ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

9/17日 (その4=最終):川宇連神社のハナノキの巨木と宇連ダムのある鳳来湖を見て帰る

2013-09-22 06:52:41 | 草花
茶臼山の頂上から車を駐めたところに戻ると、時刻は12時40分になっていました。
お腹が空いて来ましたので、道沿いの適当な食堂でご飯を食べることにして、車で下りて行きます。
下りる道沿いに川宇連神社があり、ここの境内には国の天然記念物に指定されているハナノキの巨木が何本か立っています。それを見るために立ち寄ることにしました。

この川宇連神社の御祭神は尹良(ゆきよし)親王で、南北朝時代、後醍醐天皇 の孫にあたるお方だそうです。そんな偉い方が何で斯かる辺鄙な場所に因縁を結んだか、詳述は避けておきます。(wikiに記載あり)

この境内のハナノキの自生地は大正11年に、すでに国の天然記念物に指定されており、巨木が何本か天を突くように聳えています。
このハナノキを由来として、愛知県の県木はハナノキと決まったのです。

川宇連神社 ↓




川宇連神社本殿 ↓

山間僻地の神社とて、大変こじんまりとしたお社でした。




ハナノキの巨木 ↓

春には赤い花が咲き、秋にはカエデ科特有の紅葉が見られるそうです。



ママコナ ↓

境内でママコナが咲いていました。これはシコクママコナのほうでしょうか。



ツルニンジン ↓

同じく境内でツルニンジンの蕾を見つけました。咲いたものがないかと探して歩きますと・・・



ツルニンジン ↓

咲いたものを見つけることが出来ました。



天狗茄子 ↓

川宇連神社をあとにして国道151号線(別所街道)を南下し始めてすぐに道の駅がありました。
ここで食事をとることにします。この施設は豊根村の村営だそうで、玄関前に野菜が並べて売られています。
この大振りのナスが珍しくて一つ購入しました。種類は天狗茄子だそうで、夕食の食卓に載って来ました。皮は固いのですが、可食部分はふわっとしていて独特の美味しさがありました。



宇連ダム ↓

食事をしてから、目的の宇連ダムに着いたのはそれから50分後のことでした。


貯水率35.6% ↓

ダムサイトの管理棟でパンフレットなどを漁ります。
貯水率の計算式は:「現在の貯水量」÷「有効貯水量」×100のようです。
10109000(立米)÷28420000(立米)×100=35.6(パーセント)となりますね。
(9/22午前8時40分現在では42.6%になっています。)



クズ ↓

山からの水の主な流入部分まで行ってみることにしました。途中の湖畔でクズの花を見ました。



渇水 ↓

水面から満水時の水位までは20mくらいは差があるようです。



主な流入口 ↓

ここは明神山からの二つの沢水を集めたところになります。いつもですとこの水路は水が満ちていて川からの流れは見えてはこない場所ですが、水位が低いので水が音を立てて流れ込んでいます。
このほかにも西側に宇連山からの流入口がありますが、そこまでは行きませんでした。



センニンソウ ↓

いつもはボタンヅルばかりを見ていますが、今年初めてセンニンソウを見ました。これにて鳳来湖をあとにして家路につきます。
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6 コメント

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ハナノキ (かなこ)
2013-09-22 11:37:18
ぶちょうほうさん今日は。
由緒ある場所の巨木なハナノキは 見ごたえがありますね。
結構そのあたりの歴史が色濃く残っていて興味深いですね。

ママコナとツルンンジンいいお花が咲いていて お参りした方へのご褒美ですね。

松山ナス長くても変わっていますが このナスの変わっていますね。
ナス大好きす。
どんな料理でも出来ていいお土産でした。

ダム湖の水相変わらず少な目ですね。びっくり!!
また台風が来そうなので増えるといいのですが。

お二人の楽しい時間が過ぎていきますね。


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貯水率 (keitann)
2013-09-22 12:53:41
ぶちょうほう様、こんにちは。

台風一過の翌日に山岳景観とダム湖の偵察の二つの目的で歩いてこられたのですね、
17日はこちらも絶好の秋晴れで、生憎と私は野暮用があって山には行けませんでしたが、私の住んでいる平野部からも徳島の標高1700m峰がくっきりと見えていましたよ。
今回は珍しく、奥様もご一緒だったようですね。
主婦はいろいろと用事があって、そういう私も主婦ですが、山に行く日は前日に用事は済ませたり、洗濯ぐらいは最近は主人がしてくれますので、主人に頼んで早朝に出かけます。
あれだけの雨が降った台風でしたが、それでも御地のダムは貯水率半分に満たないということで、びっくりしています。雨も降ってほしいところにうまく降ってくれると有難いですのにね。
でも、多少なりとも貯水率が上がって、一安心ですね。

ブナの実…私も槍ヶ岳に登る途中で拾って帰りましたが、ポットに埋めてみました。ブナの実は何度か拾っていますが、これだけはまだお味見したことがないです。
クルミのような味がするのなら、次回は齧ってみようかと思います。

私のほうは19日に愛媛の山でしたが、台風後しばらく晴天が続いてくれたので、やっぱり四国の山の展望を楽しめましたよ。

ナスはご当地ナスが多いようですね。
私の実家辺りでは三豊ナスというのが有名で、これも美味しいナスですよ。
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かなこ様へ (ぶちょうほう)
2013-09-22 14:58:25
かなこ様 こんにちは コメントをありがとうございます。
ここへハナノキを見に来たのはこれで二度目になります。
生育環境が合わないのか、何だか先細りのような気がしますね。
次の世代を育成しておかないとやがては枯死して絶えてしまう様な気がして仕方ありません。

ツルニンジンについてはこの秋に一度は見ておきたかった花でしたのでこれで、安心できました。
ママコナは種類のことを言わなければ何処かできっと見られるようには思っていました。

ナスは日本中で180種類くらいあるようで、ご当地のものが随分有りそうですね。
仰言る様に沢山の料理に使われて、味の期待を裏切らないスグレモノですね。

水がめの水位が案の定、それほどには上がってはいませんでした。
台風18号の雲の動きを気象レーダーでずっと追っていましたが、この地域には台風の雨雲は殆ど掛かることがなかったように感じました。

久しぶりの夫婦二人連れはのんびり時を過ごせました。
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keitann様へ (ぶちょうほう)
2013-09-22 15:15:40
keitann様 こんにちは コメントをありがとうございます。
久しぶりの遠出は、「台風の過ぎ去った時」・・・と狙っていましたが、出発時間が遅くて、山岳展望を楽しむと言う点では残念でも有りました。
山の神様が山好きのタイプなら、keitann様のように前夜から用意するところですが、小生が、渋る彼女を無理やり誘うようなところがありますので、こういう形になるのも仕方ないのかもしれません。
若いころは、富士山、槍ヶ岳、木曽御嶽、恵那山、伊吹山、尾瀬至仏なども一緒にやっているのですが、山登りが性分に会わないみたいで、結局馴染みませんでした。

御家ではご主人が洗濯までやってくれるとはサービス満点ですね。
小生はそういうことまでは手を出していません。精々ゴミ出しや、風呂桶洗いまでが限度ですね。

ブナの実はシイナが多いのですが、実入りのしっかりしたものは栄養価が相当高いと思いました。
胡桃の味に近いのではないでしょうか。
こんなに早くに実が落ちてしまい、熊の冬越しが心配になっています。

このところ良い天気が続き、山歩きにハズレがないのではないでしょうか。小生は相変わらず自宅で燻っていますが。

ナスの種類は実に沢山あるのですね。
この茄子購入を機会にネット上で調べてみてその種類の多さにビックリしました。
「三豊ナス」というのはご当地特産品でしょうね。きっと優れたお味なんでしょうね。
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ハナノキ (山ちゃん)
2013-09-30 15:45:00
ぶちょうほうさん、こんにちは!
ハナノキって、赤いい花が咲き紅葉するのですか。初めて見聞きする樹木です。紅葉はカエデと同じかも知れませんが、赤い花に興味が湧きますね。一度は見てみたいものです。
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山ちゃん様へ (ぶちょうほう)
2013-09-30 16:13:26
山ちゃん様 こんにちは コメントをありがとうございます。
ハナノキはカエデ科ですので、花の様子も大した違いはありません。
カエデの花って赤いのが多いですよね。
秋の紅葉については実は小生もそれと判って見たことはないのです。
でも、格別な思い出がないということは(いつも行くところですので)、ほかの紅葉と比べても大した違いはなかったのでしょうね。

ここの巨木はカエデの種類もこんなに大きく育つのかと驚かされるような高さになっています。
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