スキーに行くのに、基本が電車移動なので板も靴も一緒に入るケースを買いました。
駅などで、板と靴、多分その他もろもろを一緒に入れて背負っている若者を見かけたので、荒れなら便利かも、と。
下にローラー付いている高級品もありましたが、あの長いのをコロコロするのは迷惑だろうとコロコロ無し版購入。
で、今回猪苗代へ行くときには宅急便して楽したのですが、帰りに持って帰ってみようと、新幹線から自宅まで使用した結果、「うーん」という感じ。
一つには、かなり丈夫というか、しっかりしているのは良いのですが、ケース自体が重い。
二つ目は、170cm近くあるものを縦に背負うのですから当然と言えば当然ですが、上がかなり高くて、尚且つ下の方が、歩く足にぶつかると言う事。
簡単に言うとかなり歩きにくい。
背中に薪背負ったように猫背で歩けば良いのですが、普通に歩こうとするとかなり小股にチョコチョコ歩く必要があります。
使われている生地も重たくて丈夫。
大切なスキーに絶対傷つけませんから!!! というような気合いが見えそうです。
ところが私は、ものは使えば傷が付くし、傷むもの。 という割り切り派。
移動中に、周りの人にぶつかって怪我などさせては大変ですが、板に傷が付くなんて言う心配ほとんどしていません。
早い話がぺらぺらのカバーで十分なんです。
ということで、購入済みの豪華スキーケースとは別に、電車で軽快に動くための方策を検討しました。
まずは、靴をどのカバンで運ぶか、出張の多い我が家には各種サイズのトランクがあります。
機内持ち込みサイズのトランクで、靴がピッタリ入る事がわかりましたが、その他の荷物を工夫して入れなくてはいけません。
トランクは、転がしていけるメリットはありますが、本体が重いという意味では大きなスキーバッグと同じ問題点がありそうです。
試行錯誤の結果、なんと新婚旅行の目的地で、画などを購入したときに持ち帰る為に買った大きな布バッグが靴もその他もドンドン投げ込めるくらいのサイズである事で採用が決定。
布地でちょっとキルティングのように厚みがある加工がされていますし、肩掛けも手提げもOKです。
雪が降ったり、濡れたりするのを防止するために、中身はそれぞれビニール袋に入れて運びましょう。
子供が小さいときにいろんなものを投げ込んで車で移動するときに活躍しましたが、ここ10年ほどは稼働率ゼロだったカバン。
30数年間の時を経て、また活躍して貰いましょう。
で、スキーとストックは、こんな感じの薄い袋に入れていきます。
いろいろネットでも捜し物をしているときに気がついたのですが、薄い生地だと「傷が付くのではと心配です」「スキー板をしっかり保護します」「丈夫な保護材使用」など、とにかく傷をつけないようにという商品がほとんどです。
唯一モンベルだけが、「生地が薄いので破れる事があります」と。その代わりに圧倒的な軽量さ、330g!
合理的なモンベルは半ば信者のようになっていますので、これでもよかったのですが、ちょっと価格お高目。笑
200g位の重量増加と引き替えに2000円ほど安い袋を購入しました。
日本は包装の文化、とも言われるくらい丁寧な包装、過剰ではないかと思われるほどの美しさ、があると思っていますが、こんな所でも同じように「徹底的に中身を守る!」 「ぺらぺらのカバーなんて許せない!」という日本の方々の硬い決意をみたような気がしました。(笑)
ぺらぺらの布でミシンかけて嫁さんに作って貰おうかと思っていたのですが、「面倒!」という暖かいお言葉で瞬殺されたのは愛嬌です。