中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

浄水器だらけの生活!

2007-08-18 | 生活
浄水器を付けた。

大都会上海へ来て、初日にアパートで風呂に入ろうと思ったときのあの水の・・・

緑とも茶色ともつかない微妙な色だったが、とっても汚い色だった。


歯磨きをするときも顔を洗うときでも、なんとも言えない臭いと味が「身体に悪そう・・・」だった。


もちろん飲み水はミネラルウォーターを使用していたが、早く何とかしようといっぱいある情報誌をチェックし、電話をかけてある会社に「お試し期間」をお願いした。


台所の飲み水用、風呂場のシャワー用、洗濯機用と3台が一挙に設置された。

台所用などは、電気分解も経由するという本格派であり、そのまま飲む事も可能と。
試しに飲んでみたが、純水に近いせいかおいしくはないが、無味無臭で透明。

シャワー用も、もう二度とこれ無しでは風呂に入りたくない!位綺麗。
心なしか、お湯もまろやか、な感じがする。

洗濯機用! こんな所にまで必要な所が上海の水事情を表していると言えるが、今までは白いTシャツを洗濯すると、なんとなく臭いが残って、白くない!のが現実だった。


毎月フィルターを交換すると言う事で、約1万円/月のコストが発生するが、この安心感はお金では買えない。


日本も田舎町も水には恵まれているんだなぁ。。。と改めて実感です。


民度が心配

2007-08-15 | 生活
大都会は民度も上昇していました。

家族が遊びに来ているので、カナダのサーカスを見に行ってきました。

私は雑技が好きです。北京でも上海でも何度も見に行きましたし、上海に赴任してきてからも「新しい雑技団があって結構スゴイよ!」という話を聞いて、早く行きたくてたまりませんでした。

でも一人で行ってもつまらないので、家族が来るのを心待ちにしていました。

いろいろ調べてみたら、上海の新しい雑技団の他に、カナダのサーカスもやっている事が判明。
こっちは期間限定です。

電話でチケット状況を聞いてみるとVIP席とA席ならあるという。VIP席なんとビックリの2000元ですよ!! 日本円で3万円強! 
さすがにそこまでやる気はしませんのでA席購入。 とはいえ一人1万円です。


過去に北京でコンサートや雑技見に行ったときの経験から行くと、上演中に携帯電話が鳴るのは当たり前、自分の持っている席よりも良い席が空いていれば、上演中であろうが何だろうが、人を押しのけてでもそこに移動するのが当然! でした。

どうせ対して変化はないだろう、と思っていましたが、大都会上海の観客は、私の想像していたよりは、かなり民度が向上していました。

席の移動は、会場の中に大量に配置されている係員によって、ほぼ阻止されていましたが、そんなにしなくても節度ある観客の態度でした。

携帯電話が高らかに鳴り響く事はありませんでした。メールを打っているらしき光景は当たり前の様にありましたが。

カメラでの撮影は禁止、というのもまあまあ合格点でしょうね。


サーカスはとても楽しかったです。
途中で観客が突然舞台に上げられて、寸劇に参加しろ、なんていう状況ではむしろ日本よりも盛り上がっていましたね。 
日本人は恥ずかしいのか、なかなか舞台に上がらないし、あがってもモジモジするばかりですが、ここの人達は、思いっきり楽しんじゃいますから。


さて新しい雑技団、何時見に行こうかなぁ。

田舎町と違うこと!

2007-08-11 | ゴルフ
田舎町ではしなかったことを上海へ来てから何度もしています。

それは雨の中のゴルフ。

田舎町ではゴルフ場が家から15分と近くて、その上予約いらずだったので、尼がいっぱい降っていたりすると、ほぼ「お休み」でした。一日中雨が降ることもそんなに多くなかったので、しばらく寝ていたりすると、誰かから「雨やんだよ」と電話があったりしました。


でも大都会では、予約が必要な上に、家から来るまで1時間以上かかりますので、「雨天決行!」です。

今日も明け方(正確に言うと出かけたのは4時台ですので、まだ夜!ですね)ぱらついていた雨は、5ホール目位から「豪雨」に変わりました。

最後の2ホール位にはあがって晴れ間ものぞきましたが、その間は大雨から豪雨の間を行ったり来たりでした。


でも上海でのベストスコア更新です。

練習に行ってレッスンを受けた成果抜群です。

アイアンもかなり戻ってきました。あと20%程でしょうか。
ドライバーも今までよりももっと軽く振っているのにフェアウエイの真ん中へ今までよりも飛ぶようになりました。

かなり嬉しいです。

家に着いて、洗濯しながら「さて按摩屋さんでも行こうかな!」と外を見ると又豪雨です。

もうしばらく様子を見て、止まないようなら傘さして出かけることにします。

こう言うところはさすが大都会!

2007-08-10 | ゴルフ
友人に誘われて、上海の室内ゴルフ練習場へ出かけた。

コーチもちゃんといて、レッスンもしてくれるという。

アイアンショットが滅茶苦茶になっている私としては、早く行きたかったのだが友人も私も忙しくて一緒にでかけられる時間がなかった。

日本人コーチを予約していたが、急病との事で急遽中国人コーチになったがとても教え上手である。

ゴルフ歴だけは長いが、ほとんどの時間が自己流であり、まじめに習うというのは初めての経験。
最初の頃にシングルだった上司に練習場で習っていた時期はあるがその頃は、今ほどまじめにゴルフをしようとも思っていなかった。

ビデオカメラで後ろから正面から撮影して、いろいろチェックしてくれる。
画面で隣に老虎(タイガーウッズ)並べて比較してくれるのには、おこがましくて
赤面してしまったが、楽しい。

カメラで撮影された自分の姿は、なかなかみっともなく恥ずかしいばかりであるが
30分ほどのレッスンを受けた後は、まあまあ見られる姿に修正されてきたようである。

今後は「下手を固めない」ように、時々この中国人コーチのお兄ちゃんに見てもらいながら又熱心に練習に励む事にしたい。

バンカーもグリーンもある。

とってもはまりそうな予感がしている。

食いしん坊!

2007-08-09 | 生活
上海に来てから1ヶ月ちょっと経過した。

中国語ばっかりで生活していた田舎町とちがって、上海にいると日本語ばっかりで、時々中国語、という生活になっている。

日本料理を食べる事が非常に多いのも特徴かもしれない。
日本企業の人と宴会やると、まずほとんどの場合日本料理だ。

どうせこれだけ人数がいるならおいしい中華がいいなぁ、と思いがちであるが、大半の人はそう思っていないようである。

確かに上海の日本料理はうまい。 田舎町や昔の北京のように居酒屋ばかりではなく何でもある。

でももっといろいろあるおいしい中華料理が食べたい。
宴会料理は、全く持ってご遠慮させていただきたいが、いろんな地方の家庭料理が良い。


そう思いながら、自由な時間がほとんど無かったのがこの1ヶ月ちょっと。
休みの日も入れて、「今夜のご飯はどうしようかな?」と考えられたのはわずか2日間でした。

8月は夏休みもあって出張者も宴会も小休止。

来週は家族が来てくれるので、毎晩好きな料理を食べに行きましょう!

都会の生活はゴミが増える。

2007-08-06 | 生活
先週一週間は、出張者の方と一緒にあちらこちらと走り回り怒濤の一週間でした。

車に乗って移動しているばかりですので、体は疲れず、精神ばかりが疲労する日々はよく眠れずに体調不良。

週末は疲れているけれども、もっと身体も疲れなくては!と、連日のゴルフに出かけました。むろんスコアは見るも無惨。

でもおかげで土曜日日曜日とたっぷりと眠れました。

というわけでかなり元気になった月曜日ですが、しばらく宴会料理やアルコールは見たくない感じですので、さっさと退社。 帰りがけに日系デパートの地下へ行って「デパ地下」ご飯にしました。

こんな事はこの間までの田舎町生活では考えられないことです。

デパートの帰りはぶらぶらと歩いて帰りましょう。

それにしても都会の生活はゴミが増えますね。
なんでもきれいに包装してあって、ちょっとずつパックに入っていて。

道ばたにはこんな車も止まっていてアイスクリームも食べられます。

雷雨は嫌だ!

2007-08-01 | 仕事
今北京空港にいます。

空港に到着して既に6時間が経過しています。

今日は朝から天気予報は雷雨でしたが、夕方近くまではなんと言う事もありませんでした。
しかしながら、夕方会議の場所に向かうときには真っ黒な空で、ものすごい雨が降ってきました。会議の最中にもものすごい雨です。

ものすごく嫌な予感を抱きつつ、空港に着いてみると電光掲示板が真っ黒です。
すべての飛行機が時刻未定。一番早いのはなんと午前中の時間が書いてあるではないですか!

しばらく待っていると、上海行きは統合便が飛ぶというので、一応チェックイン。
そう言いながら、待っている時間に入手した明日朝一番7時30分の別便のチケットも持っています。
過去の経験から言うと、前日遅れた飛行機より、その日のまじめなスケジュールの飛行機の方が先に飛ぶケースが多いのです。

チェックインしてから、ゲートの係員に聞きました。
「何時飛ぶの?」ではありません。「飛行機は今どこにいるの?」です。

予想通り回答は「上海」でした。

一般的にこの国ではある空港の天気が悪いと出発地を飛びません。
到着地の天気が回復してから飛んできます。

上海から北京まで約2時間。

もうすぐ飛んでくると連絡があったらしいです。
もう12時です。(もちろん夜中の方です)これから飛んできて2時。乗客おろして乗り込んで、
無事に飛んでも3時。 
上海到着は、うまくいって5時の予定です。

お願いだから取消にだけはならないで欲しい。。。。。
明日昼からとっても大事なお客様。。。。

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と書いてから、既に2時間が経過しています。今、夜中の2時です。
乗りたい飛行機は、まだ上海にいます。

いろんなところで喧嘩しています。

それでなくても権利意識と自己主張の強い人達です。
原因が天候であろうと航空会社の原因であろうと、黙って遅れたんだ。。。と従う日本の人達とは全く違います。

することがないので、野次馬見物しています。

冷静に対応する人、自分が喋っている言葉にどんどん激高してくる人達。
机たたいて怒鳴る人々。人を見物するには絶好の機会です。

私も昔は結構参戦した物ですが、最近ではもっぱら見物係。
だって何叫んだところで飛行機がいない事には何にもできないのが真実。

こういうときに航空会社の人でなくてよかったね、と心の底から思います。
思いつく限りの屁理屈と自分勝手な意見の前でも、冷静に対応している若者を
見ていると、本当に君は立派だね、と褒めてあげたくなります。

さっきから興奮して、なぜズルズルと遅れるんだ!と戦っていた人は
食物や飲み物を確保する作戦に出たようです。
これで航空会社も戦う人々も、引き下がるきっかけができたという物です。

衣食足りて礼節を知る、というよりもお腹がすいていると怒りっぽくなると言う単純な話かもしれませんね。

早く来い!飛行機
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またまた時間が過ぎています。

今はなんと、もうすぐ5時という世界。もちろん明け方の5時です。

飛行機はまだ来ません。
係員が言っている事が本当だとすると、あと小1時間で飛行機は来ますが、
既に何回も係員の言っている時間は変更されています。
空港にいる時間だけで、もうすぐ11時間です。

久しぶりに完全に徹夜です。

こんなんで明日、いやいやもう今日です。偉い人と一緒に出張なんかできるんでしょうか。

周囲の人々は航空会社の人間を取り囲んで賠償の交渉をしています。

そういえば、食事も出ていませんね。クッキーと水でごまかされないぞ、と気勢は上がっています。

何でも良いから早く帰りたい。。。
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結局外は完全に明るくなりました。

飛行機は5時45分位に北京空港に到着しました。

何事もなければ、6時半には飛行機は飛べるはずですが、ここは中国です。

搭乗口が決まって、係員が来て。。。 始まりました!恒例の補償交渉です。

「なんでこんなに遅れたんだ。」「食事も飲み物もまともに出ていないのは人権無視だ。」「責任者が出てきて謝るまでは飛行機に乗らない!」

そうです。飛行機を人質にして幾ばくかの保証金を勝ち取ろうという作戦です。

どうせ上海から来る飛行機がズルズル遅れたのも同じ理由に決まっています。


7時25分の飛行機に乗るべきか、このままここでつきあうか。。。
悩ましいところです。

7時25分に乗るためには、一回今のチケットをキャンセルして、安全検査を戻って搭乗手続きをしに行かなくてはいけません。安全を見ると6時半には決断が必要です。。。


結局7時25分をあきらめて、責任者のオバちゃんの「ごめんなさい」と現金200元なりを手に7時45分に飛行機に乗りました。

このまますぐ飛べば、9時半過ぎには上海空港、12時ちょっと前に浦東空港に到着するお客様を迎えに行くには、ギリギリ間に合うはず。。。 そう思いながら徹夜の疲れから眠ってしまいました。

ふと目覚めると、まだ地上にいます。30分以上過ぎています。

「書類が揃わないのでもう少しお待ちください。」
ここまで来ると もうどうにでもなれという気分になります。

飛んだのは8時半過ぎ。。。 上海空港に着いたのは10時半過ぎ。。。

もちろん浦東空港に12時前、そんな出迎えに間に合うはずもありません。

お客様は事務所の若者に出迎えに行ってもらって、私は車で目的地に向かいます。

少しだけ救われたのは、お客様の車に途中で追いついた事。


そんなお客様は誰だったのでしょうか。 ○○だった、なんていう事は口が裂けても言えません。