ＰＣ復活

土曜日にこの間壊れてしまったＰＣのメモリを調達しに電子部品屋へ行ってきました。

結構大きなビルの１階から３階までが電気屋、電子部品屋、ＰＣ屋などでゴチャゴチャしている所です。今までも何度も行っているので、比較的長い間同じ店構えで続いている電子部品屋の一軒に入ってメモリを買いたいと告げると、どこかに電話を掛けます。メモリやＣＰＵ、ＨＤ等の部品は毎日価格が変わるので、どこの店でもほとんど在庫していません。専門の店がどこかにいてそこに取りに行くスタイルです。価格はその専門店価格にちょこっとのせるだけ。

でＤＤＲ５１２ＭＢ　３７０元、ついでに買った古いノートＰＣ用のＳＤＲ１２６ＭＢ　１５０元でした。ちょっと前に聞いたときにはメモリの値段が上がっているときで５１２ＭＢで４００元超えていました。冬モデル用ＰＣ部品の買い付けが終了したので下がったのかも知れません。メモリが到着するまでの間に店にあったＨＤＤケース（ＵＳＢで繋いで使う奴）が５０元というのでそれも購入。家にあるちょっと障害のある使わないＨＤを入れてちょっとした保管箱代わりに使います。家のＰＣと会社のノートＰＣの間のやりとりなんかに便利なんです。

持って帰ってＰＣに差してみると無事何事もなかったかのように復活しました。前のメモリも隣のスロットに差してみるとこれも又無事に稼働しているようです。だいぶ製造時期が違うので、きっと新しいメモリだけの方が速度が出るのかも知れませんが、いかんせんマザーボード自体が古いのでどうにもならないでしょう。そのうちトラブルようなら古い方を捨てることにします。

ついでにＰＣケースの中も掃除して、溜まったほこりも捨てました。

ノートＰＣの方も無事問題なく起動して動いています。前に差してあった日本製ブランド品のメモリよりも相性が良さそうです。こんな小さな物一個の相性で不安定になったりフリーズしたりするんですよね。本当に厄介者です。

どうしても慣れないもの

長くこの国に住んでいてもどうしても慣れないものがあります。

子供の無差別攻撃のような小便がそうです。

住んでいるアパートは外国人は私一人。エレベータに乗っていると子供が、「オシッコしたい！」と突然叫びます。するとお父さんでもお母さんでも、ごく普通にエレベータの中でオシッコさせてしまうのです。

「あと家まで何分もかかんないだろ」ないしは「何で家出てくるときにしてこない！！」と本気で叫びたくなります。誰も乗っていないエレベータのドアが開いたときに床に小さな水たまり。。。。　たまりません。

デパートなんかでは、手洗い（文字通り手を洗う場所）に向かって子供を抱きかかえオシッコさせているシーンも時々見ます。その辺りに飛び散るオシッコ！その後そこで手を洗う気にはならないですよね。

もっとも逆の大人の立ち小便というのはほとんど見かけません。

でもエレベータの中とか、洗面所、階段、廊下とかではやっぱり止めて欲しいものです。

成長するスタッフ連中

現地法人に赴任して２年半が過ぎた。
今ちょうど来年どれだけ生産して売って、もうけるか、という計画を作っているが、２年前とは隔世の感がある。来た時にはまだまだ累積損失が一杯あって、それをどうしようかと頭を痛めていたし、こういう計画とか予測をやろうとすると、こうやってこうやって、とスタッフ連中に教えながらだった。

今回はとっても楽である。もうこういう作業にすっかり慣れてきたし、累損も大きく減ってきて、今ある負債をどうやって減らすかという思考から将来をどうしたいかというプラスの思考へみんなが変わってきている。会社の製品を取り巻く環境は来年の方が今年よりも悪くなりそうであるが、そんな中でも「大丈夫ですよ」と明るい返事が返ってくる。かつてはこういう明るい返事は何の根拠もなく、ただ言っているだけであったが今ではそれなりの予測の元での発言になってきているので楽しい。

部門間の垣根も以前よりもぐっと低くなってきていてなかなか良い中小企業になってきていると感じる。スタッフ連中がみんなで一体運用するという便利さを理解してきた証拠だと思う。ここの人は放置しておくと「これは私の仕事ではない」と自分で境界線を引いてしまって責任を投げつけあう傾向があるが、それが見られなくなってきていてとても良い状況だと思う。

もちろん会社設立以来先輩達が苦労してきた結果が今出てきているので、今いる我々の成果だと言うつもりもないが、目に見えてぐんぐん成長している状況は本当に楽しい。

土曜日に開かれたこの町の日本企業会の最後に「帰りたい人も、帰りたくない人も、帰れない人も。。。」と会長が挨拶をした。「帰りたい」理由はいろいろあるだろうが、私は今「帰りたくない」です。

ＰＣが壊れた

会社で使っているのは日本製のノート。
家で使っているのは北京時代にシステム会社の方に組み立てていただいたデスクトップ。このデスクトップを色々いじくってＰＣが何となく判るようになったという大切なＰＣです。もう５年以上お付き合いいただいているでしょうか。ＨＤＤが何台も付いていたり、ＤＶＤを付けてみたりＭＯを付けてみたりと色々いじって遊んでいましたが、一昨日夜帰って電源を入れた途端に「ガリガリガリ。。。」と異音を発してその後は警告音「ピーピーピー。。。」

以前にも１回同様の症状を見せてメモリを交換しましたが、又今回も同様の症状です。システム屋さんにメールで聞いてみても同様の回答ですので、この週末にでも電子部品屋さんに行ってメモリを購入してくることにします。

日本ではメモリが死ぬと言うことはほとんど無いそうです、とシステム屋さんが教えてくれました。でもいいんです、壊れてもすぐ直るから。

こんな田舎町でも電子部品屋が集まったビルがあって、そこへ行けばほぼなんでも揃います。自作するつもりなら日本でアキバへ行くよりも安いでしょう。問題は例によって「本物か偽物かがわからない」所にあります。動作しなかったら交換するから、と言われてもその店自体が何時までそこにあるかが、問題なのですから困った物です。

で登場するのが「友達」です。この町の友達に「ＰＣ屋に友達いない？」と聞いてそのルートでお買い物です。メモリ位ならここまで手間は掛けませんが、マザーボードやＣＰＵの時には必須ですね。こういうルートで買い物すると、「ついでに組み立てておいてくれない？」と一言で無料組立完了です。

ああ、こんな事書いていたら、週末に無駄に一台ＰＣ買ってしまいそうです。今まで使っていたのをメモリ交換して友人に安く売って。本体だけならきっと差額で３万円くらいで出来てしまうでしょうね。

ホテル火災

昨日午後市内のホテルで火事があり、３人の死者が出ました。

結構日本人の長期出張の方も泊まっている大きなホテルの１０階から出火、逃げ遅れた人が５人窓から飛び降りて３人死亡、２人重傷です。重傷の方は駐車場の車の屋根に墜ちたので即死を免れたと言う状況であり、危篤状態が続いています。

そこで改めて判明したのは、市内のハシゴ消防車の最高長さは５３ｍ！と言う事実です。ビルの１２－１５階くらいまでは何とか届くようですが、私の住むのは１８階。下の階で火事になったら、必死に逃げるしかないでしょうね。
隣が消防署ですが（その最も長いハシゴ車が装備されている所です）以前通りがかったときにどこまでハシゴが届くか聞いてみたら、「まあ隣のビルなら１０階ちょっとかな」でした。

１８階の窓から毎日外を眺めていますが、あの高さから飛んで助かるとは全く思えません。玄関の隣に非常階段があるのでそれを使うしかないでしょうね。

ところがこの非常階段もくせ者なんです。私の住むビルは７階までが事務所、店舗になっています。銀行やら、レストランやら按摩屋なんかが入っています。７階までと８階から上とはエレベータも分かれています。非常階段は共通なんですが、変な人間が住居部分に入り込まないように７階まではなんと非常階段に通じるドアに鍵がかかっています。ひたすら１階を目指して降りてゆくしかありません。

火事にならないことを祈るしかないようです。

たこ焼き、大判焼き、カレーパン

町一番の繁華街の真ん中に、たこ焼き、大判焼き、カレーパンを売る店が出来ました。日本人の方が経営者のようです。

実は他の場所に以前からあったのですが、なかなかローカルな場所でわざわざ行くと言うことまで努力をしてこなかったものですから話を聞いたことはあっても味の方は知りませんでした。

土曜日にこの町の日本人が集まって食事をするという会があったのでそのついでに久しぶりに繁華街に出たのでウロウロしているうちに新しい店舗を見つけました。早速カレーパンとたこ焼きを買い求め、これから食事に行くというのにその場所へ歩きながら食べてみました。

カレーパンは揚げたてですが、中身が甘すぎます。この町の中国の人々が甘い味大好きですので仕方のないところかも知れません。たこ焼きはまあ合格。

みんな並んで買っていました。たこ焼きが特に人気。でも６個で１０元ですよ。決して安くはありません。次回並んでまで買うかどうかは不明です。

アイスクリームタダであげます。

この町にも乞食とか、ちょっと行動のおかしい人が繁華街をウロウロしています。
スリかっぱらいの類は一杯いますので、町を歩く時にはカバンや財布には十分な注意が必要です。

町を歩いているとタダ座っているだけの乞食のオジサンだけではなく、子供を抱いたオバサン、学費が無くて、と支援を求める苦学生など色々な光景を見ます。これらの人々が本当に困っているのかどうか全く判別できないという大きな難点がありますが、急発展を続けるこの国の矛盾の一つであることも又間違いのないところです。

最も数の多い小さな子供が足にすがりついてくる、という乞食ですが、これは大概の場合どこかで掠われてきたか、売られた子供が元締めの大人から金を集めてくるように強要されているという乞食です。子供が可哀想という点では本当に可哀想なのですが、金を渡したところで全部元締めに吸い上げられるだけ、と言う意味ではなんの救いにもなりません。

苦学生というふれこみで座っている学生さんもどこまで本当かは全く判りません。
はっきり言ってきりがないのでほとんどの場合は無視して通り過ぎますし、足にすがりついてくる子供は本当に可哀想だと思いながらも「あっち行け！」と追い払います。

夕べ飲み屋で一緒になった人達とそんな話をしていたら、傍に座っていたお姉さん（飲み屋のお姉さんです）が、そういえば。。と最近の体験談を話し始めました。

町を歩いている時にアイスクリームを食べたくなって、通りがかったマクドナルドの２元のアイスクリームを買った。一口食べた時に、あまりに傍に近づいてくる変なオジサンがいるので、不審に思ったその途端、オジサンはアイスクリームにペッ！！といきなり唾を吐きかけた。「何するのよ！！」と怒鳴ったが、こんな変なオジサンの唾のかかったアイスクリームなんか食べられない。と、オジサンはニッコリ笑って手を差し出したそうな。頭に来たがなんとなくついつられてその手にアイスクリームを渡してしまった、と。

性格の極めてのんびりしたお姉さんの体験に大笑いです。

オジサンもきっと人の良さそうな彼女の様子を見て、こいつなら大丈夫！とばかりに唾吐きかけたんでしょうね。
一般的にこの町の女性はものすごく強いので、アイスクリームぶつけられるくらいが普通の反応でしょうから。

税務署のノルマ

この国では税務署も税関もノルマがあって（綺麗に言うと予算なんでしょうが）年度末が近づいてくると色々な事件が起きます。

ここでは会計年度が１－１２月ですので、もうそろそろ今年一年の状況が見えてきます。そのうえ今年は台風による大水害のおかげで税収不足は許されない状況になってきているようです。

地域の状況なんかノルマもとい！予算作る時には考慮されませんので、経済成長率程度の税収の伸びが当然織り込まれています。そうは言っても我々企業は経済成長にあわせて収益が良くなるわけでもありませんし、海外からの調達品だって自分の都合で増減させているだけです。

で、最近ノルマ未達の予想が立ったところから調査に来られる頻度が増えてきました。こちらも当然予想はしておりますので、調査されて困るような事は全くありません。半日ほど帳簿や書類を確認してお帰りいただきます。ここ数年社内管理をものすごく厳しくしましたので調査されて困るような事実もありません。

でも面倒ですし、不安です。最近は規律が厳しく変な粗探し、言いがかりなようなものは以前に比べて著しく減少していますが、何が起こるか判らない部分は残っています。大丈夫だよな？と上司に聞かれても１００％の確信はありません。

今年の分の最終確定は来年の６月末です。まだまだ８ヶ月以上もあります。

他の会社を目標（標的）にしてくれ！というのが偽らざる本心です。

日本料理屋と日本式バー次々開店

毎朝現地の新聞を読みながら会社へ行きます。
日本の新聞が一日遅れになると言うのも理由の一つですが、その他に現地おもしろ情報の入手というのと、求人情報を眺めるという楽しみがあります。

なにせ娯楽の少ないところですので、求人欄眺めているだけで結構楽しめます。ここの新聞の求人欄は店（又は職種）と連絡先位しか記載されていないので給与水準がどのようなものかは全くわかりませんが今どんな職業が人を欲しがっているのか、新規開店、新規求人の情報は把握できます。

日本料理　伊藤屋がコックさん補助とフロアの女性を捜していると見つければ、「おっ！新規開店の日本料理屋があるぞ！」と楽しめ、知った名前の飲み屋がお姉さんを募集していれば、誰かが辞めたんだなと想像できます。
日式松三ラーメンという店がもうすぐ開店すると見つければ、東京ラーメン以外にラーメン専門店ができるんだなと食生活の変化を期待します。

この町は結構日本帰りの人が多いので日本料理屋だから日本人とは全く限りません。日本料理屋「西麻布」なんて聞くと、ああ間違いなく中国の人で日本帰りの人が開店するんだろうなと想像します。だって、居酒屋の名前で西麻布って、誰も付けないですよね。

今日から日本式バーが一軒開店します。某老舗で働いていた関係者が独立するようです。北京や上海では日本人向けの飲み屋がものすごい勢いで増加して大激戦を繰り広げているようですが、ここはこの新規開店で１０軒目です。過去にも何回か１０軒の大台に乗ったことがありますが、２００人ちょっとの日本人＋出張者では１０軒は支えきれないのでしょう。半年も経たないうちに又一桁へ逆戻りです。

この間の台風で洪水になって２－３軒日本式バーも浸水して休業中です。そりゃ２ｍ近くも浸水すれば復旧作業と言っても新規開店と同じくらいの費用がかかります。またしばらく動静を見ていたいと思います。

また参拝？！

はっきりいっていい加減にして欲しい！

毎朝携帯電話へその日の主要ニュースが届くように設定をしているが、今朝の携帯ニュースは、有人宇宙飛行が無事に成功したというニュースに続いて、小泉首相が又靖国神社へ参拝した、と流れた。

中国の各種サイトでは早速小泉首相靖国神社参拝を特集して過去、何時どんな風に参拝したとか、各国がどのように報道しているとか、まとめて報道している。

日本国民ですら彼が何のために何を考えて参拝を継続しているのか判らない中で、近隣諸国の反発を判っていながらそれを強行するというのは、全く理解できない。理解できる人がいたら教えて欲しい。

ＨＰやブログで政治的なことを書くのは私の主義には反するのだが、今朝から呆れてしまっている。

無事には済まない気がする。