中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

なつかしい匂い

2007-05-30 | 生活
そろそろ魔都上海行きの準備を始めていますが、今日は写真を撮りに行きました。

上海で就業証や、健康診断等々必要書類を取得するに当たって何でも写真を貼らなくてはいけないので近所の写真屋さんに証明写真を撮って貰おうと。


会社の傍の小さな町、何でも一応揃っていますが本当に小さな町です。

会社の運転手が連れて行ってくれた写真屋さんは、それこそカメラ持参しなかったのが残念な「昔ながらの写真屋さん」でした。

お店の様子は、日本の人から見たら「なんだい!ただのボロ屋じゃないか」と思うでしょうし、実際そうです。

ただ、90年代初めの頃に北京にいた頃学校の周りによくあったお店に雰囲気が似ています。 ちょっと薄暗くて、ガラス張りのカウンターがあって眼鏡かけた年配のオジサンが座ってる。

写真頼むと、小さな伝票にカーボン紙挟んで読みにくい字でサイズやら枚数を暗号みたいに書き込んで。

奥にはちょっと広めの撮影室があって、その脇には証明写真撮るときに借りて着る上着があったりして、タイムスリップしてました。


カメラもデジタルではなく、フイルムカメラ。 これなら又焼き増しできるからね!


福建省身分証明書写真撮影指定店 とすっかりホコリで汚れていましたが、懐かしい金色のプレートが店にかかっていました。

ゴミ爆弾命中

2007-05-28 | 生活
バスレーンは、行き当たりばったり対処法が何回か出されて使えるようになるかと思っていたら、第一弾が結構有効なようで、面白くなくなってしまいました。

もっと大がかりに何か手を付けるようになるのではないかと期待していたのですが、本当に残念です。

過去の「行き当たりばったり対処法」の中で秀逸だったのは、この国の首都で環状線改良工事をしているときに、発生しています。 もう10年近く昔のことなので写真もありませんが、紹介しておきます。

環状線を立体交差にする工事をほぼ完了した頃です。環状線は立体交差部分の本線片側4車線、側道3車線と大変立派なものでした。本線部分へは、側道から高速道路への流入のような入口と出口が設けられていました。

環状線はいろいろな高速道路や放射状に伸びる主要道路と交差していますので、そう言う交差点の周辺に入口出口を配置しましたが、まあ開通してみると近所のスーパーや、大きなビルへの出入りなどで実際の車の流れが変わって、しばらくの間入口が出口に変わったり、ちょっと場所が変わったりと対処療法が続けられていました。

万里の長城方面へ行く高速道路付近の入口出口も毎週変わったりして、いろいろな試行錯誤が繰り広げられていましたが、どうにもうまい解決策が見つかりません。

仕方がないので環状道路から直接高速道路への分岐路を新設することになりましたが、とばっちりを受けたのはある国営デパートでした。

環状道路を拡張するに当たって、このデパートは数十年営業を続けていた場所から強制的に立ち退きを命じられ、数百メートル離れた場所にまた建物を建て、ようやく営業再開にこぎつけたばかりでした。

この国は土地が国家のものですので、「どけ!」と言われたら無抵抗です。

でも可哀想でしたよ。 建てたばかりの新築のデパート! 開店セールやったと思ったら「閉店セール」その一週間後には取り壊しが始まっていました。


写真はこんな話とは無関係です。

車が増えてくる→駐車場を探すのが大変→自分勝手に車を止める→邪魔になる。というごく当たり前の展開の中で、家庭ゴミをその邪魔な車めがけてアパートの部屋から投下した、という展開。

車止める方も自分勝手な理屈を展開するし、ゴミ投げる方も自分だけの理屈を展開するから、こんな風になるんです。

ゴミだらけの車の持ち主は、アパートの管理会社へ怒鳴り込み、事務所のドアのガラスを割ってしまって、弁償させられる、というあほらしい展開を上乗せしています。

でも写真のようにいい加減に車止めたままいなくなる奴の方が、自分勝手だと思いませんか。

あと1ヶ月ちょっと

2007-05-23 | 仕事
あと1ヶ月ちょっとで田舎町を離れなければいけません。

特殊事情で、極めて異例の3ヶ月前辞令をもらい、大都会上海に転勤することが判ってから早2ヶ月弱。

だいぶ先の話だとなかなか実感もなかったのですが、日本人の集まりでも「帰任の挨拶」ならぬ「国内異動の挨拶」をさせて貰い、散々お世話になったゴルフのお仲間達からも送別コンペもして貰いました。

まだしばらくいるので、見かけても石投げないで下さいね! なんて言っていましたが、今月初めには後任者も着任。 いよいよ出て行くんだなぁと、そんな気持ちになってきました。

もう一人の着任者の人が、私の現在居住しているアパートに住むので、来月末前には荷物も全部処理して上海へ送らなければなりません。

上海の方の仕事の引継の関係もあって、来月に入ったら結構出張ばかりです。

数えてみたら、15日位しかもうこの事務所へは出勤してこないことになりそうです。


4年ちょっと前に、北京からやってきて事業会社の経営なんて今までやったことも無いような仕事で結構大変でしたが、振り返ってみれば、今までで一番面白かった仕事だと断言できます。

巨額の累積損失に、こんなモンどうやったら解消できるんだろうな。。。と、あきれていた4年前、運の強さを発揮して(まあ本当に運だけだったと言っても良いでしょうねぇ)今や優良会社。


来月初めに董事会やって、今までの集大成をしたら、もう今居る部屋も後任者に明け渡して、そこらの会議室にこもることにしましょう。

頑張ってね、後任のK君。

わかんないことだらけだと思うけど、やってみればすぐに結果が出てくるというおもしろさのある仕事ですからね。

なんだか寂しくなってきたなぁ。。。

意外と効果はありそうです!

2007-05-18 | 生活
「やってみてから対処する」バスレーンシリーズです。

その場しのぎのように発表された対策、
1)従来の左折専用レーンを直進と兼用に変更する。
2)対面方向の信号を同時に青にせずに、片方ずつ右左折と直進を全部同時に青にして一挙に車を流してしまう。

という方法は、なかなか効果があるようです。

当初試験的に2箇所とされた対象の交差点は、あっという間にバスレーンのある道の全域に対象拡大されました。

特に2番目の対策、片方ずつ車を流してしまうと言うのは効果大のようです。

やってみてダメだったら対処 第一弾登場!

2007-05-11 | 生活
バスレーンシリーズです。

今はこのネタに熱中しております。
まあ他に面白いことがないというのもありますが。。。

直進レーンばかりが渋滞しているというこの数日間の「研究結果」から、左折レーンを直進と兼用して、左折と直進の信号を同時点灯にするという「その場しのぎ対処」第一弾が出されました。

研究しなくたって、誰が見てもわかるようなものですが、まあ3日目で対処が始まったというスピードは評価してあげても良いでしょう。

日本だったら、その場しのぎ対処だって、数ヶ月後にしか始められないところでしょうね。 このスピード感は結構大事です。


とりあえず2箇所の交差点で試験運用してみてよければ他の交差点にも適用するそうです。


それにしても、いかにもとりあえず書き足してみました、という感じの路面標示、良い味出てますね!

さてさて効果の程はいかがでしょうかね。

やっぱり笑えるバスレーン!

2007-05-09 | 生活
予想通りなのですが、笑えます。 バスレーン。

5月1日から、と言うことでしたが、ずっと労働節休暇だったので今日が実質的に初日でした。


朝、出勤に10分、余分にかかりました。

夜、家に帰るのに5分余分にかかりました。

バスレーンの主要交差点に全部お巡りさんが配置されています。
主要交差点というのは、交通量が多いと言うことなのですが、バスレーンのおかげで直進車線が従来の2車線から1車線に減少しているような所でもあります。

そこにお巡りさんがいます。

今までだったら2車線で通り抜けていた普通の車がお巡りさんのおかげで1車線にならざるを得ません。

これでバスでも来ていたら、仕方がないところですが、間抜けにもバスは来ません。

バスレーンはお巡りさんが立っている場所に早変わりして、残りの1車線がただ渋滞しています。


同時に始まった主要道路のバイク、電動自転車走行禁止も今月中は「指導期間」と言うことで罰金がありません。

と言うことはみんながバイクで走ると言うことですので、何も改善されません。

来月からはバイクで走ると罰金200元! と言うことですのでお巡りさんがいる場所はバイクがいなくなるでしょうが、すべての交差点にお巡りさんが配置されるわけでもないでしょうから、事態に大きな変化はなさそうです。

さて、何ヶ月続くのでしょうか。

今後の「やってみてダメだったら次の方法を考える」という中国式の対応が見物です。