ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

春よ来い 早く来い。

2019-02-18 19:16:55 | 草花
めでたさもちうくらゐなりおらが春 一茶

この句の場合のちうくらゐ(中くらい)には現代とは違った意味があるようです。

先ず方言的な見方からすると:長野での「ちゅうぐらい」は「あいまい。あやふや。いいかげん・・・というような独自のニュアンスがあるそうです。

そして時代的には:一茶の江戸期では「ちうくらゐ」「ちゅうぐらい」とは余りよくないこと、感心しない、具合がわるい。面白くないという意味で用いられていたそうです。

そうなるとこの句の場合の「春」は正月を指すようですから以下のような解釈になるようです。

句の解釈:
(風が吹けば吹っ飛ぶようなあばら屋でもあるし、掃除もしないで、門松も立てないで、ありのままで正月を迎えている。だから)目出度いのかどうかあいまいな自分の正月である

というような今まで小生が持っていたのとは違った解釈になって来るようです。

そしてこの後に「雪の山路の曲り形(な)りに、ことしの春もあなた任せになんむかえける」と続きます。
そして最後は
 
 ともかくもあなた任せのとしの暮   という句で結ばれます。

ここでいう「あなた」とは阿弥陀如来のことで、浄土真宗の根本である「本願他力」の境地を句の中に巧みに織り込んでいたのですね。


そんな深いところとは大違いですが、人並みに「春よ来い来い、早く来い」・・・と待ち望んでいた我が家に、やっとフクジュソウの気配が見えて来ました。
例年よりも二週間遅れとなります。
2月16日の姿 ↓



そして本(2/17)日の姿 ↓

ここまで来ると花が地上に出て開くのは今週中のことになりそうですね。
果たしてどんなものになるのか楽しみにしています。



ツクシ ↓

フクジュソウの蕾を見てから庭の片隅でツクシ探しをしました。不満足なものですが、これが今年の”お初”です。
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2/17日 自転車で桑谷(くわがい)山と遠望峰(とぼね)山に行く。 ペダル&ウォーク (上の段):山麓までの道

2019-02-18 07:53:03 | 草花
昨日、三河の海岸に近い山を歩いて来ました。そこはかつては「三河湾スカイライン」という有料道路が山頂付近を通っているところで、現在は無料化されている道です。
今回は朝まだ暗いうちから自転車で漕ぎだしました。
最初に目指したのは、桑谷(くわがい)山で、そこへ行くまでに安城市内と岡崎市内を走り抜けていきます。

このシリーズは(上・中・下の)三段に分けてレポートします。

今回登った山の山容 ↓

午前6時50分に岡崎市内で、矢作川にかかる渡橋に差し掛かった時に東の空がきれいに染まっていました。
これから自転車で走る桑谷(くわがい)山と次に行く遠望峰(とぼね)山がまだ遠くに見えていました。



位置図 ↓

岡崎市と蒲郡市、幸田町に隣接しています。三河湾に近い場所です。



実行図 ↓

今回はこのほとんどを自転車で移動しています。その理由は三河湾スカイラインのすぐ近くに桑谷山と遠望峰山の山頂があって、歩行距離が随分短かったからです。



断面図 ↓

上の理由から、高低差のほとんどの部分を自転車でこなしたことになり、車体の押し歩きではかなりの苦労を強いられました。



朝日の出 ↓

前述の岡崎の矢作川・渡橋から眺めた日の出です。



矢作川の河川敷 ↓

河川敷と水面にはまだ日差しが届いていません。


岡崎市内を走り抜けて、桑谷山を目指して郊外に出ると俄かに山間部になり、アスファルトの道を快適に走ります。



目指す山並み ↓

山並みが大分近づいてきました。あの最上部付近の向こう側に三河湾スカイラインが通っています。
その高さまで自転車を押し上げることになります。



山麓のため池 ↓

山麓にため池があり、水面で3羽の水鳥が遊んでいました。望遠で一杯に引き寄せて撮っても、随分小さな姿でした。キンクロハジロあたりかな?と思いつつその場を後にしました。



これからは山道の押し歩きになりますが、後から調べてみると、この山道登りには45分を費やして、距離は3.6kmで、高低差210mを稼いだことになります。



旧国民宿舎「桑谷山荘」の跡地 ↓

昔はこの場所に国民宿舎があって、小生も宿泊したことがありましたが、今は更地になってしまいました。



三河湾スカイライン ↓

旧国民宿舎の場所に近いところから三河湾スカイラインに乘って、自転車で走行します。



使われていない駐車場 ↓

桑谷山の山頂のすぐ近くのところにスカイラインの駐車場跡地がありますが、ここには進入禁止措置が執られていて、平面にはコンクリートの隙間から草が出てきていました。

三河湾 ↓

その駐車場の敷地からは三河湾が眺められ、閉鎖しておくのは勿体ない気がしました。

山頂のレーダーサイト ↓

駐車場内から山頂方面を見ると、丸いレーダーが頭を出しています。
山頂のレーダーサイトまで舗装道路が出来ていますが、スカイラインからの入り口にシャットアウトの措置がなされていて、そこを通ることが出来ません。

大分以前のことですが、小生が別の登山ルートにて山頂までやって来て、山頂のレーダーサイト付近にいたところ、下から民間警備員が車で飛んできて、名前と住所を確認されたことがあります。
その日はアメリカのブッシュ大統領が訪日されていて、東京から空路で大阪まで飛んだ時だったようで、厳重警戒の網がこんなところにまで及ぶのかと感心したことがありました。
コメント (2)
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