ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/10日 戸台川を途中まで遡る山行 (写真は順不同) その3:戸台川原、川の渡渉、対岸のガレ斜面、鹿の頭骨など

2018-05-17 07:07:10 | 草花
戸台川の川沿いに歩いた、この山行の徒歩部分のレポートは、今回で終わりになります。
明日は帰りの道筋で見た山岳景観をレポートして、シリーズの結びといたします。

山中に古い車 ↓

歩き始めに近いところですが、山中の相当高いところに廃屋が一軒だけあり、そこに車が放置してあります。
車のための道が痕跡程度に遺っていますが、土砂崩れや倒木で、今では使える状態ではありません。


ヤブレガサか ↓

裂け目が少ないのでモミジガサの可能性もあると思えますが、ヤブレガサの方でしょうね。



ワチガイソウか→ツクバネソウが濃厚 ↓

これが判らない草でした。実をつけているので花は終わっていますね。葉の付き方などから勘案して、ワチガイソウではないかと思いました。
しかし、コメント欄にてツクバネソウではないかという指摘を頂きました。なるほどそうだったかもしれません。
改めて追記させていただきます。



ヤマブキ ↓

ヤマブキはそう多くは見ませんでしたが、この時季の定番ですね。



猿 ↓

お猿さんが道を横切ります。今は木の新芽や山菜とりをして暮らしているのでしょうね。



中央アルプス ↓

前日の長雨の影響が残り、まだ晴れ切ってはいません。時間の経過とともに見晴らしは良くなるはずです。



監視路下り口 ↓

「監視路入口」とは戸台川に三峰川電力の取水口があり、そこまで標高差350メートルほどを下って行く道の下り口になっているということだと思います。
私たち一行もこの道を使いました。



ヤマシャクヤク ↓

監視路下りの中で、山芍薬の花を見ることができるか楽しみにしていましたが、この小さな、花を持たない株しか見ることができませんでした。



三峰川電力戸台川取水口 ↓

川面まで下ってきて、そこにある電力施設を見ます。



鋸岳方面 ↓

流れの上流には鋸岳方面がわずかに見えています。
取水口からは川の流れに沿って下って行きます。



川沿いの道 ↓

川沿いの道は判りにくい道ですが、時として昔からある林間の道なども通ります。


ユウシュンランか ↓

そんな林床で、ランの花を見ました。貧弱な葉ですので、腐生菌依存度の高いユウシュンランかと思っています。


戸台川原 ↓

始めのうちは狭い河原ですが次第に広くなってきます。



向かいの斜面 ↓

川の向かい側の斜面で広くガレたところがあり、そこに電光型の筋が見えます。それは、カモシカの通った跡だと聞きました。



鹿の頭骨 ↓

鹿の頭骨が転がっていました。それを丁重に石の上に載せておきます。



川渡り ↓

川の流れに丸太が渡してありましたので、濡れずに渡れます。



今度は渡渉 ↓

しかし、最後の場面で、どうしても水に入らなければならなくなりました。
同行者二人は予め準備してきた履物に履き替えて渡ります。
小生は、百均で購入したサンダルに履き替えようか、迷いましたが、結局は素足で水に入りました。
写真はすれ違った単独行者が渡り終わったところです。



渡渉完了 ↓

こちらは同行者が渡り終わった場面ですね。水が冷たくて、頭にまで沁みました。
すれ違った単独行者に聞いたところ、ここからはもう渡渉の場面は無いそうです。



鹿の頭骨 ↓

河原の道は広くなり、もう道を探しながら歩く緊張感はなくなりました。
道の脇のちょっとした湿地で、また、鹿の頭骨を見つけ、これも石の上に載せて丁重に供養します。



河原の登山口 ↓



河原に広い駐車場があります。これは恐らく魚釣り客をアテにしているものでしょう。
戸台川をさかのぼる登山道はかつて、南アルプススーパー林道が出来る前は甲斐駒ヶ岳や、鋸岳、仙丈岳を登るメーン・ストリートでしたが、スーパー林道が出来てからは、道は荒れるに任せていて、現在では相当判りにくい道となり果てています。



ここからは車が通れるだけの広い道です。道沿いにタラノキがあり、芽がたくさん出ていましたので、それを適当に頂いてきました。



ヤマツツジ ↓

戸台川が小黒川と合流するその場所に、橋がかけられていて、その手前で咲いていました。
橋を渡ると、私たちが車を駐めた場所は、すぐ近くになります。
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5/10日 戸台川を途中まで遡る山行 (写真は50音順) その2:チチブシロカネソウ、ヒトリシズカ、フデリンドウなど

2018-05-16 07:02:26 | 草花
(このシリーズでは出現順に写真が並んではいなくて、概ね50音順になっています。)

前日、長い時間降っていた雨のお陰で、山の草木は緑が輝いているように感じられます。
しかし、山の高いところでは雪が降っていたようで、新しい雪によって山肌は薄く雪化粧していました。
そのため、この朝の歩き始めは手先が冷たくて、手袋をしようかと思ったほどでした。

クリンユキフデ ↓

岩の隙間で、久しぶりにこの草を見ました。




コキンバイ ↓

花の終末期のために、りりしい花姿をしていなくて、名前が出て来ません。帰宅後にいろいろ調べて、やっとこれではないかと名前にたどり着きました。



白樺林 ↓

上の道沿いで、この山域では珍しい、白樺のちょっとした林です。




センボンヤリ ↓

あたりにセンボンヤリの群落がありましたが、どれもみな花が終わっていました。




タガソデソウか ↓

これも花の終わりで、この花の特徴が見えていませんが、おそらくタガソデソウではないかと・・・。




チゴユリ ↓

チゴユリも終わりが近い咲き方でした。



チチブシロカネソウ ↓



チチブシロカネソウは上の道沿いで何株か見ました。イメージしていたよりも小さい花がついています。




テンナンショウ属 ↓

ここでも川沿いと上の道沿いで、テンナンショウの仲間は元気な姿を見せます。




ハシリドコロ ↓

ハシリドコロは花が終わっていて、ガクがついているだけでした。




ハチの巣跡 ↓

川沿いの大岩を見上げると、崩れたハチの巣跡がありますが、ハチは見当たりません。



ヒトリシズカ ↓

今山行では、咲き始めたばかりのものから、花の終わったものまでヒトリシズカを随分たくさん見ました。



ヒメウツギか ↓

川沿いの岩のあるところで、この花は咲いていました。



フキ ↓

上の道沿い、岩の崩れたような場所で、フキノトウがいくつか咲いています。



フジアザミ ↓

河原歩きの中でこの草を見ました。国内のアザミの中で最大の花が咲くということですが、花はまだずっと先ですね。




フタバアオイ ↓

葉の下に、赤っぽい花が一つついています。



フデリンドウ ↓



朝に見た時には、未だ蕾でしたが、午後になると花が開いてきました。



ブナの大木 ↓

この山域では珍しくブナの木が出てきました。それが雄々しい大木でした。



ミツバツツジ ↓

流石にこの時季ともなりますと花には遅くて、地面には時々この花が散っていました。




ミヤマウズラ ↓

これも花の時季ではありませんが、美しい斑の入った葉が珍しいと思いました。



ミヤマザクラ ↓

これはミヤマザクラでしょうか。遠くで咲いていたので、ズームで一杯に寄せて撮りました。
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5/10日 戸台川を途中まで遡る山行 (写真の順序は不同) その1:甲斐駒ヶ岳の雄姿、イカリソウ、イワセントウソウなど

2018-05-15 07:15:43 | 草花
この10日に信州伊那、南アルプス山麓を流れる戸台川を途中の三峰川電力戸台川取水口まで遡る山歩き?をしてきました。
お連れは、山友達のこりんさんとぴーちゃんさんの三人での山行でした。
歩く場所が遠いだけに皆が朝は早起きして、出掛けたのです。

今回はシリーズにして4回続けますが、編集の都合で、写真が順不同でベタベタと貼られます。
どちらかと言えば画像ファイルの50音順に並んでいるかとは思いますが、歩いて見た出現順ではないことを予め申し上げておきます。

位置図 ↓


実行図 ↓


鳥瞰図 ↓


片道断面図 ↓


出発地点 ↓

戸台大橋の少しだけ上流の、トイレのある場所に車を置きました。



戸台大橋 ↓

この橋は現在、歩行者も車の乗り入れもシャットアウトされています。



※ここから貼る写真はすべて順不同であり、出現順ではないことをご承知ください。



〇〇フジ ↓




甲斐駒ヶ岳周辺 ↓




カシバードで山名確認 ↓




甲斐駒ヶ岳 ↓

前日の雨は山頂付近に新しく雪を齎したようです。



アカネ ↓

未だ花の蕾もついていません。



イカリソウ ↓





イカリソウには時々出会いました。



イチヤクソウ ↓

これも未だ蕾が上がってきたところです。



イワセントウソウ ↓

小さい花が咲いていますが、老眼では見るのが厳しいサイズです。



ウワミズザクラ ↓



ウワミズザクラは花の時季が終局で、ほどけ始めて、穂綿が川辺で飛んでいました。


オニグルミ ↓




カシワ ↓

ミズナラかと思いましたがこれはどうやらカシワの方でしょうか。



カツラの大木 ↓

ここにはカツラの自生は無いものと思っていましたが、こういう大木を見るとそうでもなかったようです。



ギンラン ↓

未だ花は咲いていません。この株は花を持てるのかどうか・・・・・



クリンソウ ↓

目当てにしていたクリンソウはまだ花の茎すらも出していませんでした。
コメント (8)
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孫の小学校の運動会

2018-05-14 07:07:48 | 草花
GWが明けて、始めの土曜日に、孫の小学校の運動会があるとのことで、爺・婆は賑やかしに出かけてきました。
ここのところ気温が低めに推移していましたので、それを心配していましたが、当日は日差しが強くて暑さを感じるほどになりました。

昨年までは昼ご飯を挟んで、盛沢山のプログラム構成でしたが、今年からは、午前中で終わるようになっていました。
お陰で観るだけの身にあっても、随分楽が出来るようになった気がします。

行進 ↓

背景には日章旗が掲揚されていて、君が代斉唱の儀式もありました。



準備運動 ↓

手始めに生徒全員で準備運動しますが、見物の父兄たちもやっている人たちがいました。
父兄参加の競技もあるのです。



本部 ↓

ここに放送席があり、児童が進行のアナウンスを受け持っていました。



徒競走 ↓

こっち側から、あちら側まで、低学年の生徒が精々50メートルほどを走ります。



棒取りゲーム ↓

よーいドンで左右のチームが棒を取り合います。



リレー ↓

誰を応援するという訳でもないのですが、この競技はいつでもどこでも盛り上がります。



リレー ↓

これには孫が出ていて、応援に力コブが入りました。



よさこいソーラン ↓

柄の付いたカスタネットみたいな打楽器を両手に持ち、そろいの法被を着て溌剌と踊(躍)っていました。



騎馬戦 ↓

これも観手(みて)が興奮する競技ですね。 応援のお母さん方が、怒声に近い声を上げまくっていました。



玉入れ ↓

低学年の競技で、父兄も巻き込んだ和やかモードでした。
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シナノコザクラ 岩の割れ目に可憐な花が待っていた。

2018-05-13 07:02:10 | 草花


サクラソウの仲間は日本国内で、恐らく30種類くらいは分類されているのではないでしょうか。
埼玉県の県花となっているサクラソウから始まって、庭に植えられるものや外来のプリムラまで含め、既に園芸的にもジャンルとして定着していると思われます。
拙庭でも、ニホンサクラソウを群馬県在住の友人宅から頂いてきて、今年は元気に花を咲かせてくれました。

中部地区では石灰岩の岩場を好むイワザクラがあります。
そしてやや亜高山域に近い場所ではシナノコザクラやクモイコザクラさらに大型のクリンソウなども見られます。
今回はシナノコザクラを見るために出かけました。

















今年は花の時季としてはピッタリ合致したようで、花にハズレがないと感じました。

大きな岩の割れ目や岩盤に張り付いて咲いているその姿は「可憐にして強靭」なるものを感じました。
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