中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

明後日からまた帰ります。

2006-07-21 | 生活
日曜日の早朝FLTに乗って上海経由でまた日本に帰ります。
今度は休暇。

帰る時って続くんですよね。今月出張で帰って、一週間ここにいたかと思うとまた帰って、8月の中旬にももう一回出張があります。

朝6時に家を出て、日本の家に着くのは多分夜の7時過ぎ。13時間の長旅です。

でも今回は成田上海往復共に日本の飛行機!なんだかちょっと安心感があるんですよね。

天気予報では来週いっぱい日本の家付近は雨模様。暑くないのは良いですが、雨もねぇ。。。

まあおいしいものいっぱい食べてきます!

中国企業の出張

2006-07-21 | 仕事
私の会社のお客さんは中国企業と台湾企業がほとんどである。
日系企業はほんとに数社しかないという地元企業化しやすい体質である。

来週うちの中国系需要家さんの中でも結構大手の人達がやってくるという話が入ってきた。ここしばらくいろんな原因で納期遅延をだしてご迷惑をおかけしているお客さんと言うことで、上司(社長ですが)はものすごい緊張。

原因と対策をキチンと説明して。。。クレームにならないようにどうすればいいのか会議開いて。。。と。

でも関係は非常に良いお客さんなんで営業部長に「本当は何しに来るのか聞いてみたら?」と要請したところ、来訪してくる4人のうち1人は家族帯同です。

やっぱり目的は武夷山!!

会議終わったら車貸してくれない?と相手から聞いてきました。

日本の人には余り有名ではないですが、武夷山というのはキレイな渓谷でお茶の名産地、イカダで川下りという夏向きの観光地です。
田舎町からは車で4-5時間でしょうか。まあ夜行列車で一晩かけていっても価値はあると言われています。

(無論私は行ったことありません。そんな時間かけて観光地行くくらいなら近場でゴルフしてます。)

クレームで文句言いに来るにしては人数が多いし、そんなに迷惑かけたわけでもないし(相手の工場止めたんだから、こう開き直って良いかどうかはよくわかりませんが。。。)何しに来るんだろうな?と来訪を聞いた瞬間に疑問が浮かぶ中国人、台湾人スタッフと私。それに対して「オイッ!!どうするんだ!!大変じゃないか!!」と反応する日本人上司。

現地進出企業ではおそらく毎日のように起きている「常識のズレ」です。


結婚できるかどうかは金次第

2006-07-20 | おもしろ記事
私の話ではもちろんありません。

田舎町に出稼ぎに来ている日本式バーのお姉さん達から聞いた話です。

大体みんな福建省内の農村、漁村からお金稼ぎに出てきています。
日本式バーは稼ぎそこそこ、安全第一、で彼らにとっては比較的効率の良い稼ぎ所です。

大体が稼いだお金を田舎へ送金して、両親の生活費、兄弟(特に男の子)の進学の学費に消えてゆきます。

男女同権と言っても南の方(特にこの辺りの農村、漁村)では、伝統的社会が残っていて明らかに男尊女卑。女の子は男の兄弟が進学するために学費を稼ぐというのは、誰から言われる訳でもなく強制されるわけでもなく、ゴク当然のような事となっています。

彼女たちはよくても中学卒業という学歴。高校卒という子もごく希に混じっているくらいです。都会では高校ぐらいまでは最低学歴になりつつありますが、一人っ子政策はどこへやら兄弟いっぱいの農村漁村では女の子を高校へ行かせるなんて言う進歩的な親はまだまだほとんどいない状況です。

そういうわけですから、中学卒業してから2-3年は地元で働き始めます。田舎ですので当然給料も少なく、不満が溜まってくると都会へ出てくるようになります。田舎町とは言え一応は省都ですので、そりゃ農村よりは給与が高くなります。

で、数年間頑張って送金を続けながらも自分でもお金を貯め、同時並行で結婚相手も探したい!というのが彼女たちの基本的な考え方です。

この辺りは北の方と違って結婚年齢が早く、女の子は25.6才くらいまでにほとんどが結婚してしまいます。

自分で相手を探すという幸運な場合もありますが、大半は親戚や友達の紹介という状況。結婚すればまた農村、漁村へ帰るというのが一般的です。

驚いたのはこういうステップではなく、男の方にお金がないと嫁さんが貰えないという実態です。

省都に比較的近い(=比較的発展している)農村では、婚約時に男の方から女の子の家に対して婚約金として33,333元を払うのが普通だと言われました。そひて結婚するときには新婦にネックレス、ブレスレット、イアリング、指輪等装飾品一式、もちろん南の人の大好きな24K黄金製です、を送ることが必須であると。

もっと貧しい農村では、この婚約金と装飾品一式の金額がグンと跳ね上がるそうです。ひどいところでは贈られた装飾品一式をまとめて秤にかけて、「こんな軽い金しか贈れないんだったらうちの娘をヨメにはやれぬ!!」と婚約破棄になる場合すらあると。

可愛い娘だから金のない奴には嫁に出したくない、と言う気持ちなのか、はたまたここまで金かけて育てたんだからもっと金寄越せ!と言っているのか、と言う疑問の向きもあるかも知れませんが、残念ながら圧倒的に後者のようです。

またどちらの場合でも住む家がなければ絶対に結婚なんかできないと!!
無論親と同居なんて言うのは家があることにはなりません。どんなあばら屋であろうとも独立した家が必須条件。。。

婚約金33333元といいますが、日本円で約50万円、うちの工員の平均給与の18ヶ月分(1年半分!)ですよ!!
うちの平均給与はこの田舎町の平均給与を遙かに上回っていますが、それですら1年半分。農村にいる若い男が、そんな金を持っているはずはありません。

そうなんです、兄弟の進学費用ばかりか兄弟の結婚費用までが女の子たちの負担になってくるのです。

この負担から逃れるためには、どうすればいいのか? 

結婚すれば全てから解放されるとのこと。男兄弟が結婚する前に自分が結婚してしまえば、こういう負担の義務から解放されるというのです。
こういう理由からもこの周辺では女の子の結婚年齢が早くなるという傾向を助長するのですね。

お金のアテのない農村の男はどうやって結婚するのか?

もっと貧乏な農村から出てくる女の子と結婚するそうです。

但し周辺の貧乏な農村だと更にお金がかかるので習慣の違う他の省の貧乏な農村出身の嫁さんをもらうんだと。。これだと金が余りかからないからと。
良くきいてみると半分以上騙す様な状態で連れ出した女の子を嫁として紹介する業者がいるとのこと。

これってほとんど人身売買だよね。(というか、まさしく誘拐、人身売買で逮捕される奴らが毎月新聞に出ています。)


お金がかからないで結婚できるという極めて希なケースとは、女の子の方がもうどうでも良いくらい男に惚れて両親の言うこともきかずに家を飛び出した場合にほぼ限定されるようです。

逆にお金さえ持っていればどんな男であろうとも、農村出身のどんなに可愛い女の子でも親はすぐに結婚させてくれるそうです。

これが農村の実態のようです。

これぞ竹槍!

2006-07-19 | 生活
朝新聞を読んでいたら怖い写真を見つけました。

もちろん地元の中国語新聞です。本体の記事と全く同じ内容がネットで見ることが出来るので、わざわざお金を出して購読することもないような気がするくらいのサービスぶりです。もっとも1年購読しても100元程ですが。。

この町の交通事情は、おそらくこの国でもワースト10に入ること間違い無しと思われるくらいの状況ですので通常TAXIに乗る時には助手席は勘弁願っています。

それでも車の後ろからこんなに大量の竹槍が飛んできたらどうしようもないですね。

今回の事故は偶然にも乗客が助手席に乗っていたのと、前部座席と後部座席の間にある鉄格子が強力だったおかげで死者は出ていません。

ルールはあるが、マナーの無いこの地で生き延びていることに感謝です。

真夏が戻ってきました

2006-07-18 | 生活
台風4号の余波もすぎて今日から又真夏が戻ってきました。

あっという間に35℃越えです。

先週1週間は大連やら北京、日本へ出張でしたが、また来週今度は休暇で帰国します。人に貸していた家が返ってきたので家族が会社の社宅から引越です。

この田舎町で私一人が住んでいるアパートの半分くらいの面積しか無い家ですが、住み慣れたところへ帰るというのも良いものです。9年ぶりですね。

子供2人がそれぞれ一部屋ずつの領有権を主張し、カミさんが和室を占有。

と言うことで私は帰国しても自分の部屋はありませんし、たまに帰っても居場所が無い!という状況でしょうね。

9年前に住んでいたときには長女6才、次女3才ですからね。何も覚えていないことと思われます。

日本の生活に子供達も相当慣れてきて、ちょっと安心しています。でもその一方でカミさんにストレスが溜まっているのもわかるので、どこかでストレスリリーフしてやらなければいけません。
以前は私が子供達を連れて日本へ先に帰って旅行して、その間カミさんを子供から解放するという方法があったのですが、みんなが帰ってしまったので、今度はカミさんを一人で旅行に行かせるなどの方法を考えてあげなくてはなりません。
まあ子供も大きくなっているので何日かほったらかしたとしてもちゃんと生きてゆくでしょう。

私は今週しか田舎町にいないこともあって、ほとんど自炊放棄の状況です。昨日は近所の日本ラーメン屋へ行きましたが、その前数日間大雨で外へ出られなかったのか、周辺の大衆食堂も含めてどこも満員でした。ラーメン屋の親分(中国人ですが)お店にいた日本人はどの会社か知っていたら教えてくれ、と言うのですが、私にも全くわかりませんでした。

最近日本人の駐在員も相当入れ替わっている上に私がゴルフコンペにも出場しなくなってしまっているので誰がどこの人なのかほとんどわからなくなってきています。

怖いのはこっちが知らなくても相手だけが知っているという状況で、昨日も按摩屋さんで(私が)見知らぬ日本人から「こんばんわ!」と挨拶されてしまいました。

でも日本の人とゴルフすると時間がかかるんですよね。。。中国人や台湾人のせっかちゴルフになれると、どうにも待っている時間のストレスが耐えられないんです。

またも洪水騒ぎ

2006-07-17 | 気象
土曜日に福建田舎町へ帰って来ました。

台風4号がほぼ直撃だったので、飛行機が無事に飛ぶかどうかも心配していたのですが、成田を飛び立った飛行機は無事に杭州へ到着。結構揺れましたね。

初めて使った成田の第一新ターミナル。 最低です。

自動チェックイン機なんか並べてどうしようというのでしょうか。人件費節約する分を利用者に並べと言っているに等しい世界最低ランクのチェックインカウンターでしょうね。

チェックインするまでにかかった時間(並んでいた時間)30分。

出国もこれまた混むのが判っていたらなぜ対応しない延々と並びます。

ご自慢のNAKAMISEとやらに全くよらずに登場口へ直行してここまでの所要時間1時間ちょっと。

しばらくの間は、A○Aは使いたくないですね。特に週末は。東方航空とか中国国際航空とかの人の少なそうな航空会社にしたくなりました。


杭州で3時間ほど待って、田舎町へ帰り着くと、大雨

土日思いっきり降っていました。天気予報は暴雨。

私の家の周辺は何ともなかったですが、前回去年洪水騒ぎのあった場所はまた今回も同様の洪水状態。水深は前回ほどではないですが、結構大変だったようです。

明日からの天気予報は、また暑くなると。

極端です、ここの天気。

朝から駅弁!

2006-07-14 | 一般
夕べは12時前にようやく仕事終了。

今新幹線で東京へ戻っています。

昼もう一つ仕事。

日本にいると仕事モードになりますね。

いつもの中国田舎町に向かって〓接近中です。今日は直撃でしょう。何もおきずに無事であってほしいものです。


新幹線は無言の行

2006-07-13 | 一般
静かですね。新幹線の中で話し声を聞くことはほとんどありませんね。

新横浜から福山まで約3時間半、静かですね。。。。

何でこんなに静かなのでしょうか。いつもニギヤカきわまりない中国の飛行機、列車に慣れてしまっている私は居心地がとても悪い感じ。

早くて快適ですが、あまりにも静かで、これが先進国日本なのですね。

携帯電話も音がするわけではなく、マナーモード徹底。話をする人はスッと立ち上がって連結部分で話をするべく歩いてゆきます。

どんなところでも高々と音楽が鳴り響き大声で話をはじめる中国の人々。元気で良いのですがやっぱりウルサイですね。

今日は夕方から夜中にかけて仕事です。

結局1日かかって帰国

2006-07-12 | 一般
朝4時過ぎに電話で起こされたのにホテルをバスが出発したのは5時半

空港に一時間かけて到着。いつものことですか何も案内もないしカウンターに行っても誰もいない。

ようやくチェックイン開始7時半。
8時に飛ぶと言われたが無理に決まっている。

結局離陸したのは10時。
成田空港到着は2時でした。

朝の一便は8時半、ちゃんと定刻に飛んでいました。

最初からあっちにしておけばよかったのに。

今は新幹線に乗って福山に向かっています。

なかなか渡れぬ東シナ海

2006-07-10 | おもしろ記事
せっかく日本に帰れると喜んでいたら、突然飛行機がキャンセルされました。

出張先の北京で、なんだか天候不順、いつもなら雨なんか降らない季節に雨が降っているし、田舎町から北京へ向かっているはずのスタッフから「北京が雷雨のために今青島に着きました!」と電話が入ってくるし、嫌な予感はしていたのですが、よもや自分の身にこんな面倒が降りかかってくるとは思ってもみませんでした。

17時の飛行機、3時過ぎに空港到着、カウンターで「遅れてないよね?」係員(珍しく笑顔で)「はい、定刻の予定です。」

出国手続きも済んで、さてそろそろ搭乗時刻。。。

アナウンス「申し訳ありませんが、搭乗予定は1時間遅れの。。。」

仕方がないと思いながら、先程の車の中での会話が頭をよぎる。
「成田の到着制限時刻にかかってキャンセルされたら面倒だよね。」

とにかく待つしかない。。。

定刻を30分過ぎた頃、「申し訳ありませんが、当便はキャンセルになりました。ホテルを手配しますので係員の指示に。。。」


いつものように手配は万全の不備。 1時間近くも待った上に八達嶺近くのホテルに投げ込まれて、既に2時間以上がすぎていますが、明日何時に出発して何時に飛行機が飛ぶのかは未だに連絡がありません。

本当に帰れるのでしょうか。。。