中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

進歩のなさにホトホト呆れる。

2005-11-28 | ゴルフ
土日はもうすぐ12月だというのに半袖半ズボンでも大丈夫なほどの暑さ。
連日ゴルフに通いました。

毎週週末は出来るだけ身体を動かそう!と言うことでゴルフ場へ通っています。
日本の人から見たら呆れるか、羨ましがるかのどちらかですが、スコアに進歩がありません。90台前半が続いたので安定しろ!と思っていたのに、最近は半分良くて半分最悪というゴルフの繰り返しです。いつも同じ2箇所のゴルフ場へ通っているのですが、決まったハーフのスコアが悪いというのではなく、どっちかが良いとどっちかが悪いという状況になっています。この週末も2日間とも片方が40前半、残りが50台と最悪です。特に日曜はハーフでパーとトリプルしかない(ボギーが一個)で44。なんなんでしょうね。

もともと問題は本人の集中力と言われているくらいで、どこかでプツンと糸が切れると復帰に時間がかかっています。ちょっと前まではアイアンが安定せず、ようやくこの週末に良くなったと思ったら、今度はドライバーがどこへ行くかわかりません。まあほとんど練習場へ行くようなことはなく、それでうまくなろうというのはあまりにも都合が良いことは十分承知しているのですが、悔しいです。

人権の国の予防接種

2005-11-24 | 一般
鳥インフルエンザが世間を賑わせ、この国で3人目の死亡者が出たと、また3年前のSARSの時のように、中国在住者がバイキンマンになる日が近づいてきたような気がします。

そんな理由もあるのですが、会社の福利厚生の一環で従業員に会社負担でインフルエンザの予防接種を実施しました。

対象者は、もちろん従業員の中でも希望者だけです。どうせなら会社全部にやっても良いのですが、この国は人権の国ですから、強制するとろくな事になりません。こんな副作用があるかも知れませんよ、予防接種した後には、こんな事に気をつけなければ行けませんよ!と事前通知の書類に細かな字でいっぱい注意事項を書いてそれでも希望する人だけに実施します。個人の権利についてはものすごくウルサイ人達ですので。(権利と普通はセットになっている「義務」と言う部分は通常シランプリされてしまいがちなのが大きな難点ですが)

予防接種の注射を打つ前にも、再度注意点を説明します。女性には丁寧に「このあと3ヶ月は妊娠しないようにね」と女医さんが忠告します。今回注射を頼んだのは省の衛生局だったので、女医さん2人と、ビシッと制服を着たお姉様が3人でやってまいりました。一人分のワクチンが既に使い捨ての注射器に入ってパックしてあります。ご丁寧に一個ずつ保冷バックの中から出して注射してくれます。一人分88元という価格を200人以上いるからと交渉したら80元に下がりました。日本で言えば保健所相手に価格ネゴしたみたいなものです。

注射が終わると一人一人に当面の注意事項を書いたしおりをくれます。酒飲んじゃいけない、とか刺激物食っちゃ行けないとか、日本でこんなもの貰った事は記憶にありません。

でも丁寧な国だなとも思いません。こうしておけば後で何かあっても、説明したではないか、知らなかったとは言わせない為の方策でしかないのです。知っていて当たり前、と考えないで、後で問題になりそうなことは事前に言っておけば責任回避、という後ろ向き対応策です。

義務の伴わない「個人の権利」と責任回避がみえみえな対応策、どっちもどっちです。

やっぱりこんな事だった!

2005-11-23 | 一般
今朝の飛行機で家族が上海からやってきてビザの更新手続きを行った。

先日(11/17)の記事に書いたように入国管理局のオバちゃん課長がどうしても連れてこいと言うので仕方なく学校休んで田舎町にやってきたのである。

空港から入管へ直行し10時半頃到着。早速2階の外国人手続き窓口へ行く。既に顔見知りになっている担当のお兄ちゃんが、「おっ!来たのか。」という顔をして手続きを始める。家族のパスポートの写真と本人をしばし見比べ、書類になにやら書き込んでいる。必要書類を確認すると隣に座っているお姉様にポイッと渡す。
3人分そんな作業をしながら、会社の総務の女の子に、「課長には今日来るって言ってあるのか?」などと話しかける。そうこうするうちに当人のオバちゃん課長が窓口へブラブラ現れる。総務の子が「家族が来ましたよ。」と声をかけると、ほんの一瞬チラッと我々を見る。「オー!」、了解というようにうなずくと自分の部屋へ戻ってしまった。

担当の窓口のお兄ちゃんですら「あれ?」というような表情、ちょっと拍子抜けという感じの素っ気なさである。あれほど連れてこないと手続きしないと力説したのだから、せめてもうちょっと何とか反応してくれないかなと、こういう対応になれている私でも感じてしまう。私の奥さんは中国歴長いので、そんなモンだろうという顔をしているが、子供達は「あれでおしまい???」である。

この町へ来てビザの手続きした時も同じようなものでした。どうしても本人が出頭せよと結構厳しく言ってきたので何かあるのかなぁ?と思いながら所長のところへ顔を出しましたが、私を一目見て「あぁ、あんたが北京から来たんだね。これからどの位いるの?」と握手だけして終了。その間思い起こせば約1分。この時間に来いと言っておいて行ったら会議で1時間以上も待たされた結果の1分でした。

などという経過を経て、通常手続きなら1週間かかるビザの更新作業は1時間ほどで終了。

家族は夕方の飛行機で大都会上海へ帰って行きました。

あっという間に一週間がすぎる

2005-11-18 | 仕事
もう金曜日ですね。
何でこんなに一週間が早いのでしょうか?
もうすぐ董事会があったりして来年の計画やら、今年の実績整理やらをバタバタやっているとすぐに月末になりそうです。
来週も、日曜日から火曜日までは来客対応が続き、それが終わるとまた来年の計画。。。

毎年11月以降は同じようにあっという間に過ぎてゆきます。

この週末はちょっと寒くなっているので今年夏以降初めての長ズボンでのゴルフになりそうです。

どこの国でも入管は面倒

2005-11-17 | 一般
家族のビザ更新の件で今朝入出国管理局へ行ってきました。

なにやら制度が変わったと今年の更新にあたってはうるさいことばかりを要求して来ていましたが、本人の更新は問題ないが、家族の更新に問題があると昨日またグチャグチャ言ってきました。
私の家族は学校の関係で上海に住んでいますので、この国の法律に厳密に従えばビザがおりなくても不思議ではない状況なのですが、そこは曖昧処理もお得意の国情も手伝って昨年までは無事に更新を続けてきました。
まあ最初の年に、こんなの認めないとかあれやこれやと文句を言う入管の所長さんを説得して出して貰ったので、何事もなく過ぎた昨年の更新の方が不思議と言えるくらいの状況でした。

会社の総務担当が困り果てていたので、一緒に行ってみたのですが(結構外国人本人が顔を出すとそれだけで解決する場合も多いのです)所長さんはともかくその下の課長のオバちゃんが強硬派でした。結構女性管理職は多いのですが、一目で「こりゃゴロニャン作戦もダメだな」と思わせるタイプのオバちゃんでした。所長のオジサンがなんとかしようかなと思案を始める前に、「新しい規定に従うと。。。」と説明を始めたので、もうこれはオバサマのご指示に従うしか方法はなさそうだとあきらめました。

以前日本の入管に中国人の友達の手続きで出かけたことがありますが、その時にもほとんど嫌がらせの世界だな、と思ったことを思い出しました。

しきりに恐縮する会社の総務の女の子に、「どこの国だって同じようなものだよ」と一言。

それにしても本当に面倒なことばかり色々考えつきますね。役人なんて嫌い!

やっぱり自由じゃない

2005-11-16 | 一般
上司が外国へ出張する必要があって、今朝早くに空港へ出かけた。
とっくに香港に着いていなくてはいけないような時間なのに電話がかかってきた。

山東省で軍事演習をしているので航空機の発着が停止している。何時飛べるかは全く判らない。

これが台湾海峡で軍事演習をするから、というのであれば100歩くらい譲って仕方がないかな、とも思いますが、山東省ですよ!! ここから一体何キロ離れているのでしょうか。少なく見ても1500km! 日本で言えば北海道で演習をしているので関西の飛行機が飛べない、と言うような感じでしょうか。

どれだけ発展しているように見えてもやっぱりこの国はこの国。

ビザの更新

2005-11-15 | 一般
労働ビザの更新手続きをしています。
毎年何かが起きるのがこの手続きですが、今年は最終入国日のスタンプが問題になっているようです。

昨年までは、制度改定で1年間有効ではなく数年間有効のものがとれるはずと言う事であれやこれやと揉めていたのですが、結局の所上海や北京のような大都会ではそういうビザが手配できるようですが、この田舎町ではなかなか面倒と言うことが判明しただけでもうどうでもよくなりました。どうでもいいからとれるビザ取って来てくれと頼んでいたら、最終入国日のスタンプが不鮮明だと文句を言って来ました。

スタンプ押すのは私ではない、不鮮明だからと私に文句を言わずに空港の入国管理官に文句を言え、と言いたい所ですが、そんな文句を言ってもどうしようもないので香港からの航空券の写しを提出して、ほらほらこの日に飛行機に乗って香港から入国したんですよ、と補足資料を出して納得して貰いました。入出国管理は24時間オンライン管理と日頃自慢しているのだからビザ更新の時くらい使って確認すればいいようなものですが、そこは日本と同じお役所仕事ですので一度言い出したら全く人の言うことは聞きません。

無事に納得したようです。後はできあがってくるのをじっと待っているだけです。この間1週間はどこへも行けませんので不便です。おもしろいのは1年間有効のビザの筈なのですが、ビザが切れる前に手続きを繰り返しているとその手続きの日を起点に有効期間を決めてくるのでだんだん有効期限日が早くなってくるのです。北京ではなかったことですが、これもまた田舎町ですので仕方のないことなのでしょう。

同じ法律を使って同じ公安局がやっている仕事ですが、地方によって解釈が違うのです。大きな国はおおらかです。

木漏れ日の上海

2005-11-14 | 一般
外地の帰りに上海によっていました。
金曜日までは雨模様だったのですが、土曜日は久しぶりに気持ちの良い天気。
カミさんと散歩に出かけました。最近子供達は大きくなって一緒に遊んでくれません。

上海は大都会なのですが、最初に足を踏み入れた1994年にはまだまだ田舎町の風情がありました。赤煉瓦の洋風建築とプラタナスの並木、道はゴチャゴチャしていてその頃から車も少なくなかったですが、町中を散歩するには結構良い町でした。特にこんな天気の良い日には、並木道歩くとプラタナスの木漏れ日が綺麗です。

以前、虹橋から外癱まで歩いたよ、というと子供達は絶句していました。虹橋賓館から静安寺経由で外癱迄、半日くらいはかかったように思いますが、出張できていた週末など結構何回か歩いた気がします。

今回は新世界方面へ。夜行ったことはあるのですが、昼間行ったことはなかったのでバスに乗って重慶路まで、そこから歩いてウロウロしていました。途中に復興公園という旧フランス租界の公園でマルクス、エンゲルスの石像を発見。こんなところにいたのね、みたいな感じです。でもあちらこちらで古い建物は取り壊しです。プラタナスの木漏れ日の似合う小さな家はどんどんビルに替わってゆきます。金曜日に仕事で行った人民広場の辺りなんかはもう全然昔の家は残っていません。整頓されているが人の臭いのしない町になってしまって寂しいものです。残っているのは豫園の周りでしょうか、何時まであるか判りませんが、頭上からは洗濯物のしずくが垂れてくる、足元はゴミやらなにやらで決してキレイではないが生活の臭いのする上海。
私は現代的な大都会上海よりも、あやしいねと笑いながら歩いた上海の町の方がずっと好きです。

韓国のオバちゃん達

2005-11-10 | 一般
夕べ遅くに出張先に着いた。
上海空港で飛行機を乗り継いで田舎町からまたまた違う田舎町(但し有名な観光地)にたどり着いたわけであるが、上海からの飛行機の中では韓国人団体旅行客のまっただ中に一人で座っていた。

日本人にしても韓国人にしても団体で旅行されている方々はかなり年配の方が多い。どちらの方々も一目で国籍がわかる。韓国の団体旅行の方が一般的にオバちゃん比率が高い。関東のオバサンではなく、関西系オバちゃんのノリである。服装も派手目、髪型も派手目、明るく楽しく旅行を満喫されているようであるが、とにかくにぎやかなので夜のフライトのご近所さんとしては睡眠をあきらめるくらいの覚悟が必要である。

それにしてもB737-300約150人ほどが乗れる飛行機の半分以上が韓国人というのは凄い。かなり有名な観光地であるが日本人団体はゼロである。時としてこういう現象があるようだ。以前にも海外の観光客のうち90%が韓国人という場所があった。逆に日本人だらけという場所もあるようである。国によって好きなところが違うと言うことがあるのかと思うが、一般的に歴史絡み(三国志など)は日本人集中、とにかく景色が綺麗なところは韓国好みという傾向があると思う。

いずれにしてもこの手の団体客ばっかりという飛行機に乗っていると空中小姐(スチュワーデス)があからさまに面倒くさい!と言う顔をしているのが面白い。自分たちが笑顔で対応して外国人に喜んで貰おう、楽しく帰国して貰おうとは全く思っていないことは明らかである。それにしても欧米系外国人(白人限定)にはにこやかなのはどこか日本にも似ている。

出張者がいっぱいでした

2005-11-08 | 仕事
週末から昨日にかけて日本やら香港やらから出張者が大勢いました。
日頃少ない日本人で駐在していますので、出張者が来るのは変化があって楽しいものです。もちろん本社の偉い人達が来るときにはそれなりに準備も必要ですし、忙しいのですが今回の出張者は日常的に業務の関係のある人々達ですので気心も知れており、ちょっと待ち遠しいものでした。

昼間の仕事も和気藹々と順調に終了、夕食もなかなか和やかで楽しいものになりました。日本語で飲んで騒げるというのも久しぶりです。おかげで日曜、月曜と連日のドンチャン騒ぎ。月曜日に終日会議をしていたせいもあって仕事も一杯溜まっていますが、こういう忙しさもたまには元気が出て良いものです。

明日から外地へ出張です。忙しい週は徹底的に忙しいものですね。