中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

日本の新聞狙い打ち!!

2006-09-30 | 生活
田舎町ではあるが、一日遅れで日本の新聞が読めていた。

香港で印刷されてシンセン経由飛行機で空輸されてくるのだが、最近は嫌がらせのように遅れて届く。

遅れた場合は紙が入っていて、「○○の理由で遅れました。スミマセン。」と言う物だが、最近はほぼ毎日遅れている。

・飛行機が遅れて;まあこれは仕方がないでしょう。
・航空会社の都合で積み残されて;狙い打ち、その1ですね。
・税関の抜き取り検査で;狙い打ち、その2ですね。

毎日輸送しているほぼ同じ量の新聞をわざわざ積み残したり、わざわざ飛行機に間に合わないように抜き取り検査をする。

日本は日本で、野菜や海産物、松茸なんかを一生懸命検査する。

子供の嫌がらせのようにお互いが意地をはっているその被害は、毎月1万円も払って一日遅れの新聞を読もうと思っている我々小市民に及んでくる。

まあ双方気持ちはわかるが、もう少し大人になって欲しいものですね。

どんどん溶かしてください!

2006-09-30 | おもしろ記事
朝のTVニュースでも報道していたので、これはネタにしなくては!と思ったのがこれです。

今年6月から9月までの4ヶ月間に集中取締を行った結果、986丁のライフル、拳銃と577.5kg(2596発)の弾、火薬34.95kgを押収、昨日近所の鉄鋼会社の電気炉にスクラップとして投入されたそうです。

でも結構どこででも買おうと思うと買えてしまうのがこの国。

イタチごっごの様ですが、安全のためにもどんどん取り締まって欲しいですね。

ありえない原因

2006-09-29 | 生活
親会社が、お金を出してくれて24時間医療サービスに入っています。

そこから毎月医療状況だとか交通事故、伝染病などの情報の載った冊子が送られてきます。

急性心筋梗塞、突然死、くも膜下出血などの傷病名が並び右端の処理の欄に「遺体搬送」などと書いてあると、いつ何時この事例の中に自分が入ってもおかしくないんだなぁとちょっと怖かったりもします。

交通事故の特集が載っていたが、中国の交通事故死亡者数は、2001年:110.6万人、02年:10.9万人、03年:10.4万人、04年:10.7万人、05年:9.9万人と日本の10倍を軽く超えているのが現実です。

無論人口が多いので仕方のないところはあるが、車1万台当たりの死亡者数でも日本が0.9-1.1人で推移しているのに対して、中国は7.57-15.46人と大きな差があります。

またこの車1万台あたりという車には中国はオートバイも含まれているとのことで実際には死亡率で14倍以上という数字になります。


まあ実際住んでいる我々には、「そうだろうなぁ!」と実感しやすい数字ですが、その交通事故の原因を見てもっと納得してしまいました。

   第1位  スピード違反 16015人(死亡者数)
   第2位  通行規則違反  9857人
   第3位  車間距離不足  6109人
   第4位  飲酒運転    4715人
   第5位  専用車道通行  4488人
   第6位  追い越し違反  3977人
   第7位  逆走      3501人
   第8位  優先道路違反  2894人
   第9位  右左折違反   2784人
   第10位 疲労運転    2566人

わかりにくい物を以下簡単に解説させていただきます。

第2位 通行規則違反:簡単に言うとルールを守っていない。
第5位 専用車道通行:バスレーン等を無理矢理走行する。
第8位 優先道路違反:狭い道から飛び出す。

この3つも「いかにもこの国!」という原因ですが、何と言っても圧巻は第7位でしょうね。

逆走。。。 

日本じゃ1台逆走しただけで新聞に載りそうですが、ここじゃ死亡事故の原因の第7位! 年間に3500人もの人が、逆走、つまり反対側から来るはずのない車とぶつかって死んでいるのです。

したがってこの国で車を運転する際には、前を本当によく見ていないと大変危険です。

高速道路だって平気で逆走するんですから。

田舎町のコスプレ

2006-09-29 | おもしろ記事
例によって新聞をみていたらなんとこの町の大学(いちおうかなりな有名大学なのですが)の漫画研究会でコスプレをやっている。(コスプレをする、という言葉使いが正しいのかどうかはわかりませんが。。。)

上海でも大きなデパートでイラストやコスプレのイベントをやっていたし、台北でも台北101という超高層ビルの傍で毎週末そういう人達が集まる場所があった。

ソウルに駐在していた人からも「韓国にもありますよ。」と聞いたことがあるし、やはりアジアの文化はみんな同じようなものなのでしょうか?

でもこの格好でここの田舎町歩くには、相当の勇気が要ると思いますが。。。

月収3000元以下は下等?

2006-09-28 | 一般
今、中国のネット上では「アコード女」と呼ばれる女性が過激な発言を続けて話題を呼んでいるらしい。
(アコードに本人が乗っていて、他の国産車をバカにしたりしているのでアコード女と呼ばれているようだが、HONDAさんも良い迷惑だろう。)

今朝の新聞に出ていたので、問題になっている網頁へ行ってみた。
http://www.qyule.com/index_zt.php/id=715041

しゃべっている姿を動画で写しているのであるが、発言要旨は以下。

・月収3000元以下は下等と考えている。
・その原因はその人自身にある。能力がないから収入も少なく下等である。

どうも北京あたりのホワイトカラーの女性ではないかと言われているが、こういう極端な発言をする奴が出てくるのがこの国ならではで面白い。

大体3000元の月収で線を引いたら、この国の公称13億人のうち一体どれだけの人口が対象となるのか、こういう奴らは自分のことしか考えていなくて、その発想が悪い意味での典型である。

野次馬の私としては非常に興味のある話題でも有り、この先もしばらく継続して見ていきたい。

朝から大げんか

2006-09-28 | 生活
ご心配なく! 私ではありませんので。

昨日なんだか身体がだるく、熱っぽかったので9時半には就寝!(一部の方々からは怪物くんとも呼ばれていますが、こんな事もごく希にあるのです。)

なんとそのまま朝6時45分まで爆睡!

結構スッキリとして窓を開けたりしていると、隣の家から怒号が響いてまいります。朝7時から激烈な夫婦喧嘩の模様です。

私の住んでいるのは外国人専用なんかではなく、そこらの普通のアパートちょっと高級版ですので、夫婦喧嘩をしているのはもちろん中国人夫婦です。

もちろん原因なんかわかるはずもありませんが、旦那が怒鳴っています。

「大体おまえは毎日毎日TV見ているか麻雀しているか、クダラン買い物をしているかで。。。。」

隣の旦那さん、結構遅く帰ってくるときでもなにやら買い物させられています。隣のオバハンがスーパーの買い物袋ぶら下げている姿はほとんど見たことがありませんが、オジサンはしょっちゅうです。

こちらもスーパー袋ぶら下げていたりすると、「ああ、あんたもそうなのかい。」というような「お互い大変だな!」視線が飛んできます。

こっちは単身赴任だよーん!と説明してあげるような話でもないので、「買い物してきたぞ!」などと言いながらドアを開けて貰っているオジサンを横目に3つの鍵を順番に開けて部屋に入ります。


ほぼ15分ほど怒号は続いていました。

ほどなく玄関のドアを叩きつけるように閉めて出かける音がしました。


今日は比較的静かだった喧嘩です。

前回1ヶ月ほど前だったでしょうか、食器が飛び交い物が割れる音がしばらく響いていました。

隣人はごく普通の人達です。。。

統計数字はこうして出来る!

2006-09-27 | 仕事
もうすぐ中秋節なので、会社の各部門はお客さんやら関係政府部門などへ月餅配りに忙しい。

こういう機会にいろいろな「お願い事」を聞かされることも多い。

この国が計画経済では無いというのは、公知の事実の筈だが政府機関の予算の作られ方は結構「計画的」な様である。

毎年経済成長があって、インフレを騒ぐほどではないが物価はそれなりに上昇しており、各税務局も中央から「お達し」のように対前年比増加が定められた税収予算がある。

上海などのように毎日毎月どこかの新規企業が投資をしているような場所なら、そういう税収増加もそう大きな問題ではないかも知れないが、この田舎町のように新規企業が来ると話題になるような場所では、なかなか難しい問題になってくる。


今回も上半期の状況は芳しくないようであり、これまでにも色々な御願い事を聞かされてきていたが、またまた「来年の原材料を早めに輸入できないか?」という「合法的な」御願いをされた。

そう突然言われても実現できるようなものでもないが、「出来ません!」と言ってしまっては身も蓋もないので、「かなり難しいが少しでも協力できるように頑張ってみます!」と日本の国会答弁のような回答をして帰ってきた。

もちろん担当の人は嬉しくない(聞きたくない)回答であったはずなので、急遽お届けする月餅の数とグレードを急上昇させて帳尻をあわせるよう努力を見せた。


今年は昨年よりも生産量は増えているが、単価が若干下がっているので、会社の売上高で昨年比+20%迄はいかないと想定しているが、どうも税収は+20%ではすまないような「予算」になっている様子である。

となると、年末から来年の確定(6月末)までの間、うまく凌いでゆかないと色々な監査やら追徴が出てくる可能性は高そうである。

一旦追徴だと言っておいて、「後で返すから」なんていう裏技も出かねませんね。

某自動車会社さん、某電器メーカーさん!あなたたちが頑張ってくれれば私の所は幸せです。

よろしくお願いいたします!!

年に1回の面倒な作業

2006-09-27 | 一般
また1年が過ぎて外国人居留証の更新をしなくてはいけない時期になった。

毎年この期間はパスポートを公安局に取り上げられて、出国はもちろん、国内で飛行機に乗るのもホテルに泊まるのも不便になる。

公安局の預かり証とパスポートのコピーを持っていれば、飛行機もホテルもOKと公表されているが、大体そんなことする人がどれだけいるかわからないので、空港でもホテルでもあれこれ説明させられて、うまく無事に通過出来るかどうかの保証は絶対にない。 というよりも「うまくいかない」方は保証できると思う。

今年は更に面倒が加わっている。

日本国発行のパスポートの有効期限が後1年残っていない。
9年前に北京の日本大使館で発行して貰った代物。

機械読み取りのコードも付いていないし、写真だって四角い写真をまさしく貼り付けてあるので、一目見て「なんだか怪しい。」

台北の空港で、入国管理官に「こんなに長い間大陸にいるくせに台湾に来たことのない日本人は怪しい。大体北京発行のパスポートって本物か???」などと、笑いながらあれやこれやと質問されたこともある。

日本の入国管理官なんかは、機械読み取りのコードが付いていないので、露骨に嫌な顔をする。手で入力する必要があるので、他の日本人のように「ピッ!」なんて簡単ではない。時間がかかるので列の後ろにいる人にも、嫌な顔をされることが多い。

「アメリカの入管だったら絶対に別室行きですね!」と友人が笑う。

この国の入管でも何回か「パスポート発行欄には日本と書け!」と言われた。

その度に「あなたの国の首都にある大使館で発行したから日本とは書けない。」と無駄なやりとりも発生する。


広州まで出かけていって多分事前に頼み込んでおいて「早くやって!」と御願いしても3日くらいは足止めを食いそうである。

やっと機械読み取りのコード付きのパスポートになると喜んでいたら、最新版はICチップ付きだという。これまた広州では出来ないであろうし、コレでないとアメリカには入国させて貰えないと聞く。

つくづくアメリカには行けそうもない。。。

(と書いておいて広州領事館に確認したら、最新型ICチップ付きですと。また広州でも上海でもOKだと言っています。但し、1週間は必要ですとのあたたかくも冷たいお言葉でした。。。)

大体このビザの更新時期というのは仕事も忙しい時期になっている。
来年の計画を立てたり、それを事前に親会社に説明に行ったり、商談があったりと結構出張しなくてはいけない時期にパスポートを取り上げられる。

1ヶ月前くらいから日程を調整しながら、この日に身体検査に行って、この日に労働許可証を申請して。。。なんていうのが必須の作業。

そこへ今回はパスポートの更新が加わる。

複数年次のビザを真剣に申請してみようかなぁ。

それともグリーンカードか?(永久ビザです。ハハ、とりあえず資格保持者のようですので)

兄弟会社

2006-09-26 | 仕事
過去に何回か書いたことがあるが、海南島に兄弟会社がある。

そこにも日本人が駐在しているが、私の所とは全く違う苦労がある。

ここはなんだかんだと言っても日本人と台湾人が経営をしているので、中国式ではない会社である。あっちは国営企業が合弁パートナーとなっているので、全くの中国企業である。

一緒に会議をしたりすると、こっちの常識とあっちの常識が違うのは当たり前で、問題の解決にいたる取り組み方も社員への文句の言い方も違って当たり前である。

ここのやり方は、この会社には有用かも知れないが、国営企業とのJV会社には全く不適切かも知れない、と思って取り組んだ方が早く良い結果が出るかも知れない。


そういう風に柔軟に考えて欲しいのだが、そうならないのが現実で、ここで成功を収めたからと言って押しつけようとする人が出てくるのが、悲しい。


台湾人なら、きっと「うちではうまくいったみたいだから、参考にでもしてみてはいかがでしょうか?」位に相手の気持ちを尊重するのでしょうね。


「そんなこともできていないのか?」と小馬鹿にしたような発言に相手がどう思っていたのか、表情を見てもわかりそうなものなのに。。。