ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/24日 田立の滝 その2:樹林帯の中を渓流に沿ってらせん滝を目指す。

2022-07-27 09:57:14 | 草花
田立の滝を見る山道は(すべて)樹陰の中を登ことになり、標高も800mを超すあたりから始まっていますので真夏でも焼け付くような暑さとは遠い所での歩行アルバイトとなっています。
季節は夏の真っ盛りですので、道端に草花がそうたくさんは出てこないのが、寂しいところですが、今度はその分だけあたりの景色に目を遣ることが出来て、そういう山歩きとなっています。

オカトラノオ ↓

”教科書通り”ではなくて、花穂が縮こまった花でしたが、オカトラノオを一輪だけ見ました。



やや滑らかな川底 ↓

道端でチラ見した流れは川底が滑らかなところだったようです。



トチバニンジン ↓

トチバニンジンはこのように赤くなった実を付けるものもありましたが、青い実をつけたものもいくつかありました。



石の上に生えたサワラ ↓

「石の上にも三年」、彼の達磨大師が悟りを開いた故事にあやかって「石の上にも三百年」という看板があり、これを「さわら大師」と名付けていました。樹種はサワラで、三百年もののようです。



ケヤキ ↓

平地ではケヤキの木を見ることが多いのですが、山中でケヤキを見ることは意外と少ないものです。
ここで見たケヤキは「けやきち君」という名前が付いていました。どうでもいいような名づけですね。



ここでもさわら大師 ↓

先ほどのサワラは石の上でしたが、こちらは大地に根差して堂々たるものです。



ヒノキに瘤 ↓

このヒノキにも「ヒノキイチロー」と名前が付いていましたが、何処をとってイチローなのかさっぱりわかりません。
「鼓舞(瘤)ひのき」くらいなら通りが良いのにと思いました。
いずれにしても。こういう特徴あるものは位置情報としては便利が良いですね。



ユズリハ ↓

三河の岩山でよく見かけるものですが、この山でもユズリハの幼い木を一度だけ見掛けました。



樹幹に大きなキノコ ↓

初めはツキヨタケかと思いましたが、それは主にブナにつきますね。針葉樹についたこれは、サルノコシカケのほうかもしれません。



コウヤマキ ↓

コウヤマキは木曽五木(ヒノキ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ・サワラ)の一つで有用な木材です。
以下はネットより引用:「コウヤマキ(高野槙)」は木目が鮮明で、光沢があります。
五木のなかで一番湿気に強く、風呂桶や水桶の材料に使われることが多い木材です。
他の樹種と比べて成長が遅いため、成木があまり採れず、希少な樹木とされています。(引用終了)



不動岩 ↓

登山道の右手で対岸に大きな岩壁が圧倒的な量感で立ちはだかっています。この岩を不動岩というそうで、かつては岩登りのゲレンデにもなっていたようですが、現在は「長野県指定文化財「名勝」の指定範囲内」に位置しており現在は「登攀禁止」となっています。
それはともかくとして、遠くから眺めてもその貫禄と品格は並大抵のものではありませんでした。



大きな蛙 ↓

ここで道端に大きなカエル君を見ました。



木の桟橋 ↓

岩を回り込むように歩く箇所も出てきました。



切り株の「大杯」 ↓

切り株は木の中心から朽ちていくのですね。
上から見ると大天狗様の酌み交わす酒の入れ物にも見えてしまいました。



らせん滝 ↓

河底に降りていき、見上げると「くの字」状に(これを螺旋と見たか?)水が落ちています。落差はおよそ40メートルくらいでしょうか。田立の滝のうち、今回最初に見た大規模な滝で、大変印象的なものでした。
コメント (2)
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