中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

今年もありがとうございました。

2016-12-31 | 一般


今年もジェットコースターに乗っているかのような生活は続きました。

順調に行っていたかと思うと、落とし穴があったり、後から蹴られたり。

慣れましたけどね。

前例の無いこと、誰もやろうとしないことをやろうとするのは、この国の伝統的な会社の中では、どんなに大変なことか、この数年間身をもって体験しています。

疲れて投げ出してやろうかと何度も何度も考えています。

でも、少しずつ前に行って、姿が見えたりすると、またもう一回頑張ろうかと思ってみたり。

自転車や、ゴルフの仲間達がいなかったら、投げ出していたかもしれないですね。


今年は、初めて自転車で年間15000km走りました。

だいぶ筋肉も付いてきたと思います。

そのせいか、ゴルフもだいぶ安定してきたような気もします。

またお正月が迎えられて、もう一年か、と過ぎた時間に驚きながら、まだくじけるな、前に進め!と尻をたたかれているような気になります。

もう少し、もう少し頑張りましょう。

一緒に働いている方々、遊んでくれている方々に感謝しながら、もうちょっと違う世界が見えるまで進んでいきます。

いろいろご迷惑をおかけし続けておりますが、またもう一年、どうぞよろしくお願いいたします。


こんなのはじめて

2016-12-31 | 生活


お隣の国の首都は、大気汚染がひどくて、というのは身を持って知っております。

20年前に住んでいた時には、冬になると抜けるような青空で乾燥しきった空気がキーンと冷えて寒かったものです。

車が少なかった頃は、50kmほど離れた場所に行くのに、車で一時間で行けたものですが、この数年は、朝夕のラッシュ時だけではなく、慢性的に町中が渋滞していて、夜の会食場所を聞いて、ちょっと離れているので車で一時間では、たどり着けないかもしれないと思うのが、ほんの10km程の場所だったりします。

会社のスタッフは、自宅からわずか9kmの距離を1.5時間かけて車で通勤して来ています。

12月、今年最もスモッグが激しいという警報が出ている中出張してきました。

首都上空に近づいて高度を下げていくと、小さな渦を巻いたような白とも灰色ともつかない色の雲のようなものが一面に広がっています。

その中に入ると飛行機の羽の先端位迄しかはっきりと見えない世界。



雲なら着陸直前には抜けてスッキリと下界が見えますが、霧のように着陸する迄そのままの状態。


空港の管制塔も霞んでよく見えない中で無事に着陸です。



今迄も何度か汚染が激しい時に着陸したことはありましたが、なんか違う感じでした。

過去は、灰色の濃い霧に入って行く感じでしたが、今回は白っぽい濁りに入って行く感じ。

到着して、ほぼそのまま宴会場へ直行でしたが、ホテルに戻ってからも喉がチリチリ痛い感じが続きました。

ホテルから外へ出ると、化学品のような匂いがします。マスクをしてしまうと、マスクの匂いでわからなくなりますが、マスクは汚染微粒子を通しにくいだけでこのケミカルは体内に届いてしまうのではないのかなぁと、初めて心配になりました。

現地の人も、マスク族は確実に増えています。

装着率は、汚染400だった昨夜、半分位でしょうか。

普段は時間があれば、出張中でも散歩ばかりしている私ですが、外に出る気になれず、不必要な外出を回避しまくった出張でした。

風が吹くと、首都周辺の汚染は改善されます。

環境が改善したのではなく、韓国、日本方面へ飛散しただけです。

気流に乗って全世界へ薄まりながら広がって、蓄積されています。

地球が、人の住めなくなる世界になるのは、宇宙戦艦ヤマトのような放射線、では無く、こういう正体不明の汚染物質なんだろうな、と思っています。


それにしても、驚くしかないのはTVの報道。

もちろん国が統制しているのですが、英語放送は真面目に取り組んでいるよ、嘘の報道はしていないよ、とばかりに汚染問題がトップニュース。

国民向けの通常放送は当然のことながら政治がトップニュース、汚染問題もそのうち出て来ますが、こんなに違反している企業を見つけたので操業停止にした、というようなニュースが続き、その次にはパリやロンドンでも汚染がヒドイ、という順序。

これを見ている人たちは、先進国になったのだから仕方が無い、でも政府はちゃんと対策しているから大丈夫、と思うのでしょうか?

メディアをフル活用するのは、とても上手ですよね。

都心の渓谷は、今が紅葉の盛りでした。

2016-12-11 | 写真


東京タワーの足下に小さな公園があります。

タワーは山の上に建っていますので、その足下からわき水で渓谷のようになっています。



その近所に勤務している先輩から、毎日紅葉の具合を教えてもらっていたので、寒いけれど天気の良い今日、いつもの定点観測を終えてから、もう一度家の前を通って、東京都心へ向かいました。



毎年、輝く金色の品川駅周辺を通っていきましたが、今年はさすがに盛りを過ぎていて、残念。



冬の光線は、夏より遙かに白っぽくて、空の色も透き通ったような色になりますね。

ゆっくり出かけてきましたが、光線の具合はちょうどギリギリ。



午後になってしまうと、輝く紅葉と東京タワー、と言う写真は撮れません。



人間の眼で見ると、若干盛りを過ぎた紅葉ですが、そこは写真マジック。

露出を変えると、印象的になります。







一眼レフ持って来ると、もっと面白い写真が撮れるかもしれませんが、コンデジで工夫しながらとるのも楽しいです。






小さな公園で、タワーに来る観光客は気がつきません。

夏は涼しいし、(蚊はいっぱいいますが)、紅葉は綺麗です。



小高い部分もあって、ここだけ見ていると都心の小さな公園には見えないですよね。

1時間以上、いろいろ写真を撮って、お腹もすいたので、新橋辺りで軽く食事をして、今度は日比谷公園。



あと2週間くらい早く来るべきでしたね。

池の周りなど、結構良いスポットがあるのですが、今年はもうみんなお終い。



かろうじて数本キレイかなと。

ビルと一緒に紅葉、というのは日比谷公園ならではです。



ビルで日陰になるので、来る時間によって陽当たりや輝く金色の場所が変わるのもここの特徴。



公園の周辺のビルの上から見ると、パッチワークみたいでキレイですよ。

中国あちこち

2016-12-11 | 一般


仕事でお隣のあちこちへ行きます。

ややこしいので詳細な地名は無しですが、古い町並みを保存して観光地にするような動きは、各所で見られます。

お役所が線を引いた中に入れば、金儲けのチャンス。

線一本向こうは、指をくわえて眺めているしかありません。





この辺は普通のちょっと古いだけの住宅街。



この橋の先は、保存景観区。



対岸の古い工場はもちろん区外ですね。

昔の中国のんびりした工場の匂いがします。





振り返ると、景観区



川沿い(正確には運河沿いですが)に街が広がっているので、景観区の恩恵が及びエリアは狭いでしょうね。







景観区中心部は、現金を稼げそうな商売が並び始めています。



少し離れると、まだまだこんなの。



会議の合間や、移動日の朝の散歩でこんな所をウロウロしています。



景観区までは、徒歩で片道20分くらい。

ホテルの傍の住宅街でレンタサイクル見つけました。

アプリ入れれば使えそうです。

次回はこれだな。




場所は変わって首都北京。

もう寒いので川凍っています。



昔住んでいた辺りにホテルをとることが多いので、通り沿いの変化が面白いです。



空が結構青くてキレイですね、と友達の中国人に言ったら、「汚染に慣れてきたんだね。今日は軽度汚染で150だよ。」と。

日本だと学校の体育が屋外では中止されるレベル。

日本の写真と比べるとかなり霞んでいるのがよくわかります。

この日も午後から風がやんで汚染度は徐々に上昇。

日が暮れる頃には250に到達していました。

正直、車多すぎます。



節約令が浸透してきて、高級レストランには閑古鳥鳴いています。

山のようにあるデパート、ショッピングモールも 店員さん>お客さん でみんな暇そうです。

経済は好調、と言われても、全く実感ありません。