万元!なんて平気で値段付いていましたから。
「誰が買うの?」と上海の店員さんに聞いたら「金持ちの中国人ばっかりです。日本人はほとんどまず買いません。台湾人も香港人もケチだから買わないし。。。でも1週間に10セットは間違いなく売れています。」だと。

同じ値段だったら、昔のモグラのマーク付いている奴の方が良いなぁ、と思いました。

この町でも金持ちの中国人だけがターゲットなんでしょうね!
今度お店をのぞきに行ってみましょう!

週の初めは痩せて週末が近づくと太るものなーんだ?

2007-01-26 | 生活
なぞなぞですが、日本でも同じような現象がありますよね。


答えは新聞です。

この町の新聞は「折込広告」は非常に少なくて、みんな広告が紙面になっていますので、月曜日はほとんど広告無し、だんだん増えてきて金曜日が最も分厚い紙面になります。


まあ半分以上は不動産の広告。その次に多いのが家電量販店、薬、車と続きます。

毎朝出勤する車の中で斜めに読んでくるのですが(ほとんどの記事は見だし読むだけです。)金曜日は全部読み終わらないうちに会社に着いてしまいそうです。

じっくり本文も読んでいたら1日終わってしまいそうですね。
ちなみに本日の「海峡都市報」全部で88ページ。

手元に1週間分があったので推移を見てみましょう。
22日(月)32頁 不動産1、家電1、車1、薬2、その他2。
23日(火)48頁 不動産7、家電2、車2、薬4、その他1。
24日(水)56頁 不動産9、家電9、車1、薬6、その他3。
25日(木)72頁 不動産9、家電4、車7、薬6、その他7。
26日(金)88頁 不動産21、家電8、車1、薬8、その他9。

分類別の広告頁(概数)です。半分くらいは広告と言うことですね。

でも1週間分拾ってみると意外とコンスタントに薬(含む病院などの広告)が多いと言うことがわかりますが、薬なんかの広告は一般の記事に見えるように作られているのが特徴です。

それに対して不動産は1頁使ったイメージ広告がほとんど、家電は赤い紙面に黄色の金額など、派手派手ムードで「今買わなくちゃ!!」という雰囲気を盛り上げています。

車は割とみんな地味目ですね。写真があっても白黒広告。不動産や家電のようなカラーでギンギンというのはどこの会社もほとんど無いですね。


でもこんなに広告があっても私のように買い物をする気のない人には、邪魔なだけです。