中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

台北に来るとすること

2006-03-26 | 生活
午前中に家を出て、香港経由で夜8時前にようやく台北に到着しました。

何回やっても面倒な香港経由。 空港の中で乗り継ぎのために2時間も待たなくてはいけないのが毎回面倒です。

田舎町の空港の免税店でタバコを2カートン買ったら結構良いデイパックをくれました。こりゃ自分でも使えるな、変なブランドマークも入っていないし、とちょっと喜んでいたら、免税店横の喫茶店のおねえさんが、いいないいな、と馴れ馴れしく寄ってきて「欲しいから売ってくれ」と要求します。この国の人々は男女を問わず直接的で自分の要求をはっきり言ってきますので好きなのですが、さすがに全く見ず知らずの店員さんからここまで言われたのは初めてです。

隣の免税店のお姉さんに頼めば良いではないかと言うと「免税店の店員は自分達の方が給料がちょっと高いからと言って喫茶店のお姉さん達をバカにして相手にしてくれない。」と愚痴をこぼしはじめる始末。結局飛行機に乗るまで「考えてくれた?」と何回か聞きに来たので、そんなに欲しいならとあげてしまいました。まあコーヒー1杯分のお金で2杯飲ませて貰ったから、ヨシとしましょう。

香港空港で2時間暇を潰し、台北に到着。いつもなら空港バスでホテルまでに行くのですが、なんとなく今日はタクシー。高いですが時間は半分。

荷物を部屋に置いて晩ご飯に出かけます。何時も一人で来るので夕食は牛肉麺と決めています。日本のラーメンも中国の蘭州ラーメンもおいしいですが、台北の牛肉麺も良いですねぇ。いつものようにゆで野菜と一緒に注文。隣に観光できていると思われる日本人の若者2人。ガイドブック見ながら注文しています。店員さんも彼らには写真付きのメニューを渡して、私には当然のように注文票とボールペン。日本人観光客の人って服装がはっきりと「日本人です」と表現していますね。

私はどこの人に見えるのでしょうかね。自分じゃ日本人しているつもりなんですが。

街もウロウロしないでホテルに帰ってきて飛行機の中で読んでいた本の続き。MICHAEL CONNELLYのLOST NIGHT(邦題 暗く聖なる夜)。このシリーズは本当に面白いです。細切れに読みたくないので、こういう時間がいっぱいある出張の時に一気に読むためにとってありました。
まだ読んだことのない方で推理小説好きな人がいたらお薦めですが、できれば最新作からではなく、1作目から(これで10作目くらいかな)入った方がつながりも見えておもしろさ倍増です。

さて明日は朝から会議ですのでそろそろ眠ることにします。双方向通訳もしなくてはいけないので、結構疲れるんですよ。

家族が帰国してしまいました。

2006-03-26 | 生活
先週一週間は、家族の帰国引っ越しとその手続きのためにほとんど上海にいました。

北京から上海へと9年間、親の転勤につきあってくれた娘たちも進学でついに帰国。 私の住む田舎町と上海と、同じ所ではなかったですが飛行機で1時間ちょっとで家族に会えるという環境は非常にありがたいものでした。 日本へ帰ったしまったので、ちょっと顔を見に行こうかなと思ってもドアツードアでは11時間を超える移動が本当に面倒です。 心理的には相当寂しいですね。

上海のアパートを最後に出るときに、いつもお世話になっていたタクシー配車係のおじさんが「またおいでよ、待っているからさ!」と笑顔で見送ってくれました。

今日はこれから香港経由で台北へ出張です。 月曜日に会議があると言うだけで3日間の出張になってしまう台湾。直線距離なら上海よりも遙かに近い350km。行ってきます。

エレベータTV

2006-03-17 | おもしろ記事
私の住んでいるアパートのエレベータに3ヶ月ほど前に小さな液晶TVが付きました。
普通のTVが流されているわけではなく、アパート、ホテルエレベータ専門映像公告会社が放映しているほぼCMだけの映像が流れています。

最初の1ヶ月ほどは3-5日に1回放映内容が変わっていて、「結構こういう需要もあったのね」という印象でしたが、ここ1ヶ月ほどは全く中身が変わっていません。観光地やレストランのPR映像、CMもすっかり古くなっており「大特価発売中、期間は2月末迄!!」みたいに、過去の出来事を来る日も来る日も流し続けています。

きっと会社作ってある程度まとまった金が出来て、誰かが持って逃げたのではないか、そのせいで新しい番組が作れなくなって。。。 あと1ヶ月もするとある日、映像自体が流れなくなり、数日後には設置されている液晶TVも債権者がベリベリと剥がして持っていくのではないか、と思っています。

アイデアはまあ悪くはないのですが、続かないのが問題です。

実はこのTVの内容をなぜ細かく知っているかというと、1週間に1度くらいの頻度で故障するエレベータの中で他にすることもなく、動き出すのを待ちながらこの液晶TVを眺めているからです。

偽物1元コイン

2006-03-16 | 生活
偽札が多いこの国ですが、ついに偽コインもGETしてしまいました。

家に帰ればお札の偽物コレクションがあり、大概の偽札は触っただけで見抜ける水準に達しているつもりでしたが、間抜けにもTAXIのおつりで偽物1元コインを3枚も貰ってしまいました。

一昨日の夜に出張者と一緒に外で飲んで、彼らをホテルに送った帰りのTAXIが犯人であることは確定していますが、勿論ナンバーなど覚えているわけもありませんので損害として確定です。

気がついたのはつい今し方、飛行機のチケット代金を払おうとしてポケットの小銭を出そうとしたときに、なにやら聞き慣れない音がしたので、中身を全部出してみると明らかに色の違う1元コインが3枚。光沢が無く、つや消しの状態ですが模様もほぼ同じ、大きさは全く同じで、重さもほぼ同等。ただ音が全然違います。写真の右側のつや消しで模様がはっきり見えるのが偽物です。なんとなくキレイに丸くないのもおわかりかと思います。

安いゲームセンターなんかでお金の代わりに使うメダルのような音です。バス代なんかで良く偽物を使う奴がいると報道されていたのは知っていましたが、実物は初めて。

早速会社の財務やら総務の人間に、サンプルとして2個供出、自分の保管用として1個大事に置いておきます。素材は何か判りませんが、1元=15円、それ以下のコストとしても手間賃考えるとあんまり儲かりそうもない偽物です。

会社の入社同期が出張してきた

2006-03-15 | 仕事
大阪支社に勤務している入社同期が2人田舎町へ出張してきた。
会社の組織改編で輸出と国内の営業が混在するように変更されることを受けての出張であるが、本当にしばらくぶりに会うことになり楽しい1日だった。

入社の時は事業所が同じだった(もう20年以上も前の出来事)同期が今では日本全国どころか世界中に散らばっていて、同じ中国にももう2人駐在しているが普段あったり話したりする機会は決して多くないので、たまに会うと時間が戻ったような気がすると共に、日本で生活、仕事をするのも悪くないかも知れないと普段は考えもしないようなことをフト思ったりもする。

この地で中国の激動ぶりを10年以上見続けてきていることが楽しいのは勿論なのだが、普通の会社員生活に戻ってみたいような気もする。会社の帰りに約束をして新橋辺りの飲み屋で一杯やりながら上司の悪口を言ってみたりするような、そんな当たり前の事がうらやましく見えたりする。

いつもは空港迄など見送りに行かないのだが、早朝6時前に起きて空港の安全検査ゲートをくぐり抜ける彼らを見送ると、寂しい気がした。ああ一組出張者が帰ったという終了感ではなく、俺もそっちへ連れて行ってくれないか、というような気持ちになってしまった。

また今日も小雨模様の1日だ。

豪雨の中のゴルフ

2006-03-13 | 気象
先週後半急激に暑くなり、土曜日は半袖で汗かきながらゴルフしていましたが、日曜日は一転して豪雨+強風+寒さの中でゴルフをする羽目になりました。

普段なら朝起きたときにあんなに空が暗くて、大粒の雨がボツボツと降っている状況でゴルフに出かけたりはしません。でも一緒に行くのが中国の銀行の支店長で、その人が「この位の雨ならやりましょうよ。」と言えば、にこやかに「そうですね、きっとゴルフ場についたらやむでしょう。」などと心にもないことを言いながら出かけてゆくことになるのは日本だけではありません。

土曜日のラウンドで後半の途中から、アイアンショットがビシビシ決まりだしたので、この調子なら。。。なんて欲も出したのですが、ゴルフ場に着いてみると大粒の雨がガンガン降っています。でも銀行の支店長は「さあ行きましょう!」と元気です。中国の大手銀行の支店長ですが、まだ30代の若さです。ゴルフも昨年から始めて1年半ほど、ちょうど100が切れるか切れないか、という状況で楽しい盛りです。

ちょうどペプシコーラ主催のコンペも入っていてその前にスタートしないととんでもなく待たされそうです。政府関係の見知った方々に「お先にスタートさせていただきます。」なんて言いながらインからスタート、ボギー、ボギーとまあ順調に開始、難関の両側が池とOBという585ヤード。最近ではここでパーを連発できるようになってきたので調子に乗っていますが、調子に乗りすぎてここで池に入れてダボ。急に強くなってきた風雨と共に続く折り返しのロングも池に2発。。。土曜日のコースは最近グリーンが滅茶苦茶遅くなっていて3パットの連続だった影響がまだ残り、ここから崩れを止めきれずに50を越えてしまいました。

アウトの崩れのきっかけは斜面からのFW。インは何とか頑張ろうと、気持ちを切替、連続パーでスタート。3番ホールも気持ちよくフェアウエイキープ。ところが5番アイアン頂戴とお姉さんに言ったつもりで、なんかクラブ短いなあと思いながら打った球は豪雨の中空高く舞い上がり。。。見てみると9番。。。確認しない自分がいけないんですがこういうのってめげますね。終わってみるとこの風雨の中では頑張ったと言っても良いかもしれませんが48。パーが5つもあるのに48、の頃が悲惨でした。

やはり自分の課題は真面目にやることと集中力です。改めて認識しました。

それにしてもあんな雨の中ではもう当分やりたくないものです。

あっという間に夏が来る

2006-03-09 | 気象
先週くらいまで結構雨が降っていました。
今週初めから暖かくなり始めました。

で、今日の最高気温予報は25℃です。
明日は27℃、明後日は29℃です。

どうなってんの??

きっと今週末のゴルフは半袖、半ズボンでしょう。

ああ、又あのくそ蒸し暑い夏が来るかと思うと、それはそれで気が滅入ることです。

中国育ちの子供達

2006-03-08 | 生活
先週土曜日にカミさんと長女が日本から上海へ帰ってきた。

久しぶりに家族全員集合で、「どこかへ食事に行こう!」と子供達に要望を聞くと「羊肉!!」というなんとも日本人離れの回答が帰ってきた。

小さい頃から北京で育ち、親(私のことであるが)が北京地区に普遍的な羊肉主体の料理を食べさせて育ったことを考えれば、当然と言えば当然のことである。

上海へ行く前に田舎町の会社の同僚(日本人)に「もし羊肉食べたいって言ったら相当中国化してますね。」と笑われたが、全くその通りであった。

羊肉もある東北料理屋へみんなで出かけて、懐かしい感じすらする料理を頼む。子供達はメニューも見ないで自分の好きなものを注文する。私も田舎町では味わえない東北料理でうれしい。

カミさんがぼそりと「日本に帰っちゃったらこんな料理食べられないね。」と寂しそうである。横浜の中華街などへ行けば日本風中華料理はいっぱいあるが、東北料理のような羊主体で田舎くさい料理は多くないうえに、あったとしても結構な値段になる。子供が「夏休みとかに帰って来ればいいよ。」とどっちの国が母国か判らない発言をしているが、その矛盾には誰も気がつかない。

この先私自身もどこで何をしているのか、不透明であるが、子供達もどっちの国の人になってゆくんだろうか、と心配だったり興味があったりする。両方の良いところを持った人に成長してくれればいいな、と親としては願うばかりである。

うろうろと上海

2006-03-06 | 一般
週末は上海にいました。もうすぐ家族は日本に帰ってしまうので、みんなで外灘にいったり東方明珠タワーに登ったりして観光もしてきました。

子供達は日本のアニメのDVD(もちろん正規品でありません)を買いに行きたいというので通称「オタク通り」へ出かけました。

取締が厳しくなったのか、表通りにいっぱいあった偽物DVD屋さんは店を閉めたり移転したりしています。こちらも慣れたもので脇道に入っていくと民家の小さなドアの向こうにDVD屋さんが見えます。中に入っていると「閉めろ閉めろ!」と小さな声がしてドアがバタン!と閉められます。警察の取締が来たので摘発を逃れるためにとられる緊急措置です。しばらくすると表からコンコンコンと合図が来てドアが開けられます。

前から知っているもう一件は表に全く商品を出さず、オジサンが暇そうに座っているだけ。で、オジサンに「日本のDVD見たい」というと民家のドアを開けて、「2階の左だよ。」と入れてくれます。子供にこんな所を見せていて良いのかと、思いますが、まあ仕方がないかも知れませんね。

その後は旧市街を散歩して外灘方面へ。
旧市街もどんどん壊されています。私の好きなゴチャゴチャ上海の寿命はもうすぐ尽きるようです。

子供の入試が終わりました

2006-03-03 | 生活
子供2人の入学試験が終了しました。

長女は小学校6年間を北京で、中学3年間を上海で過ごし、次女は幼稚園から北京と上海で過ごしました。振り返って見れば北京へ赴任する飛行機で次女はシートの上で丸くなって寝ていた(その位の大きさだった)し、赴任荷物の中には大量の紙おむつがあったのですから、結構凄いことかも知れません。

「お父さん、1回くらいは日本の学校に行きたい!」と言われて高校進学を前に家族が帰国することになりました。次女もちょうど中学ですので、タイミングとしては良いのかも知れません。

彼らにとっては、ほぼ生まれて初めての日本での生活になるのです。これまでは一時帰国と言ってはいましたが、実際は彼らにとっては海外旅行みたいなものだったはずですね。次女なんかは物心ついたら北京にいたわけですから。

2人とも無事に希望の学校へ入れることになりましたので、一安心。

明日日本から上海へ帰ってきますので、私も上海へ行きます。ひさしぶりに家族で心配事なしにゆっくりしてきます。