中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

街をキレイに!

2006-02-27 | 一般
北京オリンピックを2年後に控えて、北京で街をキレイにしましょうとゴミを捨てたり、痰を吐いたりすると罰金5元!と言う法律が出来ましたが、この田舎町も省都と言うだけのことはあり、全く同じ法律が運用されはじめています。

そのちょっと前から赤信号を無視して道を渡ったりすると歩行者も自転車も罰金!という法律も出来ており、今までのいい加減きわまりない状態が法律だけを見れば変化してきています。

ゴミ捨て罰金は、道路に面している各商店にも適用されますので、今までお店の中のゴミを道路、歩道にパッと捨てれば事態は解決とされていたことが罰金対象となっています。

バス代が1元ですので、5元の罰金は決して安くはありませんし、何よりも運用開始直後ですので、罰金を払わされる前にしばしお説教をされる、という面倒もついて回るようです。新聞やTVでも罰金を払わされている人やお説教をされている人々が連日報道されています。

町中もこの2つの法律の為の監視員が腕に腕章を巻いてあちらこちらに立っています。腕章は偽者防止です。こういう法律が出来ると便乗して小遣い稼ぎをしようとする奴らがいっぱい出てきますので、罰金払うのだって相手が本物かどうか確認してから、という手順が必要です。


さて効果の程はいかがなものでしょうか。

簡単です。監視員が立っているところはキレイになっているようです。歩行者も自転車も監視員のいるところではちゃんと信号を守っています。
それ以外の所、監視員のいない時間帯は、もちろん全く変化しているわけはありません。

それでも各商店の前には、ゴミ箱が置かれはじめています。歩いているときにゴミ箱探す手間は若干ですが減少したような気がします。

あと2年、どこまでキレイになるでしょうか。私はオリンピック見に行くことは絶対にしません。だってペットボトル投げられるの嫌ですもの。

あと1歩

2006-02-25 | ゴルフ
今日は土曜日、ゴルフに行かなくっちゃ! 

天気予報は小雨、中雨でしたが、朝起きるとどんよりと曇っているものの雨は降っていません。ということで出かけました。

コースに着くと車もバスもいっぱいいます。聞いてみると80人のコンペがあり、韓国人ツアーも50人と。渋滞覚悟でスタート。

毎ホール待ちます。前の組は中国人3人ですが、3人とも初心者。なかなか進みません。

それでもイライラせずに待ちます。そう思ってやっていたら前半44。いつもの難関の池だらけのロングホールも無事にボギー、ダボ。

ところが80台の欲が出るんですよね。後半ダボの嵐。8番でバーディとって、最後も連続バーディなら89。でもやっぱりパーで90。

悔しいです。明日また挑戦します。

今夜は会社の新年会。300人で宴会です。ビールいっぱい飲まなくてはいけないので明日の体調が心配です。

報道規制

2006-02-24 | 一般
この国の報道規制が厳しい、おかしいと日本の新聞やネットで報道されている。

何を今更、と思う。日本のTVだって、新聞だってこの国の報道に関しては、ものすごい自主規制しているし、本当の事なんてどれだけあるんだ、とむしろ日本の報道機関に聞いてみたい。

ドキュメンタリーを撮るんだと言ってこの国の政府の言いなりの金額払って指定されたような所ばっかりうまく綺麗にとって、事実を日本の視聴料はらっているみんなに見せないのは日本の国営放送だろう。

どっかの新聞社の駐在員だったときには何の報道も批判もしなかったくせに日本に帰った途端に批判的な本ばっかり書いている有名な記者さんだって、同じようなもんだ。

確かにこの国の報道は、検閲されているだろうし、ネットだって繋がらない日本のサイトやら何やらいっぱいある。でもそんなのどこだってそうたいした違いなんか無いんじゃないのか。政府が開き直って規制しているか、報道機関が勝手に「こうするべきだ、こうあるべきだ」と錯覚して自主規制するのと一体何が違うんだ。

日本に帰って本屋さんに山のように積んである「中国本」を見ると、寒気がする。日本人に喜ばれるような事だけを誇張して書いて、必要以上に感情をあおり立てるものがほとんどである。

もっと素直に普通の人の視線で、冷静に物事をみてゆく事を忘れたくない。

ここでこんなことしてていいのかなぁ?

2006-02-24 | 一般
と、時々思う。

まあ大体が体調が悪いか、仕事がうまくいかないか、やたら暇なときか、そんな時に思う。

そりゃ日本にいれば上司がいっぱいいて、毎日仕事なんか嫌と言うほど上から落ちてきて報告書もいっぱい書かなきゃいけないだろうし、通勤電車にも乗らなくては。。。と思うが、ここで毎日常識も生活習慣も全然違う連中とあーでもないこーでもないと自分の母国語じゃない言葉で戦っている必要がない生活の方が、楽かも知れないと思う。

ゴルフも何時でも出来るから良いじゃないか、ではなくて、他にすることが無く、又他に選択肢がないからゴルフしている と思うと 逃げ道が無くなる。

また一週間が終わる。

予算達成の方法

2006-02-22 | 仕事
この国の各種機関にも予算というものがあるのは、まあ世の中の当然で常識かも知れませんが、その達成の仕方はかなり意表を突いたものです。

私の会社はこの田舎町ではまあそれなりに大きな規模に分類されており、各種納税額は町で何番目という規模ですので、予算達成の時期になってくるといろいろ標的になる場合があります。

この国の会計年度は1-12月ですが、前年度の最終確定は6月末になっています。したがって旧正月前までに単純な実績が集計され、そこから6月までの4ヶ月ほどが実際に予算が達成されたかどうかと言う調整時期になってきます。調整時期というと聞こえも良いですが不足額をどこからどうやって集めようかという我々にとってはなかなかスリリングな時期と言えます。

先日も某機関から電話がありました。「予算にかなり不足しているんだけれども、おまえの会社はどの位協力してくれる?ゼロじゃ困るんだよ。なんとか方法考えてくれないか?」

これ民間企業からの販売協力の電話だったらよくあることかも知れませんが、政府機関からの電話です。法律に基づいて徴収しているものが「自分たちが勝手に作った予算」に不足しているから「協力してくれ」という電話です。

外資系企業ですので普段から合法にしていないと何を言われるかわからないので、ものすごく神経質に合法的にしてありますが、「協力してね」と言われると何かを無理矢理作るしかないんですよね。全くゼロ回答すると、どこで何嫌がらせされるか判りませんから。

こんな事日本の親会社の人に言っても「コンプライアンス遵守」と返事が返ってくるだけでしょうね。我々はコンプライアンスを遵守しながら人間関係も尊重しなくては生きていけないので、その両立に何時も頭を痛めるのです。

トラック転倒、エビ散乱

2006-02-21 | おもしろ記事
エビをいっぱい積んだトラックが転倒するとあっという間にエビが無くなる、のは普通の現象のようです。

昨日エビ積んだトラックが電柱に衝突して横転、周辺のアパートは電線が切れたのでしばらく停電したとのことですが、興味の焦点は停電ではなく積み荷があっという間になくなった方にあったようです。

ちょうど学校の下校時刻にあたっていたのも不幸なのでしょうが、事故を起こした方にとっては踏んだり蹴ったりと言うところでしょうね。

人の物だという感覚はどこにもないのでしょうか。将来が心配です。

西安特色料理

2006-02-20 | 生活
この週末は珍しく2日とも雨だった。

結構真面目に降る雨というのはこの町には珍しくて、しばらく雨が無くて乾燥していたので身体には良いがゴルフするには面倒な雨だった。

先週田舎町料理の宴会が続き、雨が降っているので買い物に行くのも面倒になったので土日と続けて外食。土曜日はあまり行かない中国系日本料理屋。まあ値段が比較的安めなので良いが味は、相当に濃い。おかず一皿でもう結構という感じになるところが価格高めの日本料理屋との最大の格差でしょうか。

日曜日も韓国勢襲来が続くゴルフ場の混雑を避けてこの時期には珍しく7時スタートで1ラウンド。途中から本格的に雨が降ってきてだんだん気分が暗くなってきたせいもあり最後の2ホールはキャディさんに「真面目にやりなさい」と叱られながらホールアウト。12時には家に帰って昼寝。

夕方雨が上がった頃に普段行かない温泉公園付近へ散歩を兼ねて食事に出かける。ぶらぶらと歩いているうちに「西安特色料理」と書かれた小さな店発見。家族経営だと思われ同じような顔が忙しく働いている。決してキレイではないが許容範囲なので、味見に入ってみた。私は陝西省の羊肉と麺中心の料理がかなり好きなのだがこの町ではまだ、これは!と言う店に出会っていない。

とりあえず定番の肉莫挟と羊肉泡抹を注文。嬉しかったですね。熱々できたての肉莫挟! 久しぶりに「これこれ!!」という味です。しばし待つと羊肉泡抹も登場。比較的羊味抑えめでなかなかこれもいけます。水が飲みたかったので「水頂戴」というと「お湯しかない」とお椀にお湯入れて持ってきてくれました。まあそういうレベルの店です。

両方会わせて17元でした。周囲の客が食べていた麺類やおかず類もなかなかうまそうです。次回は中国人の友達誘って行ってみましょう。日本人誘ってもあまり歓迎はされそうもありませんので。

露天風呂

2006-02-17 | 一般
夕べ田舎町の露天風呂へ行ってきました。

お客さんと宴会があり、久しぶりに結構白酒も飲み、10人程で中式カラオケで絶叫大会。みんなが騒いでいる横で私はしばし熟睡。よくこんなウルサイ所で寝られるなと感心されつつも1時間ほどの休息。

露天風呂へ行こう!というお客さんの誘いに目を覚まし(ずいぶん人が減っていましたが)すっきりとして頭で露天風呂探検に出かけました。

3ヶ月ほど前に台湾資本により町の体育中心の傍に新しくできた健康ランドです。友人の台湾人からは、入場料は高い(78元)が中もキレイで温泉もなかなか良いと聞かされており、前からちょっと行ってみたいなと気になっていたところでした。

豪華な入り口を通り、更衣室→シャワーを経由してくると水着を渡されます。私は若干大型サイズですので、フリーサイズだと従業員が言う小さな水着に身体を押し込みます。室内外に10種類ほどの温泉があります。中は二階建てになっていて露天風呂も何カ所かあります。普段車で通っている二環路やゴルフの練習に行っている陸上競技場などを見ながらの露天風呂はなんだか変な感じです。

あちこち見学してきました。個室があり、そこは水着不要だというのでぜひ確認をしたかったのですが、あいにく満室で状況の確認は出来ませんでした。2時間300元からという個室費用は決して安くないのですが、利用客は結構いるようです。まあ入場料自体安くないので金持ちしか来ないのでしょうね。

設備はキレイでなかなか良いですが、我々が行った時間帯のせいかお客が少なかったですね。まあ平日の夜中11時過ぎにこんなとこ行く客もそんなにはいないでしょうから。

この田舎町には早すぎる施設という気もします。上海にはもうだいぶ前から「小南国」という健康ランドがあり結構な賑わいを見せていますが、この町ではまだまだ、と言う気もします。

興味のある方は早めに行ってみた方が良いかもしれません。半年後にあるかどうか、結構微妙なところだと思います。

断水騒ぎの結末

2006-02-16 | 生活
先日いきなりの断水で自分の部屋にいられなくなりましたが、その結末をご報告。

翌朝、管理会社へ電話をして聞いてみると前日の午後には水は流れていたはず、との回答。ちょうど部屋にお手伝いのオバちゃんが居るはずの時間だったので連絡して管理会社の人間に立ち会って状況を確認して貰いました。

結果、笑える状況です。しばらく断水していた後に水が流れ込んだため配管の中の錆の塊が私の部屋へ分岐するところで詰まっていたようで全然水が出なかったと。容易に想像可能です。

台所の水道には、料理なんかに使う時用に浄水器(日本製の蛇口につける奴)をつけてあるのですが、これが大体カートリッジを交換して1週間もしないうちに中の真っ白だったガラス繊維の部分が真っ赤(さび色)になるくらいなのです。何もない普通の状況ですらこの状況ですので断水後の水の流れで配管の錆が転がり落ちても別に不思議でも何でもありません。

結局配管をスパナでカンカン叩いたりして問題の錆の塊を除去。今はなんとか水は無事に流れています。

それにしても今の家へ引越して1年ちょっと、その間に約10回ほどエレベーターに閉じこめられ(最近特に頻度上昇中)エレベーター故障で18階まで徒歩で上がること合計6日間。不意の停電は4.5回(夜間の分のみ、昼間の停電は数知れず)、断水が2回。そろそろ徐々に嫌気係数が上昇してきています。

南北と東と3方面に窓があり、独りで住むには全く不必要なほど広い(170㎡)家なのですが家主が知り合いで3000元/月とかなり安い価格でそれなりに満足していましたが、小さなトラブルが重なってくるとだんだん「引越ししたいよ病」がまた頭をもたげてきます。実際に引っ越すとなるとそれはそれで面倒なのですが、なんと言っても生活そのものに極めて変化が乏しいので住むところが変わるというのは気分が変わって楽しいのです。

そんな気分の状態を察知したのか中国人の友人が、同じアパートに引っ越してこないかと誘惑的な発言をしています。毎週のように一緒にゴルフしているので、同じ所に住むというのは彼の車で出かけられる、というお互いに手間が省けるというメリット有りです。別の台湾人の友人の家もすぐ傍でその意味でも相当便利です。

もちろん日本のTVなんかは全く見られないアパートですが、今の所よりはトラブルは少なそうなのも魅力的です。近々見学に行くつもりです。

外食はつまらない

2006-02-16 | 生活
中国の新年は旧正月が起点ですのでその前後にはお客さんや友達などと外で一緒に食事をする機会がいつもよりずっと増えます。

以前北京にいたときにはこういう宴会も結構楽しみでした。昨日は四川料理だったが今日は上海料理、明日は山西料理。。。と変化があったので食いしん坊の私としては新しい店に行くと聞くとどんなうまいものが食えるかなと楽しみだったものです。

ところがここの町に来てから外食、宴会は全然期待できません。もちろん何軒かはおいしくて楽しみという店もありますが、まあどこの店へ行っても何を頼んでもほとんど同じです。四川と銘打とうが広東と言おうが、みんなこの町の「甘い甘い」味付けに変更されていて、ちっとも楽しくありません。どこの店でもメニューもほとんど変化無く(まあこれは上司が好きな物を頼むだけというどうしようもない理由もありますが)一口食べればもう後は早く終わってくれないかと祈るだけです。

夕べも出張者が来て、あまり使わない店に行きましたが、最初の料理を一口食べて改めて絶望しました。何も食べたくないので一生懸命白酒飲んでしまいました。

この町は住むには住みやすいし、ゴルフもいっぱいできて大変良いところですが、こと食事に対してだけは絶望的においしくありません。

今夜も又宴会です。白酒やらウイスキーをたくさん飲む必要があるお客さんですが、あのマズイ飯を食べなくて良いと言うだけでも逆に幸せな宴会だと思っています。