中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

もう12月も終わりに近づいてしまっています!

2006-12-19 | 一般
早いものですね。
もうあと10日ほどで今年も終わってしまいます。

というような事に今朝気がつきました。

先週は怒濤の一週間でした。

月曜日から痛む腰を引きずって台湾へ出張、途中の香港空港では待合室の椅子に座ってしまって、不幸なことに周辺につかまるものがあまりない所だったものですから立ち上がるのに一苦労。

飛行機はまだ良いんです。前の座席につかまって立てばどうと言うことは無いのですが、あの狭い通路をPC入った重たいカバンを持って通るのが大変なんですが。

台北空港からバスに乗る元気もなくTAXIでホテルへ向かいましたがあの乗用車の椅子って腰に最悪なんです。ホテルに到着したときには自分が立ち上がるのが精一杯でカバンは思わずドアボーイのお兄ちゃんに持って貰い、よろけるようにフロントでチェックインしました。

出発前には本当に台北までたどり着けるんだろうか?と自分でも自信がなかったのですが結果的には火曜日以降順調な回復を見せ、(というか仕事が一杯詰まっていたので無理矢理動かざるを得なかったのですが)無事金曜日にはまた飛行機を乗り継いで田舎町へ帰ってきました。

この間、結構笑える事件がいくつも発生したのですが、それはおいおい生々しさが消えるようになってから公開してゆきたいと思います。

やはりもうそんなに若くは無いんだと・・・

2006-12-11 | 生活
先々週からムキになって始めたゴルフの練習と週末2ラウンド、昼間の仕事の疲れなどが溜まってしまったようで、この週末のゴルフは足腰が極めて重く感じる辛いものでした。

土日両日ともゴルフから帰って按摩屋へ直行していたのですが、昨日按摩屋から帰って自宅のソファに腰を下ろそうとした瞬間、「ピクピク」と腰が痛みました。

これはイカン!と思いましたが、こう言うときに急激に動くと更に悪化します。

そろそろと動き、とりあえずソファに横になってから善後策を考えます。

ここ数年間は身体を鍛えて回避してきた腰痛ですが、土日の寒さが今までの疲れに加わって久しぶりに登場です。

壁につかまって立ち上がり、電子レンジでチンする湯たんぽを取りに行きます。

電子レンジのドアを開けるのもノロノロです。


困ったモンです。だって今日の午後から飛行機乗り継いで香港経由で台北出張です。飛行機に座っているのはまだ良いのですが、立ち上がってからすぐに動けません。最大の難関は待合室なんです。

飛行機の座席は立ち上がるときに前の椅子につかまれば比較的楽に立ち上がれますが、広い待合室の椅子の周りにはつかまるものがありません。

仕方がないのでずっと立っていなければいけません。今日は乗り継ぎ時間が2時間以上ある余裕のあるものなので急がなくて良いのですが、逆に待っている時間が長くて辛いんです。

さっき出勤してから運転手に頼んで「辛子膏」買ってきてもらいました。
経験的に腰痛初日の夜はサロンパスで冷やして、その後はひたすら暖めるのが早期治療になります。「辛子膏」は中国の製品ですので非常に安く効果もあるのですが、なにせ辛子たっぷり入っていますのでずっと貼っていると皮膚がただれてしまいます。

あーあ、台北出張して空いている時間はホテルで静かにしていましょう!

若くは無いんだなぁ、と通勤の車の中でつぶやくと同僚が「そりゃそうですよ、もうすぐ50なんだから!」

ちょっと寂しくなりました。

自分勝手な人達

2006-12-08 | 生活
銀行で1時間無駄使いしてきました。

我々外国人は給料をUS$で貰っていますのでそのままでは生活できません。

仕方が無くて1ヶ月に1回くらいはUS$を人民元に両替しに銀行へ行かざるを得ないのですが、これが最近だいたい半分以上の確立で不愉快です。

何が不愉快かというと、じっと並んで自分の順番がくるのを待っているという状況の改善すべく導入された「番号札制度」である。

日本であれば、みんな番号札を取ったら静かにおとなしく順番が来るのを待つ、というのは社会の常識であると思いますが、ここは中国なのでそうは行きません。

やっかいなのが「VIP制度」。銀行から各種条件をクリア(残高だとか、融資を受けているだとか)すると「VIP」待遇として窓口に並ぶのも優先されます。

面白くない人達が出てくるのは当然で、また番号札を取るときに普通の人もVIPの番号札を取れてしまったりします。


さあ、こういう条件でここの人達はどうするのでしょうか?

きっと上海や北京の人だったら「私はVIPじゃないから普通の札を取って並ぶしかないな」と思うはずです。(相当期待値が入っていますので実際にそうかどうかはわかりませんが)

でもここは田舎町ですので「VIPの方の札を取れば並ぶ時間が短くなる。私だってこの銀行を何時も使っているのだからVIPの筈。」と思いこみます。

VIPの窓口で番号が呼ばれます。勝手にVIP札を取った人が窓口に行きますが窓口のお姉さんは「あなたはVIPではないので普通の札の方へ並べ。」と通告します。

はい中国経験の長い人なら次のリアクションはご想像の通りです。

「私がVIPではないとは聞かされていない。それにもう長い時間待っているのだから今から普通の札を取らせるというのはおかしい。このままここで処理しろ。」

自分の誤り(ほとんどの場合は故意なのですが)には全く触れず、既に待った時間をどうしてくれるのだという問題に巧妙にすり替わります。

これに銀行のお姉さんが真っ向から対抗したらどうなるかも容易に想像がつきますね。そのまま黙って(説得をあきらめて)処理すれば3分で終わる業務が、説得に30分はかかるでしょうね。

ということで疑似VIPは無事に自分の要求を貫徹します。

窓口のお姉さんに「おかしいではないか」と文句を言う人もいますが、「説得しろと言うが、それにかかってあなたの時間が更に余分に浪費されるが、それでも良いのか!」とこれまた正論ではあるがすり替わった答えが出てきます。

こういうくだらないやりとりを30分以上眺めていたでしょうか、11時半になってしまいました。

忍耐強く、真面目に並んでいた人達15人ほどを残して窓口のお姉さん2人が席を立って食事に行ってしまいました。残る窓口は1つです。

その窓口にはさっきから携帯電話をかけながら手続きしているオッさんが居座っています。送金する相手の口座を確認しているようですが、一件確認する度に銀行のお姉さんに「そんな口座はない。」とか「そこに送るには○○の申請書や批准が必要だ。」とか色々文句を言われており、その度に自分の事情を説明しお姉さんを説得して手続きさせようとしています。
無論手続き上の問題ですのでお姉さんは「ウン」とは言いません。

簡単には済みそうもないので窓口の端っこに座っている主任のオバサンに「さっき食事に行った二人の代わりの人は来るのか?」と尋ねてみました。

「来ない!お客さんが一杯待っているのは見れば判るのだが、規定で食事に行って良いことになっているので仕方がない。」

予想通りの回答でした。

主任さんの答えを聞いて、私を含む3人が番号札をゴミ箱に捨てて、銀行を後にしました。

やってらんないねぇ。

コスト合理化!

2006-12-07 | 仕事
私の会社は物を作っている生産型企業、簡単に言うと工場ですので、製品のコストをどう抑えてゆくのか、と言うことは会社の利益の増減に直結します。

私が仕事で香港に出張するから飛行機を予約してくれ、と総務に頼みました。

会議が午後3時半からなので、まあ田舎町の空港発10時、香港到着11時半、というFLTがまあちょうど良い時間です。またこれなら朝家を出るのは7時半頃でいつもの出勤とそう大幅には変わりません。

まよわず10時の飛行機ね、と御願いをしました。


頼んでから15分後、トコトコと総務の人間が部屋にやってきます。

「あの~ こっちの飛行機にするとだいぶ安くなるんですが。。。。」

紙に2つの候補が書いてあります。もちろんその横には価格も大きく書いてあります。

朝9時発・・・ 家を出るのは6時半。

でも値段は日本円にして5000円ほど安い。



最初に頼むときから9時発のFLTの存在は判っていたんですが。。。

普段から無駄使いするな、コスト削れ!と言っている身としては、たかが早起きくらいで5000円は勿体ないです。

「そりゃ9時発だな!」明るく返事をさせていただきました。

こうして田舎町からの出張は、行きはいっつも朝一番!帰りはたいてい最終便という事になってしまうんです。

もちろん違う航空会社での往復なんて絶対にありえません。
だってそんな事したら片道ずつのFULL価格ですよ。差額は5000円どころか数万円になってしまいます。
(中国国内線は片道でも割引がいっぱいあるのでそんなにうるさく言われませんが、国際線はもう絶対言われます。日本の航空会社使うのだって気にしているくらいですから)

判ってますか??日本の親会社の人達!!

また増えた・・・

2006-12-06 | 仕事
先月11月10日にも書きましたが、事務所の中は妊婦さんが4人!と言う状況でした。先週までは・・・

月曜日に話を聞いて余りのことに言葉を無くしました。

あと2人確定、1人計画中とのこと。。。

財務部2/6、行政部3/3、購買部1/1、営業部1/5です。

何の数字でしょうか、在籍している女性の数に占める妊婦さんの比率です。
合計7人。
行政部門 全滅・・・・

来年の夏前頃、どうやって生活してゆけばいいのか想像もつきません。

再来週台湾人もみんな戻ってきてから、頭抱えて相談しようと思います。

今考えたくありません。

面接風景

2006-12-06 | 仕事
新入社員を募集しており、今週は面接をやっています。

工場の作業者を募集しているので、中学専門学校(中学校の後ろに技術養成期間がくっついているような学校です)の新卒予定者の連中が毎日大勢やってきています。

日本だったらリクルートスーツまでは行かなくても何となくもう少しまともな服装で面接に来そうなものですが、全くそういう習慣のないこの田舎町では本当にその辺歩いているような格好のまま面接に来ます。

みんな17-20才位の子供達ですが、ジーンズにウインドブレーカー、靴はスニーカーという格好がほとんどです。

同じ学校から結構まとまって面接を受けに来るので、学校の先生が一緒に来るときもあります。一人が面接終わって部屋から出てくると、「どうだった?何聞かれた?」なんて言う会話が控え室で飛び交ってます。
同じ質問すると同じ答えが返ってくるのはこのせいです。

このあたりの人達はあまり外地へ出稼ぎに行きたがらないというのが今までの印象だったのですが、広東省や上海近辺での労働者不足が目立ってきた最近では、賃金の高さを求めて出稼ぎに行ってしまうと言うケースが見受けられるようになってきました。


対抗策として初任給を思い切って上げる策を打ち出した第1回目の採用試験が今回です。効果はてきめんなようで、前回までは10人採用しようと思ったら20人位しか応募してこないような状況だったのですが、今回は多いですね。
採用予定者数もかなり多いのですが、応募してきた数はその4倍位です。

だからといって安心していると、実際の出勤指定日に来ない!と言うことがおきます。連絡してきて「よそへ行きます。」とでも言ってくれればいいのですが、全く連絡無く来ないので困ってしまいます。

こういう意味では、就職前から「権利意識」は強く、「義務意識」は弱いというのが特徴でしょうね。

採用してもらう とは全く考えていません。ここで働いてあげるか、と言うくらいの意識です。結構困ったちゃんが一杯います。

いろんな人に会えるなぁ

2006-12-06 | 一般
昨日もゴルフ練習場へ夜8時半頃から出かけました。

中国に来てから10年以上経っていますがこんなに真面目に練習場通いしているのは本当に初めてですが、やはりやればやっただけの成果がキチンと出てくるので、当分真面目に通ってスコアアップに努めようかと考えています。

まあ今の季節は、夜になれば10数℃という気温で、練習していても汗まみれになることがないので、良いのかも知れません。
これが真夏だと夜でも30℃は軽く越えていますので、ちょっと練習すればあっという間に全身びしょびしょです。

先週は毎日焼き肉屋の店主のお兄ちゃんと練習場で会っていました。

で、昨夜は出かけてみると、市内の5つ星のホテルの社長、副社長と日系企業担当営業ウーマンが並んで練習しています。

知らない仲ではないので、「ニイハオ、ニイハオ!」と挨拶、あれやこれやと世間話が始まります。
これはこれで楽しいんですよね。この国の人は本当にきっかけを大事にして、うまく利用して人の輪を広げてゆきます。

練習場のオヤジさんも、世間話に参加、そうこうするうちにマレーシア華僑の友人やら台湾人の知り合いやらも「なんだなんだ」と集まってきて知り合いの輪が又広がっていきます。

名前は知らなくても普段ゴルフ場で見かけている顔ばかりですので、あっという間に仲良くなれます。

打席の後ろのテーブルにお茶のセットまで出てきて(そういうのが準備してある練習場もここならではですが)ワイワイガヤガヤと楽しい時間が過ごせました。

課題のアイアンも仲間内に見てもらっているうちにかなり改善。一人で悩んでいるだけじゃなくて、やはりこう言うところへ来て仲間内に見てもらうのは大切なことなんですね。

今度みんなで一緒にやろう!と言うことで夜も更けた11時頃、ようやく練習場サロンはお開きになりました。

さて今夜も出かけてゆきましょう!

友人のお母さんの誕生日

2006-12-05 | 生活
毎週一緒にゴルフをしている地元の友人から「月曜日の夜一緒に飯食おうぜ!」と先週電話がありました。

たいていは突然「これから飯食おうぜ!」という電話なので、何かあるのかな?と思っていました。
日曜日に又一緒にゴルフしていたのでその時に聞いてみたら「お母さんが80才の誕生日なのでみんなで誕生パーティやるんだ!」と嬉しそうです。

80人集めるんだ、とニコニコしています。

この友人仕事相手、というよりもお客さんなのですが、なんだかいっつも一緒にいすぎてお客さんという感じではありません。この町で一番仲の良い友人です。

ゴルフ終わった後も友人達に電話していますが、結構笑えます。

「月曜の夜飯おごるからさ!」と場所を伝えますが、時間をあんまり言いません。相手の方も、「判った判った!」で会話が終わってしまいます。
まあそんなに大きな町でもないし、だいたい食事と言えば6時過ぎくらいから、というのもこの町の標準なのですが、やっぱり約束したら場所と時間くらいは普通確認するものではないか、と思ってしまう私は、やはり日本人なんでしょうね。

さて昨日ですが、上司は呼ばれていません。「どうする?一緒に連れて行こうか?」一応お客さんでもあるので聞いてみましたが、「いいよいいよ、友達ばっかりだからさ!」

もちろん上司は不機嫌です。そうはいっても仕方がありませんので会社を早退して同僚と一緒に出かけました。

お母さんの誕生日なんて言うのは初めてですが、行ってみるとまあ来ている友人達の1/3位は顔見知りです。別のお客さんも来ていました。

まあ誕生日だからドンチャン騒ぎにはならないだろうという予測はもろくもハズレ!
この町の宴会にしては珍しく、ビールなしのワインと白酒攻撃があっという間に始まりました。

昨日はちょっと面白くない気分だったのですが、仕事無関係の宴会、久しぶりの白酒でどんどん乾杯しちゃいます。ワインと白酒の紅白攻撃。

でしばらくしたら出席者は順番にお母さんのところへおめでとうございます!とご挨拶に伺います。

息子(兄弟2人が別々の会社をやっていて二人とも友人ですが)が80人ものお客集めて誕生日、お母さん思いっきり嬉しそうです。親族席に座っている人達も嬉しそうですね。

結局一次会で逃げ切れずに中国カラオケに二次会突入。白酒で酔っぱらった集団で大騒ぎです。みんな仕事じゃない宴会ですからネジ飛びまくってます。

ようやく解放されたのは夜中の12時、延々6時間に及ぶワイン白酒+ビール攻撃で久々の完全酔っぱらい状況で家にたどり着きました。

今朝起きたら全身白酒臭い。。。自分の吐く息が白酒のニオイです。