グループ会社が富山というか高岡にあって、そこへ行く用事がありました。春頃から行きたいと言っていたのですが、先方からコロナなので汚染地域からは来ないでいただきたいと、丁寧な拒否をいただいていましたが、落ち着いていた間隙を縫って出かけてまいりました。
用事は、2時間程度の打合せと先方の工場設備の見学だったので、北陸新幹線を使えば日帰りもできないわけではありませんが、そこはそれ、スーツ姿に輪行バッグ担いで新幹線に乗りました。
駅前のホテルに自転車預けて、まずはお仕事です。
もちろん順調に終了し、夜は富山の美味い魚と美味い酒。
先方の会社は、会食禁止なので同行した若者と3人で飲んだくれ。
いやあ、やっぱり魚も酒も最高です。
で、翌日土曜日は早起きして、お出かけです。
スーツや靴など、仕事道具を袋に詰めて宅急便。
まずは氷見漁港へ行って、昼ご飯に美味しい鰤を食べなくてはいけません。
そんなに距離は無いので、途中遊びながら、写真撮りながらですが、天気も最高、車も少なく信号もありません。
車と信号の街中を走るのはストレスもたまりますが、自然の中、車も信号もない快晴の海沿いをゆっくりと走っていると、幸せがこみ上げてきますね。
海越しの立山連峰を眺める、というのはちょっと霞んでいて達成できませんでしたが、それはまた来ましょう。
漁港食堂は10人ほどの待ち行列でしたが、10分ほどで無事入店、大盛で行こうかとも思いましたが、この先道中どんな美味しいものに出会えるかもしれませんので普通盛で我慢。
氷見から今夜の宿の和倉温泉までは大した距離もないので、相変わらず遊びながら、写真撮りながらの道中です。
大きな道はできるだけ走らない、ということで細い道、海沿いの道を行きながら、途中に眼についたものがあれば、やじ馬で覗きに行きます。
一人旅の気楽さですね。
長い距離を走るのももちろん好きですが、とにかく楽しめるように一人旅の時は、一日の行動距離を100㎞程度に抑えています。その方が余裕たっぷりに道中を楽しめますからね。
何か面白そうな表示があれば、もれなく寄り道ですよ。
和倉温泉は、初めてですが、有名所の大きな旅館なんかには泊まりません。GOTOあるので割引にはなりますが、道中を楽しむのが主目的で寝るところがあって、飢えることなく食事ができれば御の字です。
ちょっと予想よりも早めに着きそうなので、能登島へかかっている能登島大橋も渡ってみましょう。
車だと駐停車禁止であっという間に通過する橋ですが、行きは車道、帰りは歩道を走って楽しみます。
ちいさな家族経営みたいな温泉宿。 露天風呂に入ると隣の旅館の壁がよく見えますね。
お湯は源泉かけ流しで大変気持ちがいいところ。
部屋は6畳一間の下宿屋さんみたいな部屋ですが、コロナのおかげで大広間ではなく部屋食。
豪華でもありませんが必要にして十分すぎるくらいでした。
あれこれ割引きで実質宿泊料2000円くらいですから何の文句もありません。
翌日も早めに起きて、どうしようかなと迷いましたが、能登半島の方へは行かずに羽咋から金沢を目指すことにしました。
あまりにもきれいに整然と柿が干されていて感動です。
能登半島は、絶景がいっぱいで、来年の夏にでも改めて来ることにします。
羽咋には30年ほど前に毎月通っていた会社があって、なんとなく行ってみたかったのと砂浜を車で走れる渚ハイウエイ。
車では何回か通ったことがありましたが、自転車の細いタイヤだとやはり潜ってしまって走れませんね。
MTBとかなら十分行けそうですが。
金沢まで行っても80km程なのでまた寄り道しながら遊びながらです。
大きな道ではなく集落を繋いでいくような生活道路を選んでいくと、集落ごとにある人者やお寺に大きな銀杏の木。
おはようございます、こんにちは、と挨拶しながら入っていくとどこから来たんだい、どこへ行くんだい、と声をかけてもらえます。
羽咋の会社は以前よりもきれいになっていたように感じました。
毎月来ては、進捗を確認したり商談をしたりととてもお世話になりました。
金沢の香林坊で、お茶屋さんに連れて行ってもらったり、ととても楽しかった仕事でした。
羽咋の辺りからは市街地の雰囲気。 信号も増えてきて単調な道です。その上向かい風が強くなってきました。
津端駅、という表示を見て、あ、もうここでやめよう。
ここからは列車の本数が増えるので、金沢まではあっという間です。
金沢から新幹線でピューンでした。
昔は飛行機で言ったり、新潟経由だったり、米原から回ったりと結構大変でしたが新幹線開通、って凄いことですね。
また行かなくちゃ。