ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/19日 南アルプス林道歩き その2:林道は緑滴る尾勝谷側を大回りしながら、高度を徐々に上げて行く。

2019-05-22 13:55:46 | 草花
戸台大橋を渡ると、林道は初めは黒川沿いで、次にその支流の尾勝谷に向かって回り込むようにつけられています。
尾勝谷を見下ろしながら約1.6km進むうちに、高度は約140m上がります。
そしてそこから先も大掛かりなつづら折れを繰り返して少しずつ高度を上げていきます。
何しろ林道バスの走る道ですから。勾配は緩やかに付けられています。
この記事では、尾勝谷側の若葉から青葉に移り行く山の景色などを纏めてレポートしていきます。
オニグルミ ↓

戸台大橋の上から黒川にせり出して咲いていたオニグルミの花を撮ります。



戸台大橋を振り返る ↓

橋を渡って林道歩きが始まり、始めのところは黒川沿いに歩くことになります。この道は全行程が舗装道路です。時々道の右側に猿の糞が落ちていたりします。


ダンコウバイ ↓

ダンコウバイは花が終わって若葉になっていますが、既に特徴ある形が出来上がっています。



仙丈ヶ岳 ↓

林道が黒川沿いから尾勝谷沿いに変わると、正面の遠くに雪の残った峰が見えて来ます。
それは約7.5km先の仙丈ヶ岳です。(標高3,033mで、深田100名山の一つ)



ビロードモウズイカ ↓

花が未だ来ては居ませんが、こんなところで外来種を見ます。おそらく林道造営時に紛れ込んだものではないでしょうか。
この南アルプス林道は長野県側は1979年に竣工し、1980年から供用開始されていますが、小生はその年の秋に北沢峠からバスに乗ってこの道を戸台大橋まで下ったことがあります。



ヒメウツギ ↓

多分ヒメウツギだと思います。この近辺では岩にへばりつくようにして、(そんな環境が好みなんでしょうね。)所々で見かけました。



対岸の山 ↓

若葉から青葉に移る過程の緑の山です。対岸で圧倒的なボリュームで聳えていました。
若葉のきれいな山は秋の黄葉も美しいと言いますが、実際に秋、こちらに来てこの山が美しく染め上げられた姿を見たことがありますが、大掛かりで天下一品の眺めでした。



仙丈ヶ岳 ↓

林道は、今のうちなら仙丈ヶ岳に近づく方向に進みます。木の枝の邪魔しないところでもう一度撮ります。



桐 ↓

林道沿いの崖っぷちで桐の木が時々出てきます。おそらくは野鳥の糞からの発芽なんでしょうね。



ミズナラ ↓

崖から林道にせり出すようにして、花を見せてくれます。こういう木の実を猿などがアテにしているのでしょうね。



ジュウニヒトエ ↓

コンクリート片の隙間から花の終末期の株が見えています。ジュウニヒトエだと思うのですが、先ほど外来種のビロードモウズイカが、入り込んできているのを見ているので、もしかしたらセイヨウジュウニヒトエかもしれないなと腰が引けて対面しています。



トチ ↓

今年は花が遅れているようで、未だに蕾のこんな姿しか目にしませんでした。



ミヤマザクラ ↓

崖っぷちのやや遠くで咲いているので、望遠で引き寄せてもこれくらいにしか撮れません。



アマドコロ ↓

林道が尾勝谷側に回り込む最遠点に着きました。これからは戻る方向に歩いて、つづら折れを繰り返しながら高度を上げていきます。
曲がり角のところでアマドコロを見ます。



滝 ↓

この滝は最遠点の目印になります。今回は水量が少ないので、爽快感はありませんでした。



柳の仲間 ↓

これは何柳でしょうか?花が進んで穂がほほけて、柳絮が気まぐれな風によって飛びます。
林道歩き中に時々小さな穂綿が飛んで来るのを見ました。



ズミ ↓

ズミの花は所々で目にしました。花にはやや遅いかな?と感じました。



コナラ ↓

標高が1100m付近でも未だコナラの木を見ます。花の様子は上に出たミズナラとよく似ていますね。
コメント (4)
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